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公開番号
2024175316
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093006
出願日
2023-06-06
発明の名称
型締装置および射出成形機
出願人
株式会社日本製鋼所
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
45/66 20060101AFI20241211BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】摩耗し易いリンクピンの摩耗の進行を抑制することができる型締装置を提供する。
【解決手段】トグル機構(13)において、型締ハウジング(9)と2本の型締ハウジング側リンク(31、32)とを接続しているリンクピン(43、44)と、可動盤(8)と2本の可動盤側リンク(34、35)とを接続しているリンクピン(50、51)と、型締ハウジング側リンク(31、32)と可動盤側リンク(34、35)とを接続しているリンクピン(55、56)と、を型締力作用リンクピンとする。そして、複数本の型締力作用リンクピンの少なくとも1本を重点潤滑対象リンクピンとする。重点潤滑対象リンクピンは、他の型締力作用リンクピンに比して給脂量が多く給脂されるように構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ベッドに固定されている固定盤と、
前記ベッド上にスライド自在に設けられている可動盤と、
前記ベッド上にスライド自在に設けられている型締ハウジングと、
前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、
前記型締ハウジングと前記可動盤との間に設けられているトグル機構と、を備え、
前記トグル機構は、前記型締ハウジングに対してそれぞれ水平なリンクピンによって回転可能に接続されている2本の型締ハウジング側リンクと、前記可動盤に対してそれぞれ水平なリンクピンによって回転可能に接続されている2本の可動盤側リンクと、クロスヘッドと、2本のクロスリンクと、を備え、
2本の前記型締ハウジング側リンクと2本の前記可動盤側リンクはそれぞれ互いに水平なリンクピンによって回転可能に接続され、2本の前記型締ハウジング側リンクはそれぞれ2本のクロスリンクによって前記クロスヘッドに接続されており、
前記型締ハウジングと2本の前記型締ハウジング側リンクとを接続しているリンクピンと、前記可動盤と2本の前記可動盤側リンクとを接続しているリンクピンと、2本の前記型締ハウジング側リンクと2本の前記可動盤側リンクとをそれぞれ接続しているリンクピンと、を型締力作用リンクピンとすると、複数本の前記型締力作用リンクピンの少なくとも1本が重点潤滑対象リンクピンになっており、
前記重点潤滑対象リンクピンは、他の型締力作用リンクピンに比して給脂量が多く給脂されるようになっている、型締装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記重点潤滑対象リンクピンは、当該リンクピンの円周面の下半分より上半分において給脂量が多くなるように給脂されるようになっている、請求項1に記載の型締装置。
【請求項3】
前記重点潤滑対象リンクピンは、前記クロスヘッドより上側に配置されている前記型締ハウジング側リンクと前記型締ハウジングとを接続している前記型締力作用リンクピンである、請求項1または2に記載の型締装置。
【請求項4】
前記重点潤滑対象リンクピンは、前記クロスヘッドより上側に配置されている前記可動盤側リンクと前記可動盤とを接続している前記型締力作用リンクピンである、請求項1または2に記載の型締装置。
【請求項5】
前記重点潤滑対象リンクピンには、1カ所または複数箇所の給脂ポイントが設けられ、少なくとも当該リンクピンの円周面の下半分より上半分において前記給脂ポイントの個数が多くなっている、請求項1または2に記載の型締装置。
【請求項6】
前記重点潤滑対象リンクピンには、1カ所または複数箇所の給脂ポイントが設けられ、少なくとも当該リンクピンの円周面の下半分より上半分において給脂される給脂量の合計が多くなっている、請求項1または2に記載の型締装置。
【請求項7】
金型を型締めする型締装置と、
射出材料を射出する射出装置と、を備え、
前記型締装置は、ベッドに固定されている固定盤と、
前記ベッド上にスライド自在に設けられている可動盤と、
前記ベッド上にスライド自在に設けられている型締ハウジングと、
前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、
前記型締ハウジングと前記可動盤との間に設けられているトグル機構と、を備え、
前記トグル機構は、前記型締ハウジングに対してそれぞれ水平なリンクピンによって回転可能に接続されている2本の型締ハウジング側リンクと、前記可動盤に対してそれぞれ水平なリンクピンによって回転可能に接続されている2本の可動盤側リンクと、クロスヘッドと、2本のクロスリンクと、を備え、
2本の前記型締ハウジング側リンクと2本の前記可動盤側リンクはそれぞれ互いに水平なリンクピンによって回転可能に接続され、2本の前記型締ハウジング側リンクはそれぞれ2本のクロスリンクによって前記クロスヘッドに接続されており、
