TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024174097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024169949,2023016892
出願日2024-09-30,2017-03-29
発明の名称アンテナ装置
出願人株式会社ヨコオ
代理人個人
主分類H01Q 1/32 20060101AFI20241206BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】取付面から50mm以下の低背化が可能な車両用のアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ収容体にFM帯及びAM帯の信号を受信するアンテナエレメントを収容したアンテナ装置1を提供する。アンテナエレメントは、FM帯の信号を受信する第1エレメントと、第1エレメントの周囲でAM帯の信号を受信する第2エレメントとを備える。両エレメントはそれぞれ所定面積の容量板(導体板)を有し、これらが同一又は略同一の平面内に配設される。第1エレメントは、それぞれその一端が当該第1エレメントの容量板12に接続された複数のコイル14a,14bを含み、これらのコイルが容量板12と共にFM帯において直列共振回路として動作する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
接地導体との間で静電容量を生じさせる導体板と、
それぞれその一端が前記導体板に接続された複数のリアクタンス素子と、を備え、
前記導体板の少なくとも一部は、外周に向かうほど低く成るように配置されている、
アンテナ装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記複数のリアクタンス素子は、第1のリアクタンス素子と第2のリアクタンス素子とを含み、
前記第1のリアクタンス素子の他端は給電点に電気的に接続され、前記第2のリアクタンス素子の他端は前記接地導体に電気的に接続される、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記導体板は、前記導体板と前記複数のリアクタンス素子を含むアンテナエレメントに前記静電容量を装荷する、
請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記導体板と前記第1のリアクタンス素子と前記第2のリアクタンス素子とで直列共振回路として動作する、
請求項2に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記第1のリアクタンス素子の前記他端から前記第2のリアクタンス素子の前記他端までの電気長が、前記導体板と前記複数のリアクタンス素子を含むアンテナエレメントの第1周波数帯における共振長である、
請求項2又は4に記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記複数のリアクタンス素子を保持する保持部と、
前記接地導体と前記給電点を有する基板と、を備え、
前記基板が前記保持部の下方に配置される、
請求項2、4、5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
【請求項7】
前記第1のリアクタンス素子と第2のリアクタンス素子は、互いに離間し、重なり合うことなく配置されている、
請求項2、4、5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車体に取付可能な低背型のアンテナ装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
車体に取付可能なFM帯及びAM帯用のアンテナ装置として、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されたアンテナ装置がある。特許文献1に開示されたアンテナ装置は、シャークフィン形状のアンテナケース内に、アンテナベースと2種類のヘリカル部で構成されたアンテナエレメントとを設ける。2種類のヘリカル部は、アンテナベースに近い側の第1ヘリカル部と、アンテナベースから遠い側の第2ヘリカル部とを有する。第1ヘリカル部は線路状パターンあるいは板状の導電性部材で構成される。他方、第2ヘリカル部は、第1ヘリカル部よりも単位長さ当たりの表面積が大きく、線状、べた状パターン、べた状パターンとワイヤ、板状の導電性部材を略コ字状に折り曲げたもの(横長な螺旋形状のエレメント)で構成される。
【0003】
また、特許文献2に開示されたアンテナ装置では、アンテナエレメントは、螺旋状のアンテナ素子と板状素子とで構成される。アンテナ素子はアンテナベースから車両用アンテナ装置の頂部方向に向かう仮想軸の周りに巻回される。板状素子は導電板であり、螺旋状のアンテナ素子の開放端側に、電気的に接続された状態で頂部上を覆い、仮想軸と垂直又は斜めに交差する位置関係となるように配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-161075号公報
特開2013-106146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたアンテナ装置は、限られたスペース内でアンテナエレメント全体を効率良くアンテナとして機能させることを主眼とする。しかしながら、このようなアンテナ装置では、2種類のヘリカル部が一定間隔をおいて高さ方向に設けられる。特に、第2ヘリカル部を板状の導電性部材で構成する場合、その面部がアンテナベースに対して立設する、いわゆる縦置きの構造となる。そのため、低背化には限界があり、70[mm]程度の高さまでしか実現できない。
【0006】
