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公開番号2024174556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092441
出願日2023-06-05
発明の名称容器処理システム
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 54/02 20060101AFI20241210BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 浮上型リニアによって容器を搬送しつつ、当該容器への処理を可能とする。
【解決手段】 水平面内において前後左右に複数配置された固定子11と、当該固定子11の上部に形成された平坦な搬送面Cと、コイルとの間で磁力によって上記搬送面Cを浮上しながら移動する可動子12と、上記容器2に対して処理を行う処理手段(充填手段5、キャッピング手段6)とを備えた容器処理システム1に関する。
上記可動子12に上記容器2を把持するグリッパ13を設けるとともに、当該グリッパ13が上記容器2を上記可動子12の外側で保持するように設け、
上記搬送面Cに隣接した位置に、上記容器2を下方から支持する支持プレート43を設けるとともに、上記処理手段を当該支持プレート43上の容器2に対して処理を行うように設けた。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
コイルを備えるとともに、水平面内において前後左右に複数配置された固定子と、当該固定子の上部に形成された平坦な搬送面と、容器を保持するとともに、上記固定子のコイルとの間で磁力によって上記搬送面を浮上しながら移動する可動子と、上記容器に対して処理を行う処理手段と、上記可動子の移動を制御する制御手段とを備えた容器処理システムにおいて、
上記可動子に上記容器を保持するグリッパを設けるとともに、当該グリッパが上記容器を上記可動子の外側で保持するように設け、
上記搬送面に隣接した位置に、上記容器を下方から支持する支持プレートを設けるとともに、上記処理手段は当該支持プレート上の容器に対して処理を行うように設けられ、
上記制御手段により上記可動子が上記支持プレートに隣接した処理位置まで移動され、上記グリッパによって保持された容器が上記支持プレート上に位置されると、上記容器処理手段により当該容器に対して処理が行われることを特徴とする容器処理システム。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
上記グリッパは、上記可動子に設けられるとともに開閉可能に設けられた一対のグリップ片を備え、
上記処理位置に隣接した位置に、上記可動子に設けられた上記グリップ片を開閉させる開閉手段を設け、
上記制御手段により上記可動子が上記処理位置に移動され、上記グリップ片によって保持された容器が上記支持プレート上に位置されると、上記開閉手段により上記グリップ片を開放させることを特徴とする請求項1に記載の容器処理システム。
【請求項3】
上記グリッパは、上記可動子に設けられて上記グリップ片を常時閉鎖方向に付勢する付勢手段と、上記グリップ片を接離させるリンク機構とを備え、
上記開閉手段は、上記可動子が上記処理位置に位置されると、上記リンク機構を作動させて上記グリップ片を開放させるプッシャを備えていることを特徴とする請求項2に記載の容器処理システム。
【請求項4】
上記可動子に係合部材を設けるとともに、上記開閉手段に上記係合部材と係合するストッパを設け、
上記制御手段により上記可動子が上記処理位置に位置されると、上記可動子の係合部材と上記開閉手段のストッパとが係合し、その状態で上記プッシャによって上記リンク機構を作動させてグリッパを開閉させることを特徴とする請求項3に記載の容器処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は容器処理システムに関し、詳しくはいわゆる浮上型リニアによって搬送した容器に処理手段が処理を行うように構成された容器処理システムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、いわゆる浮上型リニアによって物品を搬送し、処理手段が当該物品に対して処理を行うように構成された物品処理システムが知られている(特許文献1)。
上記特許文献1では、コイルを備えるとともに、水平面内において前後左右に複数配置された固定子(ステーター6)の上部に搬送面を形成し、当該搬送面の上部を製品3を保持した可動子(運搬ユニット4)が浮上した状態で移動することにより、当該製品3を所要の処理手段へと移動させるようになっている。
また特許文献1では、上記処理手段は可動子の上部に保持された製品に対して処理を行うように構成されているため、上記可動子の損傷を防止するために搬送面の上部に台座部材16を設置し、可動子を当該台座部材によって支持した状態で処理を行うようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-172524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように搬送面の上部に設けた台座部材によって可動子を下方から支持した状態で処理を行う場合、上記製品としての容器に液体の充填やキャッピングを行うようにすると、以下のような課題が生じる。
例えば、充填する液体の重量を計測しながら充填する重量充填を行う場合、固定子に重量計を設けることができず、また容器にキャップを打栓する場合には、容器に対して上方から荷重を作用させる必要があるため、上記台座部材では固定子の変形を防止できないという問題があった。
