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公開番号
2024172760
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090710
出願日
2023-06-01
発明の名称
ファンコイルユニット
出願人
新晃工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24F
5/00 20060101AFI20241205BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】
移送梱包のための緩衝材をケーシング部及び断熱材として用い、緩衝材を「生分解性発泡材」とすることで、自然界での分解が容易になり循環型社会に貢献し、地球環境負荷を低減する。
【解決手段】ファンコイルユニットのケーシング部及び断熱材を一体成形した発泡材、或いは発泡材を分割成形して組み立てて、輸送時には緩衝材として使用し、前記発泡材は、生分解性発泡材とし、ファンコイルユニットのコイルの溶媒の入口と出口の位置を上下に対称に設け、また、コイルの結露によるドレン水の排水口を上下に対象に設けたファンコイルユニット。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ファンコイルユニットのケーシング部及び断熱材を、発泡材で一体成形或いは発泡材で分割成形して組み立てて、前記発泡材は輸送時の緩衝材として使用することを特徴とするファンコイルユニット。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記発泡材は、生分解性発泡材であることを特徴とする請求項1に記載のファンコイルユニット。
【請求項3】
ファンコイルユニットのコイルの溶媒の入口と出口の位置を上下に対称に設け、また、コイルの結露によるドレン水の排水口を上下に対称に設け、配管の取出し方向に応じて上下を反転させることで、どちらの方向でも稼働させることができることを特徴とする請求項1に記載のファンコイルユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移送時の緩衝材等を不要とし、かつ、移送や組み立てが容易となるファンコイルユニットに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のファンコイルユニットは、鋼板製ケーシング、ドレンパンを構造体とし内部に送風機や熱交換器(コイル)、フィルターを設置しているが、断熱効果を得るためケーシング内面に保温材を貼り付けている。又、ファンコイルユニットは建物内の設置条件によりその外形・取り付け方法が異なり、設置条件が変わる都度、ケーシングや緩衝材や断熱材を設計して用意しなければならなかった。
【0003】
前記ファンコイルユニットにおいて、ケーシング内部に設置している送風機の透過音や、空気の熱交換器(コイル)の通過後の空調空気とケーシング外側の周囲空気の空気温度湿度差による結露防止や、エネルギー消耗低減のために、構成部材として「鋼板+断熱材」を構造体としている。
また、搬送・移動時の衝撃緩和のために緩衝材を用いている。
【0004】
ところで、ファンコイルユニットは空調システムにおいて多台数使用されているが、ファンコイルユニットとしてケーシングとの重量は大きなものとなり、更に、設置条件別にケーシングの形状を用意しておくことは大きな負担となる。しかも、全体として重量が大きく、かつ、施工後は廃棄する多量の緩衝材が発生して地球環境にも負荷となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-241830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、ファンコイルユニットにおいて、発泡材を鋼板のケーシング部と断熱材として使用することにより、従来廃棄する緩衝材を無くすことができ、かつ、従来のファンコイルユニットの重量をより飛躍的に軽くし、かつ、発泡材で一体成形、又は発泡材を分割成形して組み立てることにより、発泡材でドレンパンをケーシング部内に形成して部品点数を少なくし、かつ、軽量であることにより組み立てを簡単にすることにある。
また、鋼板のケーシング部と断熱材を「生分解性発泡材」で成形することにより、自然界での分解が容易になり循環型社会に貢献し、結果として地球環境負荷が低減されることを目的とする。
また、ファンコイルユニットにおいて、コイルの溶媒の入口と出口の位置を上下に設け、更に、コイルの結露によるドレン水の排水口を上下対称に設けたので、組み立て時、据え付け時において、ファンコイルユニットのコイルとファンを上下反転させても、どちらでも使用可能とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、ファンコイルユニットのケーシング部及び断熱材を発泡材で一体成形又は分割成形して組み立てる発泡材とし、輸送時には前記発泡材を緩衝材として使用し、前記発泡材は生分解性発泡材を使用し、ファンコイルユニットのコイルの溶媒の入口と出口を上下に対称の位置に設け、また、コイルの結露によるドレン水の排水口を上下に対称に設けた。
【発明の効果】
【0008】
本発明のファンコイルユニットによれば、ケーシング部及び断熱材を上下の一体成形した発泡材、又は分割形成した発泡材としたので、(1)全体として軽量になり、(2)輸送時梱包材や輸送時緩衝材が不要になり、(3)軽量化による製造及び輸送時のCO
2
の排出量が低減され、(4)発泡材を生分解性発泡材とすることでファンコイルユニットの運転終了時等の製品交換時での廃棄処理を土壌循環とし、地球環境負荷を低減させ、循環型社会に寄与することができる。
また、ファンコイルユニットの構成部材である「送風機用ハウジング」を発泡材で一体成形するので不要となり、コイルの溶媒の入口及び出口を上下対称に設けたので、組み立て時、据え付け時において、ファンコイルユニットのコイルとファンを設置場所の配管の取り出し方向に応じて上下を反転させることで、どちらの取り出し方向にも対応することができる構造であり、また、コイルの結露によるドレン水の排水経路を発泡材で一体成形することによりこれらの連結管が不要となる。
前記発泡材はケーシング材を兼ねるのと同時に緩衝材と断熱材を兼ねるので、別途に断熱材を設けることがない。
さらに、ファンコイルユニットが軽量になることにより、天井設置の使用においては据付け施行が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の駆動モーターの両側に送風機3として遠心型のシロッコファン31に配備し、外枠を外したファンコイルユニットの平面図、
図1の外枠を外した状態の前面図、
図1の分割した左側面概要図、
図2の外枠を取り付けた前面図、
図2の外枠を取り付けた背面図、
実施例1の発泡材のケーシング部にモーター固定用のインサートとモーターとの関係を示す取り付け説明図、
実施例1の変形の全体が横長の実施例2の透視斜視図、
実施例1の変形の全体が縦長の床置きタイプの実施例3の透視斜視図、
送風機3として軸流ファン32を並列に3機配置した実施例4のファンコイルユニットのケーシング部を上下に分割した斜視図、
図9の実施例4をファンコイルユニットの組み立てた斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、ファンコイルユニットにおいて、発泡材を鋼板のケーシング部と断熱材として使用することにより、従来破棄する緩衝材を無くすことができ、かつ、従来のファンコイルユニットの重量より飛躍的に軽くし、発泡材で一体成形或いは分割成形して組み立てることにより、発泡材で部品支持部やドレンパンを形成し、部品点数を少なくし、軽量にすることによってファンコイルユニットの組み立てを簡単にすることを実現した。
また、前記発泡材は生分解性発泡材、例えば、BASF社のecovioEA(登録商標)を用いれば、この発泡材は堆肥化が可能であり、生分解性サイクルに対応する。また、このecovioEA(登録商標)の特性は、EPS(Expandede Polystyrene:ビーズ法発泡スチロール)に類似しており、様々な衝撃負荷に対して優れたエネルギー吸収性と高い弾性率を有しておりケーシング材に適応する。以下に本発明の実施例を説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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