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公開番号2025009286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112187
出願日2023-07-07
発明の名称タンク搭載車両
出願人日本車輌製造株式会社
代理人個人
主分類B60P 3/22 20060101AFI20250110BHJP(車両一般)
要約【課題】サイドガードのブラケットに関する剛性を高めたタンク搭載車両を提供すること。
【解決手段】サブフレーム5を介して車体フレーム上に一体になったタンク2の下に位置するタンク下装置7と、タンク2の下側にあって前輪と後輪との間に設けられたサイドガード6とを有し、タンク下装置7およびサイドガード6をサブフレーム5に固定された共通ブラケット12によって支持するタンク搭載車両であって、例えば、サブフレーム5は、タンク2の下側の左右両側に一対になって設けられ、共通ブラケット12は、一対のサブフレーム5の取り付け面に接合される矩形環状のガード支持部21と、左右一対のガード支持部21を一体にする横梁部材からなる装置支持部23とによって構成されたものである。
【選択図】図2



特許請求の範囲【請求項1】
サブフレームを介して車体フレーム上に一体になったタンクの下に位置するタンク下装置と、前記タンクの下側にあって前輪と後輪との間に設けられたサイドガードとを有するタンク搭載車両において、
前記タンク下装置および前記サイドガードを前記サブフレームに固定された共通ブラケットによって支持するタンク搭載車両。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記サブフレームは、前記タンク下側の左右両側に一対になって設けられ、前記共通ブラケットは、前記一対のサブフレームの取り付け面に接合される矩形環状のガード支持部と、左右一対の前記ガード支持部を一体にする横梁部材からなる装置支持部とによって構成された請求項1に記載のタンク搭載車両。
【請求項3】
前記共通ブラケットは、鋼材による複数部材の接合によって構成され、前記装置支持部を構成する横梁部材の両端部に、矩形環状の前記ガード支持部を構成する各々一対の縦部材が接合され、その縦部材同士に横部材が接合された請求項1または請求項2に記載のタンク搭載車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンクの下側に位置する巻き込み防止用のサイドガードについて、そのサイドガードを支持するブラケットの剛性を高めたタンク搭載車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
タンク搭載車両には、例えばトラックシャーシとタンクとが一体のタンクローリやトラクタによってタンク側車両をけん引するタンクトレーラがある。そうしたタンク搭載車両は、前輪と後輪との距離が長いため、曲がり角などで車体側面への巻き込みを防止する必要があり、下記特許文献1にも開示されているような、複数本のガードパイプを保持したサイドガードが設けられている。左右両側に設けられたサイドガードは、車体長手方向に離間して配置されている、車体幅方向に張り出した複数のガード用ブラケットによって支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-276646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
タンク搭載車両では、その発進や停止、速度変化に伴った加減速により、サイドガードには前後方向の慣性力によって揺れが作用する。一方で、サイドガードを支持するガード用ブラケットは、タンクの下部に設けられたサブフレームに接合して取り付けられている。しかし、車体幅方向に張り出したガード用ブラケットの先端部分にサイドガードが片持ち支持状態で取り付けられているため、走行に伴うサイドガードの慣性力により、ガード用ブラケットの接合部にはモーメントによる負荷がかかり、破損しやすくなっている。これに対処するためには、サブフレームに対する接合部に固定金具などを加えて剛性を高めることも考えられるが、それでは部品点数を増やしてしまい、工数が多くなるほか、車体の質量も増えてしまうことになる。
【0005】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、サイドガードのブラケットに関する剛性を高めたタンク搭載車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るタンク搭載車両は、サブフレームを介して車体フレーム上に一体になったタンクの下に位置するタンク下装置と、前記タンクの下側にあって前輪と後輪との間に設けられたサイドガードとを有し、前記タンク下装置および前記サイドガードを前記サブフレームに固定された共通ブラケットによって支持するものである。
また、前記サブフレームは、前記タンク下側の左右両側に一対になって設けられ、前記共通ブラケットは、前記一対のサブフレームの取り付け面に接合される矩形環状のガード支持部と、左右一対の前記ガード支持部を一体にする横梁部材からなる装置支持部とによって構成されたものであることが望ましい。
更に、前記共通ブラケットは、鋼材による複数部材の接合によって構成され、前記装置支持部を構成する横梁部材の両端部に、矩形環状の前記ガード支持部を構成する各々一対の縦部材が接合され、その縦部材同士に横部材が接合されたものであることが望ましい。
【発明の効果】
【0007】
前記構成によれば、サイドガードを支持する共通ブラケットがタンク下装置をも支持するものであるため、従来のようにサイドガードだけを支持するガード用ブラケットよりも剛性が高いものになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
タンク搭載車両の一実施形態の一部を示した側面図である。
サイドガードの支持構造についてその一実施形態を示したタンク下部の斜視図である。
タンクトレーラにおける共通ブラケットの組み付け状態を車体長手方向に簡易的に示した図である。
共通ブラケットの具体的な構成の第1例を示した図である。
共通ブラケットの具体的な構成の第2例を示した図である。
従来におけるサイドガードの支持構造を示したタンク下部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るタンク搭載車両の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態のタンク搭載車両の一部を示した側面図である。特に、図示するタンク搭載車両はタンクトレーラであり、そのタンク側車両を示したものである。このタンクトレーラのタンク側車両1は、図示するように、タンク2が後輪となるタイヤ3を備えた車体フレームに搭載されたものである。タンクトレーラは、このタンク側車両1の前方側が、運転席(キャビン)を備えた牽引車両である不図示のトラクタに連結されるようになっている。本実施形態では、図1に示すタンク側車両1を、以下の説明においてタンクトレーラ1と記載することとする。
【0010】
タンクトレーラ1は、そのタンク2内に積載物(本実施形態ではLNGなどの高圧の低温液化ガス)が充填される。こうした積載物の輸送に使用されるタンクトレーラ1は、タンク2の後部にバルブ操作箱2aが設けられ、そこにはタンク2に充填された積載物の供給や排出を操作することができるように、バルブや計器類などの流体機器を備えた回路が構成されている。また、本実施形態のタンクトレーラ1は特に、低温液化ガスがタンク2内に収容されるものであることから、タンク下装置として、その低温液化ガスを気化させる加圧蒸発器7がタンク2の下側に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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