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公開番号2024176319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094776
出願日2023-06-08
発明の名称飼育装置
出願人株式会社ジェイテクト
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A01K 67/033 20060101AFI20241212BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】昆虫等の生物を飼育する飼育装置において、生物の生存率を向上させるのに有効な技術を提供する。
【解決手段】飼育装置1は、生物の飼育空間11を形成する本体フレーム10と、本体フレーム10の飼育空間11に収容される飼育ユニット20と、飼育ユニット20において隙間23を隔てて配列された複数の止まり部材22と、飼育ユニット20の下方に位置するコンベアベルト42と、飼育ユニット20の複数の止まり部材22の上に配置される有底箱状の餌容器50と、を備え、餌容器50の底部50aには、餌Eよりも小さく生物から発生する不要固形物よりも大きい網目状の開口が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
生物の飼育装置であって、
前記生物の飼育空間を形成する本体フレームと、
前記本体フレームの前記飼育空間に収容される飼育ユニットと、
前記飼育ユニットにおいて隙間を隔てて配列された複数の止まり部材と、
前記飼育ユニットの下方に位置する床部と、
前記床部よりも高所に配置される有底箱状の餌容器と、
を備え、
前記餌容器の底部には、餌よりも小さく前記生物から発生する不要固形物よりも大きい網目状の開口が設けられている、飼育装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記餌容器の前記底部と側部の両方に前記開口が設けられている、請求項1に記載の飼育装置。
【請求項3】
前記餌容器は、前記飼育ユニットの前記複数の止まり部材の上に配置される、請求項1または2に記載の飼育装置。
【請求項4】
前記飼育ユニットの下方に設けられた搬送部を備え、前記搬送部は、前記床部としてのコンベアベルトを有する、請求項1または2に記載の飼育装置。
【請求項5】
前記飼育ユニットにおける前記生物の分布情報を検出する分布情報検出部を備え、前記分布情報検出部が検出した前記分布情報に基づいて前記餌容器の配置状態が設定される、請求項1または2に記載の飼育装置。
【請求項6】
前記餌容器に前記餌を自動で供給するための餌供給部を備える、請求項1または2に記載の飼育装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飼育装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、従来のコオロギの飼育装置が記載されている。この飼育装置は、飼育領域で飼育されているコオロギに対して餌を供給するための給餌装置を備えている。給餌装置は、フレームにおいてベルトコンベアの搬送方向の上流側に配置されており、ベルトコンベアの上面に餌を供給するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-84103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の飼育装置において、ベルトコンベアの上面に餌を供給すると、コオロギの死骸や抜け殻、排泄物等が餌の上に堆積して餌が埋もれてしまい、餌場として機能しなくなる。また、ベルトコンベアの上面に餌を供給すると、ベルトコンベアの上面にコオロギが居ついてしまい、飼育領域に設けられた止まり部材の利用率が低下する。このため、コオロギの共食いを誘発することになり生存率低下の要因に成り得る。
【0005】
本発明は、昆虫等の生物を飼育する飼育装置において、生物の生存率を向上させるのに有効な技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
生物の飼育装置であって、
前記生物の飼育空間を形成する本体フレームと、
前記本体フレームの前記飼育空間に収容される飼育ユニットと、
前記飼育ユニットにおいて隙間を隔てて配列された複数の止まり部材と、
前記飼育ユニットの下方に位置する床部と、
前記床部よりも高所に配置される有底箱状の餌容器と、
を備え、
前記餌容器の底部には、餌よりも小さく前記生物から発生する不要固形物よりも大きい網目状の開口が設けられている、飼育装置、
にある。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様の飼育装置において、飼育ユニットの下方に位置する床部よりも高所には有底箱状の餌容器が配置される。この餌容器の底部に設けられている網目状の開口は、餌よりも小さく生物から発生する不要固形物よりも大きくなるように寸法設定されている。この餌容器に餌を入れて生物に給餌する。
【0008】
生物は餌を食べるために餌容器の内側或いは外側に誘引される。生物は、餌容器の内側で餌を食べるか、若しくは、餌容器の底部の下方から網目状の開口を通じて餌を食べることができる。餌が餌容器の内側で残存するのに対して、生物から発生した排泄物のような不要固形物はその一部または全部が自重によって餌容器の底部の開口を通じて落下して床部に堆積する。このため、不要固形物が餌容器の内側で餌の上に堆積するのを抑制でき、餌容器の内側を餌場として衛生的な環境に維持することができる。このとき、餌容器の内側に残存する不要固形物が減って餌が衛生的なまま残存するため、餌容器から不要固形物を餌とともに回収する必要性が少なくなり、その分、餌のロスを減少させるのに有効である。
【0009】
また、生物を床部よりも高所にある餌容器まで誘引することによって、床部を餌場とした場合に生物が床部に居つくような現象が発生するのを抑制でき、飼育ユニットの止まり部材の利用率を高めることができる。このとき、餌容器の底部に網目状の開口が設けられているため、生物は餌容器の下方からも餌に気付き易くなり、餌への生物の誘引効果が高くなる。
【0010】
以上のことから、上記構成の飼育装置は、生物の共食いを防いで生存率の低下を抑制することができるという作用効果を奏する。その結果、生物の収穫量が増えることになり、生物の飼育単価を下げることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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