特許文献2に開示されたアンテナ装置は、アンテナ素子の先端に取り付けられた板状素子の効果により、低背型でありながら広帯域にわたってほぼ一定のアンテナ利得を確保することができる。しかしながら、このアンテナ装置は、単一のアンテナ素子及び板状素子で構成されているため、アンテナの高利得化には限界がある。また、アンテナ高も50mm~70mm程度までしか低背化できないとされている。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑み、50[mm]以下の高さに低背化しても従来のアンテナ装置と同等のアンテナ利得その他のアンテナ性能を維持することができる構造のアンテナ装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のアンテナ装置は、取付面から約15mm以下の高さのアンテナ収容体に、第1周波数帯及び前記第1周波数帯よりも低い周波数である第2周波数帯の信号を受信するアンテナエレメントを収容して成る。前記アンテナエレメントは、前記第1周波数帯の信号を受信する第1エレメントと、前記第1エレメントの周囲で前記第2周波数帯の信号を受信する第2エレメントとを備え、前記第1エレメントと前記第2エレメントはそれぞれ所定面積の導体板を有し、これらの導体板が同一又は略同一の平面内に配設されている。
前記第1エレメントは、それぞれその一端が当該第1エレメントの導体板に接続された複数のリアクタンス素子をさらに含み、これらのリアクタンス素子が当該導体板と共に前記第1周波数帯において直列共振回路として動作する。
【発明の効果】
【0009】
第1エレメントの導体板と第2エレメントの導体板とが、同一又は略同一の平面内に配設されているので、突出する部分がなく、アンテナエレメントの低背化が容易になる。また、第1エレメントの導体板に複数のリアクタンス素子が接続され、第1周波数帯において直列共振回路として動作するので、一つのリアクタンス素子を用いた場合よりもVSWRが良くなるため、放射効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るアンテナ装置の外観斜視図。
(a)はアンテナエレメントの上面図、(b)~(e)は側面図。
第1実施形態に係るアンテナ装置の分解組立斜視図。
第1実施形態における外側板と容量板との位置関係を示す上面図。
(a)は容量板と各コイルとの位置関係を示した模式図、(b)は概略図。
(a)はリファレンスアンテナが有するリファレンス板とリファレンスコイルの位置関係を示す模式図、(b)は概略図。
第1実施形態におけるFM帯の放射効率特性図。
(a)はFM帯指向特性図、(b)はAM帯指向特性図。
(a)は第2実施形態に係るアンテナエレメントの上面図、(b)はその構造例を示す模式図。
(a)は第3実施形態におけるFMアンテナの構造の模式図、(b)は比較例におけるFMアンテナの構造を模式的に示した図。
第3実施形態におけるFM帯の放射効率特性図。
(a),(b)は第4実施形態におけるFMエレメントの概略図。
第4実施形態におけるFM帯の放射効率特性図。
(a)は第5実施形態におけるアンテナエレメントの上面図、(b)はこのアンテナエレメントの模式図。
(a)は第6実施形態におけるFMエレメントの模式図、(b)は概略図。
第6実施形態におけるFM帯の放射効率特性図。
(a)は第7実施形態におけるFMエレメントの模式図、(b)は概略図。
第7実施形態におけるFM帯の放射効率特性図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社ヨコオ
アンテナ装置
8日前
株式会社ヨコオ
アンテナ装置
1か月前
株式会社ヨコオ
アンテナ装置
1日前
株式会社ヨコオ
アンテナ装置
9日前
個人
タワー式増設端子台
10日前
個人
接触式電気的導通端子
1か月前
電建株式会社
端子金具
2日前
SMK株式会社
コネクタ
2日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
1か月前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
22日前
個人
安全プラグ安全ソケット
1か月前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1か月前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
15日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
富士電機株式会社
半導体装置
2日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
16日前
マクセル株式会社
配列用マスク
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
マクセル株式会社
配列用マスク
1か月前
TDK株式会社
電子部品
9日前
株式会社ダイヘン
開閉器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
22日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
2日前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
2日前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
8日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
1か月前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
日本航空電子工業株式会社
接続器
9日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
10日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
23日前
続きを見る