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公開番号2024174089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024169004,2023025457
出願日2024-09-27,2018-10-17
発明の名称カルコゲナイドガラス材の作製方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人
主分類C03C 3/32 20060101AFI20241206BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】赤外線透過率に優れ、赤外線センサ用途に好適なガラスを提供する。
【解決手段】酸素含有量が100ppm以下であることを特徴とするカルコゲナイドガラス材。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
酸素含有量が100ppm以下であることを特徴とするカルコゲナイドガラス材。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
組成として、モル%で、Te+S+Se 0超~100%を含有することを特徴とする請求項1に記載のカルコゲナイドガラス材。
【請求項3】
モル%で、Te 20~90%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のカルコゲナイドガラス材。
【請求項4】
モル%で、Ge+Ga+Sb+As 0超~50%を含有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のカルコゲナイドガラス材。
【請求項5】
モル%で、Ag 0~50%を含有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のカルコゲナイドガラス材。
【請求項6】
モル%で、Si 0~50%を含有することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のカルコゲナイドガラス材。
【請求項7】
ガラス材中に、長さ500μm以上の脈理が存在しないことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のカルコゲナイドガラス材。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載のカルコゲナイドガラス材を用いることを特徴とする光学素子。
【請求項9】
請求項8に記載の光学素子を用いることを特徴とする赤外線センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、赤外線センサ、赤外線カメラ等に使用されるカルコゲナイドガラス材に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
車載ナイトビジョンやセキュリティシステム等は、夜間の生体検知に用いられる赤外線センサを備えている。赤外線センサは、生体から発せられる波長約8~14μmの赤外線を感知するため、センサ部の前には当該波長範囲の赤外線を透過するフィルターやレンズ等の光学素子が設けられる。
【0003】
上記のような光学素子用の材料として、GeやZnSeが挙げられる。これらは結晶体であるため加工性に劣り、非球面レンズ等の複雑な形状に加工することが困難である。そのため量産しにくく、また赤外線センサの小型化も困難であるという問題がある。
【0004】
そこで、波長約8~14μmの赤外線を透過し、加工が比較的容易なガラス質の材料として、カルコゲナイドガラスが提案されている。(例えば特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-161374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のガラスは、波長10μm以上で赤外線透過率が顕著に低下しているため、特に生体から発せられる赤外線に対する感度に劣り、赤外線センサが十分に機能しないおそれがある。
【0007】
以上に鑑み、本発明は、赤外線透過率に優れ、赤外線センサ用途に好適なガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は、種々の検討を行った結果、以下の知見を得て、本発明を提案するに至った。カルコゲナイドガラス材は通常、原料を石英管中に投入し、真空引き後、密閉した状態で溶融することで作製される。しかし、高純度の原料を用いても原料表面は酸化されており、ガラス中に酸素が不純物として混入し、酸素がガラス中の成分と結合する。結果として、その結合が赤外域に吸収ピークを持つため、赤外線透過率が低下しやすくなる。
【0009】
即ち、本発明のカルコゲナイドガラス材は、酸素含有量が100ppm以下であることを特徴とする。赤外線透過率の低下を引き起す酸素の含有量を上記の通り規制することにより、赤外域での吸収が生じにくくなり赤外線透過率の低下を抑制できる。
【0010】
本発明のカルコゲナイドガラス材は、Te+S+Se 0超~100%を含有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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