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公開番号2024048636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154656
出願日2022-09-28
発明の名称空調機の点検扉用のハンドル締付装置
出願人新晃工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 13/20 20060101AFI20240402BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空調機のケーシングの点検扉の隙間からの空気漏れを防止する。
【解決手段】空調機のケーシング2の点検扉8に取り付けるハンドル締付装置1であって、点検扉8の面と直交する方向に軸方向を向けて点検扉8に取り付け、軸回りに回動しかつ軸方向に移動するハンドル軸11と、ハンドル軸11の軸方向一方端に取り付け、ハンドル軸11と一体に回動しかつハンドル軸11の回りに回動して点検扉8の開閉操作を行うハンドル12と、ハンドル軸11の軸方向他方端に取り付け、ハンドル軸11と一体に回動するとともにハンドル軸11と一体に軸方向に移動してケーシング2の機内側の面に保持する止め金具13を有し、止め金具13は止め部132と押さえ部133を備え、点検扉8を閉めた状態でハンドル12をハンドル軸11の回りで回動したとき、止め部132をケーシング2の機内側の面に、押さえ部133を点検扉8の機内側の面にそれぞれ押し付ける。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
空調機のケーシングの点検扉に取り付けるハンドル締付装置であって、
点検扉の面と直交する方向に軸方向を向けて点検扉に取り付け、軸回りに回動しかつ軸方向に移動するハンドル軸と、
ハンドル軸の軸方向の一方端に取り付け、ハンドル軸と一体に回動するとともにハンドル軸の回りに回動して、点検扉の開閉操作を行うハンドルと、
ハンドル軸の軸方向の他方端に取り付け、ハンドル軸と一体に回動するとともにハンドル軸と一体に軸方向に移動して、点検扉を閉めた状態でケーシング2の機内側の面に保持する止め金具とを有し、
止め金具は、止め部と押さえ部とを備え、点検扉を閉めた状態でハンドルをハンドル軸の回りで回動したとき、止め金具がハンドル軸と一体に軸方向に移動して、止め部をケーシングの機内側の面に押し付けるとともに、押さえ部を点検扉の機内側の面に押し付けることを特徴とする空調機の点検扉用のハンドル締付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調機の点検扉用のハンドル締付装置に関し、特に空調機のケーシングの機内側の圧力の状態に関わらず密封性を維持し点検扉の隙間から空気が漏れるのを防止する点検扉用のハンドル締付装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
空調機のケーシングは、その機内に、熱交換器であるコイル(加熱コイル、冷却コイル)、送風機、フィルターなどの機器を設置する。具体的には、図7に示すように、空調機のケーシング2には、その片側に還気ダクトなどに接続して空気を吸い込む吸込口3を設けるとともに、反対側に給気ダクトに接続して空気を吹き出す吹出口4を設ける。これにより、空調機では、吸込口3より吸い込んだ空気を、機内に設置したフィルターで塵埃を除去しつつ、熱交換器で熱交換して空気を調和し、この調和された空気を吹出口4より吐き出すようにしている。
【0003】
空調機のケーシング2は、その機内を、仕切板9により第一室5、第二室6、第三室7の3つに区画する。第一室5は、空気を吸い込む吸込口3を設けた側に位置し、機内に複数のフィルター(図示せず)などを設置する。また、第二室6は、ケーシング2の中央に位置し、機内に熱交換器であるコイル(加熱コイル、冷却コイル)(図示せず)などを設置する。また、第三室7は、空気を吹き出す吹出口4を設けた側に位置し、機内に送風機(図示せず)などを設置する。つまり、ケーシング2内には、第一室5、第二室6、第三室7をその順で上流側から下流側に向ってそれぞれ設けている。ここでの上流側と下流側とは、空気の流れに沿って空気の流入方向を上流側、流出方向を下流側という。
【0004】
空調機のケーシング2には、機内に設置した各機器(熱交換器、送風機、フィルターなど)の点検、修理、交換などのメンテナンスを行うために、第一室5、第二室6、第三室7ごとに点検扉8を設けている。
【0005】
このような空調機のケーシング2では、第三室7に設置した送風機を運転すると、空気は第三室7の上流側となる第一室5の吸込口3から吸引され、第二室6に空気が流れ、最終的に第三室7の吹出口4から吐き出される。そのため、空気が第三室7に吸引される第一室5、第二室6の機内側は、その機内側の圧力が機外側の圧力よりも低くなる陰圧状態(マイナス圧状態)になる。また、第三室7では、送風機から空気を押し出す力がかかるため、その機内側は陽圧状態(プラス圧状態)になる。
【0006】
このように、空調機のケーシング2において、第一室5と第二室6の機内側では、陰圧状態になり、第三室7の機内側では、陽圧状態になる。そのため、いずれの点検扉8においても機内側と機外側での圧力差が生じるために、それぞれの点検扉8は密封性能を備える必要がある。
【0007】
図7では、現在用いられている第一室5、第二室6、第三室7の点検扉8を示している。図示のように、第一室5と第二室6の機内側では陰圧状態のため、第一室5と第二室6の点検扉8は、外開き式の点検扉8を採用することにより、機外側から機内側に押さえ付けられて密封性が維持されるので、一般的に点検扉8を片手で開閉操作がし易くかつメンテナンスもしやすいリフトアップハンドル機構を有するハンドル締付装置を取り付けて、点検扉8をさらにケーシング2の開口枠に締め付けるようにしている。
【0008】
これに対し、第三室7の機内側では陽圧状態のため、第三室7の点検扉8は、扉板をケーシング2の機外側から第三室7を覆うように当接して、機外側からねじ81を締めることで密封して取り付けるねじ止め外付け式の点検扉8、あるいは機内側から機外側に押さえ付けられて密封性が維持される内開き式の点検扉8を採用している。
第三室7の点検扉8を、このように第一室5、第二室6の点検扉8と異なる取付構造にしたのは、第三室7では機内側の空気圧で点検扉8を機外側に押し出そうとする力が生じ、第一室5と第二室6の点検扉8に用いられているリフトアップハンドル機構を有するハンドル締付装置では、十分な密封性能が得られないため、第三室7の点検扉8に用いることができないからである。
【0009】
ところで、第三室7において採用しているねじ止め外付け式の点検扉8では、点検扉8の開閉時には上述の操作用ハンドルのように片手で操作できないだけでなく、閉扉時には点検扉8を手でケーシング2に押し付けた状態に維持しながらねじ81を締め、また開扉時にはケーシング2から外した点検扉8をねじ81とともに保管場所を考慮しなければならない等の煩雑な作業を必要としており不便である。
また、第三室7に内開き式の点検扉8を採用すれば、第一室5と第二室6の点検扉8と同様のハンドル締付装置を用いることができ、そのような問題はなくなるが、機内に設置している機器と内開き式の点検扉8とがぶつかり合うのを防ぐために、点検扉8を開閉するためのスペースを、第三室7の機内に設けなくてはならず、そのため空調機のケーシング2が大きくなるという問題がある。また、機内の機器のメンテナンスを行う際、点検扉8が機内側に位置するため、点検扉8が邪魔になってメンテナンスがし難いという問題もある。
【0010】
そこで、本発明では、上記のリフトアップハンドル機構を有するハンドル締付装置を、第三室7の点検扉8の密封用として使用できるように改良を加えたものであるが、ここでは、本発明の前提となる従来のリフトアップハンドル機構を有するハンドル締付装置をまず説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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