前記型締ハウジングと2本の前記型締ハウジング側リンクとを接続しているリンクピンと、前記可動盤と2本の前記可動盤側リンクとを接続しているリンクピンと、2本の前記型締ハウジング側リンクと2本の前記可動盤側リンクとをそれぞれ接続しているリンクピンと、を型締力作用リンクピンとすると、複数本の前記型締力作用リンクピンの少なくとも1本が重点潤滑対象リンクピンになっており、
前記重点潤滑対象リンクピンは、他の型締力作用リンクピンに比して給脂量が多く給脂されるようになっている、射出成形機。
【請求項8】
前記重点潤滑対象リンクピンは、当該リンクピンの円周面の下半分より上半分において給脂量が多くなるように給脂されるようになっている、請求項7に記載の射出成形機。
【請求項9】
前記重点潤滑対象リンクピンは、前記クロスヘッドより上側に配置されている前記型締ハウジング側リンクと前記型締ハウジングとを接続している前記型締力作用リンクピンである、請求項7または8に記載の射出成形機。
【請求項10】
前記重点潤滑対象リンクピンは、前記クロスヘッドより上側に配置されている前記可動盤側リンクと前記可動盤とを接続している前記型締力作用リンクピンである、請求項7または8に記載の射出成形機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッド上に横置きされているトグル機構を備えた型締装置、および射出成形機に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
射出成形機は、金型を型締する型締装置と、射出材料を射出する射出装置とから構成されている。いわゆる横型の射出成形機は、ベッド上に型締装置が横置きされ、型盤が水平方向に駆動されて型開閉されるようになっている。つまり、型締装置はベッド上に固定されている固定盤と、ベッド上をスライド自在に設けられている可動盤と、同様にベッド上にスライド自在に設けられている型締ハウジングと、を備えている。固定盤と型締ハウジングは複数本のタイバーによって接続されており、可動盤はその間でスライド自在になっている。型締ハウジングと可動盤の間には、複数本のリンクとクロスヘッドとからなるトグル機構が設けられている。したがって、クロスヘッドを駆動してトグル機構を屈伸させると、型締ハウジングに対して可動盤が水平方向に前後進する。すなわち型開閉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-62176号公報
【0004】
トグル機構を構成している複数本のリンクは、それぞれ型締ハウジングや可動盤とリンクに対してリンクピンを介して回転可能に接続され、そしてリンク同士もリンクピンで回転可能に接続されている。したがって、トグル機構が屈伸するとき、リンクピンにおいて摺動して摩擦が発生する。そこでこれらのリンクピンには例えば特許文献1に記載されているような給脂装置によって適量のグリスが定期的に供給され、摩耗が抑制されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トグル機構に設けられている複数本のリンクピンには、定期的にグリスが供給されて摩耗が抑制されている。しかしながら、長期間に渡って射出成形機を運転すると徐々に摩耗が進行する。そうするとリンクピンを交換する必要がある。ところで、トグル機構に設けられている複数本のリンクピンの中には、他のリンクピンに比して摩耗の進行が早いリンクピンがある場合がある。このようなリンクピンが摩耗すると、他のリンクピンがほとんど摩耗していなくてもリンクピンを交換する等して、トグル機構を保守しなければならない。つまり、摩耗の進行の早いリンクピンによって、トグル機構の保守の頻度を大きくせざるを得ない。
【0006】
本開示において、摩耗し易いリンクピンの摩耗の進行を抑制することができる型締装置を提供する。
【0007】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、トグル機構において、型締ハウジングと2本の型締ハウジング側リンクとを接続しているリンクピンと、可動盤と2本の可動盤側リンクとを接続しているリンクピンと、2本の型締ハウジング側リンクと2本の可動盤側リンクとをそれぞれ接続しているリンクピンと、を型締力作用リンクピンとする。そして、複数本の型締力作用リンクピンの少なくとも1本を重点潤滑対象リンクピンとする。重点潤滑対象リンクピンは、他の型締力作用リンクピンに比して給脂量が多く給脂されるように構成する。
【発明の効果】
【0009】
本開示は、摩耗し易いリンクピンの摩耗の進行を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る射出成形機の正面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第1の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第2の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第2の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面図である。
第2の実施形態に係る型締装置の一部を示す正面図である。
第3実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
第4実施形態に係る型締装置の一部を示す正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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