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公開番号2024174353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092139
出願日2023-06-05
発明の名称電話制御装置及び留守番電話機能時の対応決定プログラム
出願人サクサ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04M 3/42 20060101AFI20241210BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 留守番電話機能が設定されている場合に、掛かってきた電話に応じて、着信者が望むと予測される対応を自動的に取ることができるようにする。
【解決手段】 着信時には、着信データ取得部131とテキスト化処理部134とデータ解析部136とが機能し、学習データを生成して、留守番対応学習データ蓄積部109に記録する。発信時には、発信データ取得部133とテキスト化処理部134とデータ解析部136とが機能し、学習データを留守番対応学習データ蓄積部109から特定して、電話返信した旨の対応状況を更新する。留守番電話機能が作動され、着信が発生すると、音声認識処理部142により発信元から送信されて来る通話音声の音声認識が行われ、発信元を示す情報と着信先を示す情報とが取得される。これらに基づき、対応決定部143が留守番対応学習データ蓄積部109の対応する学習データの対応状況を参照し、対応を自動的に決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電話の着信に応じて接続された通話回線を通じて送受される通話音声の音声認識を行って、テキストデータに変換する第1のテキスト化処理手段と、
前記第1のテキスト化処理手段からの前記テキストデータを解析し、発信元に関する情報と着信先に関する情報とを含む学習データを生成して、蓄積手段に対して記録処理する第1のデータ解析手段と、
配下の電話端末からの発信に応じて接続された通話回線を通じて送受される通話音声の音声認識を行って、テキストデータに変換する第2のテキスト化処理手段と、
前記第2のテキスト化処理手段からの前記テキストデータを解析し、着信先と発信元とを検出し、前記着信先が発信元となり前記発信元が着信先となる学習データを前記蓄積手段から特定して、特定した前記学習データに電話返信した旨の対応状況を更新する第2のデータ解析手段と、
留守番電話機能が作動するようにされた後に、電話の着信に応じて接続された通話回線を通じて、少なくとも発信元と着信先とを聞き出すようにする音声ガイダンスを生成して提供するガイダンス生成手段と、
前記通話回線を通じて送信されて来る通話音声の音声認識を行って、発信元を示す情報と着信先を示す情報とを取得する音声認識処理手段と、
前記音声認識処理手段により取得された前記発信元を示す情報と前記着信先を示す情報とに基づいて、前記蓄積手段から対応する学習データを特定し、当該学習データに含まれる対応状況に応じて、留守番電話機能における対応を決定する対応決定手段と
を備えることを特徴とする電話制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電話制御装置であって、
電話の着信に応じて通話回線を接続した場合であって、配下の電話端末において行われた操作を示す操作データを取得する操作データ取得手段と、
前記操作データ取得手段で取得された前記操作データを解析し、前記通話回線を保留状態にして、外線あるいは内線に転送されたことが把握できた場合に、前記第1のデータ解析手段により前記蓄積手段に記録処理するようにされた前記学習データに対して電話転送した旨の対応状況を更新する第3のデータ解析手段を
備えることを特徴とする電話制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電話制御装置であって、
電子メールとチャットとの一方あるいは両方の送信データを取得するメール等情報取得手段と、
前記メール等情報取得手段を通じて取得した前記送信データを解析し、送信先と送信元とを検出し、前記送信先が発信元となり前記送信元が着信先となる学習データを前記蓄積手段から特定して、特定した前記学習データに電子メール等による返信をした旨の対応状況を更新する第4のデータ解析手段と
を備えることを特徴とする電話制御装置。
【請求項4】
コンピュータである電話制御部で実行される留守番電話機能時の対応決定プログラムであって、
電話の着信に応じて接続された通話回線を通じて送受される通話音声の音声認識を行って、テキストデータに変換する第1のテキスト化処理ステップと、
前記第1のテキスト化処理ステップにおいて変換した前記テキストデータを解析し、発信元に関する情報と着信先に関する情報とを含む学習データを生成して、蓄積手段に対して記録処理する第1のデータ解析ステップと、
配下の電話端末からの発信に応じて接続された通話回線を通じて送受される通話音声の音声認識を行って、テキストデータに変換する第2のテキスト化処理ステップと、
前記第2のテキスト化処理ステップにおいて変換した前記テキストデータを解析し、着信先と発信元とを検出し、前記着信先が発信元となり前記発信元が着信先となる学習データを前記蓄積手段から特定して、特定した前記学習データに電話返信した旨の対応状況を更新する第2のデータ解析ステップと、
留守番電話機能が作動するようにされた後に、電話の着信に応じて接続された通話回線を通じて、少なくとも発信元と着信先とを聞き出すようにする音声ガイダンスを生成して提供するガイダンス生成ステップと、
前記通話回線を通じて送信されて来る通話音声の音声認識を行って、発信元を示す情報と着信先を示す情報とを取得する音声認識処理ステップと、
前記音声認識処理ステップにおいて取得した前記発信元を示す情報と前記着信先を示す情報とに基づいて、前記蓄積手段から対応する学習データを特定し、当該学習データに含まれる対応状況に応じて、留守番電話機能における対応を決定する対応決定ステップと
