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公開番号2024173361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091730
出願日2023-06-02
発明の名称アンモニア漏洩検出装置及びアンモニア漏洩検出方法
出願人株式会社 堀場アドバンスドテクノ
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F17C 13/12 20060101AFI20241205BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】実用的な船舶用アンモニア漏洩検出装置を提供する。
【解決手段】アンモニア燃料を収容する燃料タンクFと内燃機関Eとの間を接続し内部にアンモニア燃料を流通させる燃料供給管1の外側周面を取り囲むように配置されて、前記燃料供給管との間に密閉空間を形成する被覆管2であり、前記密閉空間に溶媒を導入する導入口2aと、前記導入口から導入された溶媒を前記密閉空間の外側に導出する導出口2bとが形成された被覆管と、前記導出口から前記密閉空間の外部に排出される前記溶媒中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度計4とを備えることを特徴とする船舶用アンモニア漏洩検出装置100。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アンモニア燃料を収容する燃料タンクと内燃機関との間を接続し内部にアンモニア燃料を流通させる燃料供給管の外側周面を取り囲むように配置されて、前記燃料供給管との間に密閉空間を形成する被覆管であり、前記密閉空間に溶媒を導入する導入口と、前記導入口から導入された溶媒を前記密閉空間の外側に導出する導出口とが形成された被覆管と、
前記導出口から前記密閉空間の外部に排出される前記溶媒中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度計とを備えることを特徴とする船舶用アンモニア漏洩検出装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記アンモニア濃度計が、前記密閉空間内又は前記密閉空間の下流に設けられた排出流路上に設けられている、請求項1に記載の船舶用アンモニア漏洩検出装置。
【請求項3】
前記アンモニア濃度計として、前記導入口から前記密閉空間に導入される溶媒中のアンモニア濃度を測定する第1のアンモニア濃度計と、
前記導出口から前記密閉空間の外部に導出される溶媒中のアンモニア濃度を測定する第2のアンモニア濃度計と、
前記第1のアンモニア濃度計からの出力信号と前記第2のアンモニア濃度計による出力信号とに基づいて前記燃料供給管から漏洩するアンモニアの濃度を算出する算出部とを備える、請求項1に記載の船舶用アンモニア漏洩検出装置。
【請求項4】
前記アンモニア濃度計が、導電率計及びpH計のうちの何れか一種以上である、請求項1~3の何れか一項に記載の船舶用アンモニア漏洩検出装置。
【請求項5】
前記溶媒が液体であり、
前記密閉空間内が前記溶媒によって充填されている、請求項1に記載の船舶用アンモニア漏洩検出装置。
【請求項6】
前記アンモニア濃度計によって測定されるアンモニア濃度に基づいてアンモニアが漏洩しているかどうかを判断する判断部をさらに備え、
前記判断部によりアンモニアが漏洩していると判断された場合に警告を発する報知部をさらに備える、請求項1に記載の船舶用アンモニア漏洩検出装置。
【請求項7】
アンモニア燃料を収容する燃料タンクと内燃機関との間を接続して内部にアンモニア燃料を流通させる燃料供給管と、前記燃料供給管の外側周面を取り囲むように配置された被覆管との間に形成された密閉空間の内部に、前記被覆管に形成された導入口及び導出口を介して溶媒を流通させ、
前記導出口から前記密閉空間の外部に排出される前記溶媒中のアンモニア濃度を測定することを特徴とする船舶用アンモニア漏洩検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、船舶の燃料として用いるアンモニアの漏洩を検出するアンモニア漏洩検出装置及びアンモニア漏洩検出方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
アンモニアは、カーボンフリーの燃料であり、またLMG等の液化天然ガスに比べて取り扱いやすいことから船舶の燃料としての使用が検討されている(特許文献1)。
【0003】
アンモニアが船内で漏洩すると人体への悪影響が懸念されるため、アンモニアを収容する燃料タンクから内燃機関までを接続する配管から船内及び船外にアンモニアが漏れ出さないようにする必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6859475号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アンモニア漏洩に対する対策としては、配管からアンモニアが漏れ出た場合を想定して、内部にアンモニア燃料が流れる燃料供給管と、該燃料供給管の外側周面を覆うものであり、燃料供給管との間に密閉空間を形成する被覆管を設けて、アンモニアが直接船内や船外に漏れ出ないようにすることが考えられる。
【0006】
しかしながら、ようやく前述したような対策が考えられ始めているのが現状であり、燃料供給管からのアンモニアの漏出を検出することができる装置については未だ開発が進んでいない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、実用的な船舶用アンモニア漏洩検出装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明に係る船舶用アンモニア漏洩検出装置は、アンモニア燃料を収容する燃料タンクと内燃機関との間を接続する配管であり内部にアンモニア燃料を流通させる燃料供給管の外側周面を取り囲むように配置されて、前記燃料供給管との間に密閉空間を形成する被覆管を備えるものである。前記被覆管には前記密閉空間に溶媒を導入する導入口と、前記導入口から導入された溶媒を前記密閉空間の外側に導出する導出口とが形成されており、本発明に係る船舶用アンモニア漏洩検出装置は、前記導出口から排出される前記溶媒中のアンモニア濃度を測定するアンモニア濃度計を備えている。
【0008】
本発明の具体的な実施態様としては、前記溶媒が水を含有する液体であり、前記アンモニア濃度計として、前記導入口に導入される溶媒中のアンモニア濃度を測定する第1のアンモニア濃度計と前記導出口から導出される溶媒中のアンモニア濃度を測定する第2のアンモニア濃度計とを備え、前記第1のアンモニア濃度計による検出値と前記第2のアンモニア濃度計による検出値とに基づいて前記燃料供給管からのアンモニアの漏洩量を算出する算出部とを備えるものを挙げることができる。
【0009】
前記アンモニア濃度計としては、導電率計及びpH計のうちの何れか一種以上を用いることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、実用的な船舶用アンモニア漏洩検出装置を提供することができる。
このような装置により、例えば、連続的にアンモニアの漏洩を監視し続けることによって、アンモニアが漏洩した際に、アンモニアが漏洩している燃料供給管の使用をすぐに停止するなどの適切な安全対策を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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