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公開番号2024173973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024164139,2022204706
出願日2024-09-20,2012-06-22
発明の名称画像フィルタ装置、フィルタ方法および動画像復号装置
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人個人,個人
主分類H04N 19/117 20140101AFI20241206BHJP(電気通信技術)
要約【課題】メモリサイズの増大を抑制しつつ、ブロック歪みを低減することのできる画像フィルタ装置を実現する。
【解決手段】適応オフセットフィルタ(60)は、入力画像の各画素値にオフセットを加算するものであり、オフセットタイプ指定情報を参照し、入力画像の対象単位領域におけるオフセット属性を設定し、設定されたオフセット属性に含まれるオフセット値域に応じたビット幅を有するオフセットを復号し、上記入力画像の各画素値に上記オフセットを加算する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
符号化データを参照し、オフセット値域およびシフト値を設定するオフセット属性設定部と、
設定された上記オフセット値域に制限されたオフセットを復号するオフセット復号部と、
上記シフト値に応じて上記オフセットを左シフトし、複数の単位領域から構成される入力画像の各画素値に、上記左シフトされたオフセットを加算するフィルタ処理部とを備えることを特徴とする画像フィルタ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上記符号化データは、少なくとも上記入力画像の画素値のビット深度を含み、
上記オフセット属性設定部は、上記画素値のビット深度に応じて、上記オフセット値域を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像フィルタ装置。
【請求項3】
上記オフセット属性設定部は、オフセットビット深度を、上記画素値のビット深度が10以下の場合、上記画素値のビット深度と等しい値に設定し、上記画素値のビット深度が11以上の場合、10に設定し、上記オフセット属性設定部は、上記オフセット値域の最大値が、-2
(オフセットビット深度-K-1)
から2
(オフセットビット深度-K-1)
-1の範囲となるように設定することを特徴とする請求項2に記載の画像フィルタ装置。
【請求項4】
上記Kの値は、4であることを特徴とする請求項3に記載の画像フィルタ装置。
【請求項5】
上記シフト値は(画素値のビット深度-(画素値のビット深度と10の小さい方))に設定されることを特徴とする請求項3または4に記載の画像フィルタ装置。
【請求項6】
符号化データを参照し、オフセット値域およびシフト値を設定するステップと、
設定された上記オフセット値域に制限されたオフセットを復号するステップと、
上記オフセットを左シフトし、複数の単位領域から構成される入力画像の各画素値に、上記左シフトされたオフセットを加算するステップとを少なくとも含むことを特徴とするフィルタ方法。
【請求項7】
上記符号化データは、少なくとも上記入力画像の画素値のビット深度を含み、
上記オフセット値域は上記画素値のビット深度に応じて設定されることを特徴とする請求項6に記載のフィルタ方法。
【請求項8】
オフセットビット深度は、上記画素値のビット深度が10以下の場合、上記画素値のビット深度と等しい値に設定され、上記画素値のビット深度が11以上の場合、10に設定され、上記オフセット値域の最大値は、-2
(オフセットビット深度-K-1)
から2
(オフセットビット深度-K-1)
-1の範囲となるように設定されることを特徴とする請求項7に記載のフィルタ方法。
【請求項9】
上記Kの値は、4であることを特徴とする請求項8に記載のフィルタ方法。
【請求項10】
上記シフト値は(画素値のビット深度-(画素値のビット深度と10の小さい方))に設定されることを特徴とする請求項8または9に記載のフィルタ方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像のフィルタリングを行う画像フィルタ装置に関する。また、画像フィルタによって参照されるオフセットを復号するオフセット復号装置、および、画像フィルタによってよって参照されるオフセットを符号化するオフセット符号化装置に関する。また、符号化データのデータ構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置(符号化装置)、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置(復号装置)が用いられている。具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/MPEG-4.AVCに採用されている方式、VCEG(Video Coding Expert Group)における共同開発用コーデックであるKTAソフトウェアに採用されている方式、その後継コーデックであるTMuC(Test Model under Consideration)ソフトウェアに採用されている方式、および、HM(HEVC TestModel)ソフトウェアに採用されている方式などが挙げられる。
【0003】
このような符号化方式において、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる最大符号化単位(LCU:Largest Coding Unit、ツリーブロックとも呼ばれる)、最大符号化単位を分割することにより得られる符号化単位(CU:Coding Unit、符号化ノードとも呼ばれる)、および、符号化単位を分割することより得られるブロックおよびパーティションからなる階層構造により管理され、多くの場合、ブロックを最小単位として符号化される。
【0004】
また、このような符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号化することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像と入力画像との差分データが符号化される。また、予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)と呼ばれる方法が知られている。
【0005】
イントラ予測においては、同一フレーム内の局所復号画像に基づいて、当該フレームにおける予測画像が順次生成される。具体的には、イントラ予測においては、通常、予測単位(例えば、ブロック)毎に、予め定められた予測方向(予測モード)群に含まれる予測方向から何れかの予測方向が選択されると共に、局所復号画像における参照画素の画素値を、選択された予測方向に外挿することによって、予測対象領域上の予測画素値が生成される。また、インター予測においては、フレーム全体が復号された参照フレーム(復号画像)内の参照画像に対し、動きベクトルを用いた動き補償を適用することによって、予測対象フレーム内の予測画像が予測単位(例えば、ブロック)毎に生成される。
【0006】
非特許文献1および非特許文献2には、復号画像のブロック歪みを低減させるデブロッキングフィルタの後段であって、適応的に決定されたフィルタ係数を用いたフィルタ処理を行う適応的ループフィルタ(「適応フィルタ」とも呼ぶ)の前段に導入された適応的オフセットフィルタ(「適応オフセットフィルタ」とも呼ぶ)が開示されている。この適応オフセットフィルタは、デブロッキングフィルタから出力される画像の各画素値に対して、適応的に設定されたオフセットを加算するというものである。
【0007】
このような適応オフセットフィルタを備えることによって、ブロック歪みをより効果的に抑制することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
「JCTVC-D122」,Joint Collaborative Team on Video Coding (JCT-VC) of ITU-T SG16 WP3 and ISO/IEC JTC1/SC29/WG11, 4th Meeting: Daegu, KR, 01/2011
「JCTVC-E049」,Joint Collaborative Team on Video Coding (JCT-VC) of ITU-T SG16 WP3 and ISO/IEC JTC1/SC29/WG11, 5th Meeting: Geneva, CH, 03/2011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の適応オフセットフィルタに用いられるオフセットは、値の範囲が設定されておらず、ビット数が大きいため、オフセットを格納しておくための大きなメモリサイズが必要になるという問題を有していた。
【0010】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、メモリサイズの増大を抑制しつつ、ブロック歪みを低減することのできる画像フィルタ装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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