を実行する留守番電話機能時の対応決定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、留守番電話機能を備えた電話制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
留守番電話機能は、外出などにより電話に出ることができなくなる場合に作動させておくことにより、電話の着信に自動応答して、音声ガイダンスによりメッセージを残すことを要求し、発信元からの音声メッセージを録音して保持することができるものである。留守番電話機能は、家庭用電話機だけでなくビジネスホンシステムにおいても広く用いられている。近年において、留守番電話機能は、発信元からの音声メッセージを録音するだけではない。例えば、携帯電話端末などに着信した電話を転送する「電話呼び出しへの切り替え」や電子メールにより着信があったことを通知する「電子メール通知」といった機能を用いることもできるようになってきている。
【0003】
この場合、「電話呼び出しへの切り替え」や「電子メール通知」は、電話システム側の設定によるため、着信に対しては一律に「電話呼び出しへの切り替え」や「電子メール通知」が行うようにされる。このため、留守番電話機能を設定する者からすると、重要でない着信でも電話呼び出しやメール通知を受けてしまうことになるので面倒である。そこで、後に記す特許文献1や特許文献2に開示されているように、電話の発信元から重要度を示す情報を通知するようにし、この重要度に応じて、「電話呼び出しへの切り替え」を行うのか、「電子メール通知」を行うのかを決めるようにすることが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6283938号
特許第5179446号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述したように、電話の発信元から重要度を示す情報を通知するようにし、この重要度に応じて、「電話呼び出しへの切り替え」を行うのか、「電子メール通知」を行うのかを決めるようにしたのでは、電話の着信者側の重要度は全く反映されない。発信者は電話を掛けているのであるから、当該電話が重要であると考えている可能性が高いが、掛かってきた電話が重要なものであるか否かは、着信側でないと判断できない。例えば、発信者Aが、商品Xの売り込みのために着信先Bに掛ける電話は、発信者Aにとっては重要度が高いが、売り込み先である着信先Bにとっては、商品Xに興味がない場合には、重要度が低いものとなる。
【0006】
以上のことに鑑み、この発明は、留守番電話機能が設定されている場合に、掛かってきた電話に応じて、着信者が望むと予測される対応を自動的に取ることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の電話制御装置は、
電話の着信に応じて接続された通話回線を通じて送受される通話音声の音声認識を行って、テキストデータに変換する第1のテキスト化処理手段と、
前記第1のテキスト化処理手段からの前記テキストデータを解析し、発信元に関する情報と着信先に関する情報とを含む学習データを生成して、蓄積手段に対して記録処理する第1のデータ解析手段と、
配下の電話端末からの発信に応じて接続された通話回線を通じて送受される通話音声の音声認識を行って、テキストデータに変換する第2のテキスト化処理手段と、
前記第2のテキスト化処理手段からの前記テキストデータを解析し、着信先と発信元とを検出し、前記着信先が発信元となり前記発信元が着信先となる学習データを前記蓄積手段から特定して、特定した前記学習データに電話返信した旨の対応状況を更新する第2のデータ解析手段と、
留守番電話機能が作動するようにされた後に、電話の着信に応じて接続された通話回線を通じて、少なくとも発信元と着信先とを聞き出すようにする音声ガイダンスを生成して提供するガイダンス生成手段と、
前記通話回線を通じて送信されて来る通話音声の音声認識を行って、発信元を示す情報と着信先を示す情報とを取得する音声認識処理手段と、
前記音声認識処理手段により取得された前記発信元を示す情報と前記着信先を示す情報とに基づいて、前記蓄積手段から対応する学習データを特定し、当該学習データに含まれる対応状況に応じて、留守番電話機能における対応を決定する対応決定手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明の電話制御装置によれば、電話の着信時には、第1のテキスト化手段と、第1のデータ解析手段とが機能して、発信元に関する情報と着信先に関する情報とを含む学習データを生成して、蓄積手段に対して記録処理が行われる。配下の電話端末からの発信時には、第2のテキスト化手段と、第2のデータ解析手段とが機能して、着信先が発信元となり発信元が着信先となる学習データを蓄積手段から特定して、特定した学習データに電話返信した旨の対応状況が更新される。なお、この明細書において、「電話返信」とは、着信に対して電話で返信したこと(電話を折り返したこと)を意味している。
【0009】
留守番電話機能が作動するようにされた後に着信が発生すると、ガイダンス生成手段により生成されるガイダンスによって、発信元と着信先とが聞き出すようにされる。音声認識手段により発信元から送信されて来る通話音声の音声認識が行われ、発信元を示す情報と着信先を示す情報とが取得される。対応決定手段により、音声認識手段により取得された発信元を示す情報と着信先を示す情報とに基づいて、蓄積手段の対応する学習データの対応状況が参照され、留守番電話機能が作動状態にあるときの電話の着信に対する対応が自動的に決定される。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、留守番電話機能が設定されている場合に、掛かってきた電話に応じて、着信者が望むと予測される対応を自動的に取ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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