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公開番号2024175272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023092923
出願日2023-06-06
発明の名称カードセット
出願人大阪シーリング印刷株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G09B 3/06 20060101AFI20241211BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】教育対象者である若年層に対してSNSについて教育するために用いられるカードセットを提供する。
【解決手段】本実施形態に係るカードセットは、複数のカードを備える。具体的には、問題文が表面に記載された問題カード1と、賛成を示す文言である第1文言が表面に記載された賛成カードと、反対を示す文言である第2文言が表面に記載された反対カードと、問題文に対する解説文が記載された解説カード2と、を備える。問題文は、SNSにおけるトラブルの事例を内容としている。問題文に対しては、賛成または反対で回答可能である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
問題文が表面に記載された問題カードと、
賛成を示す文言である第1文言が表面に記載された賛成カードと、
反対を示す文言である第2文言が表面に記載された反対カードと、
前記問題文に対する解説文が記載された解説カードと、を備え、
前記問題文は、SNSにおけるトラブルの事例を内容としており、
前記問題文に対しては、賛成または反対で回答可能である、カードセット。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記問題カードは、前記問題文の種別である問題種別に応じて、表面のレイアウトが異なる、請求項1に記載のカードセット。
【請求項3】
前記問題カードは、
前記問題種別が、対人関係に関するトラブルである第1問題カードと、
前記問題種別が、個人情報に関するトラブルである第2問題カードと、を含み、
前記第1問題カードは、表面がチャットアプリを模したレイアウトであり、
前記第2問題カードは、表面がブログを模したレイアウトである、請求項2に記載のカードセット。
【請求項4】
前記賛成カードおよび前記反対カードは、スマートフォン端末と略同一の大きさである、請求項1に記載のカードセット。
【請求項5】
前記賛成カードおよび前記反対カードは、裏面側から表面に記載された文言を視認できないように形成されている、請求項1に記載のカードセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、教育の際に用いられるカードセットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
小学校などの教育機関では、小学生などの教育対象者に知識を教える以外にも、社会性(コミュニケーション能力など)を身につけさせることが期待されている。このような社会性を身につけるために様々なツールが提供されている。
【0003】
例えば、特許文献1の教育用カードは、教育対象者に対する質問が記載されたカードの集合であるプレイカードを備える。プレイカードは、少なくとも、カードを引いた教育対象者に対する質問が記載されたノーマルカードと、カードを引いた教育対象者以外の他の教育対象者に対する質問が記載された特殊カードとを含む。特許文献1では、ノーマルカードと特殊カードとが適度な割合で含まれていれば、教育対象者は、過剰なストレスを感じることもなく、一方で退屈することもなくカードを用いた教育に参加することができる。また、特殊カードを引いた場合、質問に対する回答を複数の参加者で共有することができるので、教育効果を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7126669号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、スマートフォン端末が普及している。スマートフォン端末の普及に伴い、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用が増加している。このため、SNSについて社会の関心が高まっている。SNSについては、時代に応じて柔軟な対応が求められる。また、SNSの利用によるトラブルが増加している。そのため、SNSについて、活発な議論を通して多様な意見を聞き、安全に利用できる環境作りが求められている。
【0006】
また、若年層におけるスマートフォン端末の使用率が増加している。例えば、小学生であれば、2人に1人はスマートフォン端末を所持している。このため、教育対象者である若年層へのSNSに関する教育が求められている。
【0007】
しかしながら、特許文献1には、ノーマルカードに記載された質問の内容がSNSを対象としていることが記載されていない。このため、特許文献1の教育カードを用いたとしても、SNSを対象とした教育を行うことができないおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、教育対象者である若年層に対してSNSについて教育するために用いられるカードセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、第1の発明では、問題文が表面に記載された問題カードと、賛成を示す文言である第1文言が表面に記載された賛成カードと、反対を示す文言である第2文言が表面に記載された反対カードと、問題文に対する解説文が記載された解説カードとを備え、問題文は、SNSにおけるトラブルの事例を内容としており、問題文に対しては、賛成または反対で回答可能であることを特徴とする。
【0010】
上記構成によると、教育対象者は、賛成カードおよび反対カードを用いて、問題カードの問題文におけるトラブルの事例に対して、教育対象者自身がどのように対処するかを表明し、他の教育対象者および教育対象者を指導する指導者と議論することで、SNSにおけるトラブルに対する対応策について理解を深めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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