このような問題に鑑み、本発明は浮上型リニアによって容器を搬送しつつ、当該容器への処理が可能な容器処理システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような問題に鑑み、請求項1の発明にかかる容器処理システムは、コイルを備えるとともに、水平面内において前後左右に複数配置された固定子と、当該固定子の上部に形成された平坦な搬送面と、容器を保持するとともに、上記固定子のコイルとの間で磁力によって上記搬送面を浮上しながら移動する可動子と、上記容器に対して処理を行う処理手段と、上記可動子の移動を制御する制御手段とを備えた容器処理システムにおいて、
上記可動子に上記容器を保持するグリッパを設けるとともに、当該グリッパが上記容器を上記可動子の外側で保持するように設け、
上記搬送面に隣接した位置に、上記容器を下方から支持する支持プレートを設けるとともに、上記処理手段は当該支持プレート上の容器に対して処理を行うように設けられ、
上記制御手段により上記可動子が上記支持プレートに隣接した処理位置まで移動され、上記グリッパによって保持された容器が上記支持プレート上に位置されると、上記容器処理手段により当該容器に対して処理が行われることを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
上記発明によれば、グリッパが可動子の外側で容器を保持し、そして処理手段が容器に対して処理を行う際には、当該容器を搬送面に隣接して設けた支持プレートに載置するようになっている。
その結果、上記処理手段による処理を固定子の上部で行う必要がなくなるため、支持部プレートの下方に重量計を設けたり、支持プレート上の容器に対して上方からキャップを押圧して装着するといった処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
容器処理システムの平面図
固定子、可動子、グリッパの側面図
固定子、可動子、グリッパの平面図
グリッパの開放動作を示す説明図
他の実施形態における固定子、可動子、グリッパの側面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下図示実施形態について説明すると、図1は本発明にかかる容器処理システム1の平面図を示し、当該容器処理システム1では異なる4種類の容器2に対してそれぞれ異なる液体を充填し、また異なる形状のキャップ2a(図2(c)参照)を装着することが可能となっている。
容器処理システム1は、いわゆる浮上型リニアによって容器2を搬送する搬送手段3と、空の容器2を供給する供給手段4と、容器2に液体を充填する処理手段としての4台の充填手段5と、容器2にキャップ2aを装着する処理手段としての4台のキャッピング手段6と、キャップ2aの装着された容器2を排出する排出手段7とを備え、これらはコンピュータなどからなる制御手段8によって制御されるようになっている。
本実施形態で処理する4種類の容器2は、詳細な説明については省略するが色やデザインが異なっており、また各容器2には異なる種類の液体が充填されるようになっている。また各容器2にはそれぞれ色やデザインが異なるキャップ2aが装着されるようになっている。
【0009】
上記搬送手段3は、水平面内において前後左右に複数配置された固定子11と、上記固定子11のコイルとの間で磁力によって移動する可動子12と、当該可動子12に設けられて上記容器2を把持するグリッパ13と、上記充填手段5やキャッピング手段6による処理位置に隣接した位置に設けられて上記グリッパ13を開閉させる開閉手段14とを備えている。
上記固定子11は平面視において正方形を有した直方体形状を有するハウジングと、当該ハウジングの内部に設けられた複数の図示しないコイルとから構成されており、各コイルは上記制御手段8によって個別に制御されるようになっている。
各固定子11のハウジングの上面は平坦に加工されており、これら上記固定子11を水平面内において前後左右に連結することにより、上記可動子12が移動可能な搬送面Cが形成されるようになっている。
図1では、上記搬送面Cについて、一つの固定子11を白色の正方形で示しており、ハッチングにて示した部分は上記開閉手段14を保持するための支持台15を示している。
そして上記搬送手段3には、図示下方側に位置して上記供給手段4から容器2を受け取る供給ステーションS1、図示左方に位置して上記充填手段5が液体を充填する充填ステーションS2、図示中央に位置して上記キャッピング手段6がキャップ2aを装着するキャッピングステーションS3、図示右方に位置して上記排出手段7に容器2を排出する排出ステーションS4が設定されている。
【0010】
上記可動子12は略長方形の板状を有しており、その底面は平坦に加工されるとともに、内部には図示しない永久磁石が設けられている。
上記可動子12は上記固定子11の搬送面C上に複数配置され、この状態で上記制御手段8が固定子11のコイルを制御することにより、図2(a)に示すように磁力によって可動子12を上記搬送面Cから5mm程度浮上させるようになっている。
また制御手段8が可動子12のコイルを制御することにより、浮上した可動子12を水平方向に前後左右に移動させることができ、またその場で旋回させることが可能となっている。
一方、図2(b)(c)に示すように、充填手段5やキャッピング手段6において容器2への処理を行う際には、上記可動子12をこれらの処理手段に隣接した処理位置に移動させた後、搬送面Cに接地させるようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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