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公開番号
2025010984
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113334
出願日
2023-07-10
発明の名称
電動車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60K
1/04 20190101AFI20250116BHJP(車両一般)
要約
【課題】電動機や電力制御装置に対する冷却性能を向上することができる電動車両を提供する。
【解決手段】オイルポンプが吐出するオイルを電動機の冷却用として電動機に噴出する冷却油路は、電動機と電動機に対して鉛直方向の上方に隣接して配置された電力制御装置との間に配置されている。これにより、冷却油路から噴出したオイルによって電動機と電力制御装置との両方が冷却され、電動機及び電力制御装置の発熱が抑制され得る。よって、電動機や電力制御装置に対する冷却性能を向上することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電動機と、前記電動機が動力伝達可能に連結された動力伝達装置と、駆動用のバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で授受される電力を制御する電力制御装置と、前記電動機及び前記動力伝達装置を含む駆動装置と前記電力制御装置とを機電一体ユニットとして収容するケースと、オイルを吐出するオイルポンプと、前記オイルを前記電動機の冷却用として前記電動機に噴出する冷却油路と、を備えた電動車両であって、
前記電力制御装置は、前記電動車両における搭載状態において、前記電動機に対して鉛直方向の上方に隣接して配置されているものであり、
前記冷却油路は、前記電動機と前記電力制御装置との間に配置されていることを特徴とする電動車両。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記電動機と前記電力制御装置とを電気的に接続する複数の電力線を更に備えるものであり、
前記冷却油路は、前記複数の電力線のうちの何れか二つの電力線の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記何れか二つの電力線は、前記複数の電力線のうちの経路が短い二つの電力線であることを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
【請求項4】
前記電力制御装置は、U相、V相、W相の三相ブリッジ回路を有するインバータを備えるものであり、
前記電動機は、前記インバータによって駆動させられる三相交流の同期電動機であり、
前記複数の電力線は、U相、V相、W相の三相交流電流を流す三つの電力線であることを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
【請求項5】
前記何れか二つの電力線は、前記三つの電力線のうちの経路が短い二つの電力線であることを特徴とする請求項4に記載の電動車両。
【請求項6】
前記複数の電力線のうちの前記電動機に接続された複数の電動機側電力線と前記複数の電力線のうちの前記電力制御装置に接続された複数の電力制御装置側電力線とを連結する端子台を更に備えるものであり、
前記何れか二つの電力線は、前記電動機と前記端子台との間に配置された、前記複数の電動機側電力線のうちの何れか二つの電動機側電力線であることを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
【請求項7】
前記電動機は、第1電動機と第2電動機とを含むものであり、
前記駆動装置は、前記電動車両における搭載状態において、前記第1電動機の回転軸線、前記第2電動機の回転軸線、及び前記動力伝達装置の回転軸線の各々が前記電動車両の前後進方向とは垂直な水平方向に平行となるように配置されていると共に、前記鉛直方向の上方から下方に前記第2電動機の回転軸線、前記第1電動機の回転軸線の順に配置されているものであり、
前記電力制御装置は、前記電動車両における搭載状態において、前記鉛直方向下側部分が前記第2電動機のうちの前記鉛直方向上側部分と前記前後進方向に見て重なる位置に配置されていると共に、前記鉛直方向下側部分が前記第1電動機に対して前記鉛直方向の上方に配置されているものであり、
前記冷却油路は、前記第1電動機と前記電力制御装置のうちの前記鉛直方向下側部分との間に配置されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の電動車両。
【請求項8】
前記冷却油路の方向は、前記電動機の回転軸線の方向と同じ方向であることを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オイルを電動機の冷却用として電動機に噴出する冷却油路を備えた電動車両に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電動機と、前記電動機が動力伝達可能に連結された動力伝達装置と、駆動用のバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で授受される電力を制御する電力制御装置と、前記電動機及び前記動力伝達装置を含む駆動装置と前記電力制御装置とを機電一体ユニットとして収容するケースと、を備えた電動車両が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された機電一体装置がそれである。この特許文献1には、電力制御装置の一部が鉛直方向上側の面に設置され、他部が鉛直方向下側の面に設置された隔壁をケース内に備えており、この隔壁の内部には液体状の冷媒が流れる冷却路が設けられていることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-161294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、機電一体ユニットでは、電動機に対して鉛直方向の上方に隣接して電力制御装置が搭載されており、小型化する為には、電動機と電力制御装置との間の物理的な距離を短くする必要がある。そうすると、例えば特許文献1に記載された機電一体装置においては、電力制御装置の他部と電動機との間で、雰囲気温度やケース等を介して相互に受熱し易くされる。電力制御装置は、発熱が抑制されることが望ましい。又、電動機は、発熱することで減磁し易く、性能が低下する為、発熱が抑制されることが望ましい。オイルポンプによって吐出されたオイルを電動機の冷却用として電動機に噴出する冷却油路を備えた電動車両も良く知られており、この冷却油路を用いることについて改善の余地がある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、電動機や電力制御装置に対する冷却性能を向上することができる電動車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)電動機と、前記電動機が動力伝達可能に連結された動力伝達装置と、駆動用のバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で授受される電力を制御する電力制御装置と、前記電動機及び前記動力伝達装置を含む駆動装置と前記電力制御装置とを機電一体ユニットとして収容するケースと、オイルを吐出するオイルポンプと、前記オイルを前記電動機の冷却用として前記電動機に噴出する冷却油路と、を備えた電動車両であって、(b)前記電力制御装置は、前記電動車両における搭載状態において、前記電動機に対して鉛直方向の上方に隣接して配置されているものであり、(c)前記冷却油路は、前記電動機と前記電力制御装置との間に配置されていることにある。
【0007】
また、第2の発明は、前記第1の発明に記載の電動車両において、前記電動機と前記電力制御装置とを電気的に接続する複数の電力線を更に備えるものであり、前記冷却油路は、前記複数の電力線のうちの何れか二つの電力線の間に配置されていることにある。
【0008】
また、第3の発明は、前記第2の発明に記載の電動車両において、前記何れか二つの電力線は、前記複数の電力線のうちの経路が短い二つの電力線である。
【0009】
また、第4の発明は、前記第2の発明に記載の電動車両において、前記電力制御装置は、U相、V相、W相の三相ブリッジ回路を有するインバータを備えるものであり、前記電動機は、前記インバータによって駆動させられる三相交流の同期電動機であり、前記複数の電力線は、U相、V相、W相の三相交流電流を流す三つの電力線である。
【0010】
また、第5の発明は、前記第4の発明に記載の電動車両において、前記何れか二つの電力線は、前記三つの電力線のうちの経路が短い二つの電力線である。
(【0011】以降は省略されています)
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