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公開番号2024168755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085681
出願日2023-05-24
発明の名称高周波モジュール及び通信装置
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H04B 1/38 20150101AFI20241128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】信号品質の向上と小型化とを両立する。
【解決手段】高周波モジュール1は、主面90a及び90bを有するモジュール基板90と、モジュール基板90に配置された送信フィルタ41と、モジュール基板90に配置された、送信フィルタ43a及び受信フィルタ43bを含むデュプレクサ43と、送信フィルタ41及びデュプレクサ43との接続を切り替えるアンテナスイッチ50と、送信フィルタ41及び43aの接続を切り替えるスイッチ30と、を備え、送信フィルタ41は、FDD用の第1バンドのアップリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、送信フィルタ43aは、第1バンドのアップリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、受信フィルタ43bは、第1バンドのダウンリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、送信フィルタ41と受信フィルタ43bとは、主面90a側で積層されている。
【選択図】図3B
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面及び当該第1主面の反対側の第2主面を有するモジュール基板と、
前記モジュール基板に配置された第1弾性波フィルタと、
前記モジュール基板に配置された、第2弾性波フィルタ及び第3弾性波フィルタを含むデュプレクサと、
前記第1弾性波フィルタ及び前記デュプレクサとの接続を切り替えるアンテナスイッチと、
前記第1弾性波フィルタ及び前記第2弾性波フィルタの接続を切り替える送信側スイッチと、
を備え、
前記第1弾性波フィルタは、FDD(Frequency Division Duplex)用の第1バンドのアップリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、
前記第2弾性波フィルタは、前記第1バンドのアップリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、
前記第3弾性波フィルタは、前記第1バンドのダウンリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、
前記第1弾性波フィルタと前記第3弾性波フィルタとは、前記第1主面側で積層されている、
高周波モジュール。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記送信側スイッチを介して前記第1弾性波フィルタ及び前記第2弾性波フィルタに接続された電力増幅器を備える、
請求項1に記載の高周波モジュール。
【請求項3】
前記第1主面の平面視において、前記電力増幅器と前記第1弾性波フィルタとの距離は、前記電力増幅器と前記第2弾性波フィルタとの距離より長い、
請求項2に記載の高周波モジュール。
【請求項4】
前記第1弾性波フィルタ、前記第3弾性波フィルタ及び前記第1主面を覆う樹脂部材と、
前記樹脂部材の表面を覆うシールド膜と、を備え、
前記第1弾性波フィルタは、前記シールド膜に接触している、
請求項1~3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項5】
前記第3弾性波フィルタは、前記モジュール基板と前記第1弾性波フィルタとの間に位置しており、
前記第1弾性波フィルタは、前記第3弾性波フィルタに対向する面とは反対側の面で前記シールド膜に接触している、
請求項4に記載の高周波モジュール。
【請求項6】
前記送信側スイッチは、
前記電力増幅器の出力端に接続される第1共通端子と、
前記第1弾性波フィルタの入力端に接続される第1選択端子と、
前記第2弾性波フィルタの入力端に接続される第2選択端子と、を有し、
前記アンテナスイッチは、
アンテナに接続される第2共通端子と、
前記第1弾性波フィルタの出力端に接続される第3選択端子と、
前記第2弾性波フィルタの出力端及び前記第3弾性波フィルタの入力端に接続される第4選択端子と、を有し、
前記第1共通端子と前記第1選択端子とが接続された場合に、前記第2共通端子は、前記第3選択端子に接続されて、前記第4選択端子には接続されない、
請求項2又は3に記載の高周波モジュール。
【請求項7】
前記第1共通端子と前記第2選択端子とが接続された場合に、前記第2共通端子は、前記第4選択端子に接続されて、前記第3選択端子には接続されない、
請求項6に記載の高周波モジュール。
【請求項8】
前記第1弾性波フィルタは、パワークラス2に対応し、
前記第2弾性波フィルタは、パワークラス3に対応する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項9】
前記第1弾性波フィルタの耐電力は、前記第2弾性波フィルタの耐電力より高い、
請求項1~3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項10】
前記第1弾性波フィルタのサイズは、前記第2弾性波フィルタのサイズより大きい、
請求項1~3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波モジュール及び通信装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話などの移動体通信装置では、特に、マルチバンド化の進展に伴い、部品点数が増加して通信装置が大型化することが懸念されている。特許文献1には、複数のバンドに対応するフロントエンドモジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開2015/0133067号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術では、複数のフィルタが必要となるため、モジュールの小型化が難しい。また、信号の同時伝送を許容する場合には、信号間のアイソレーションが十分でないと信号品質が劣化する。
【0005】
そこで、本発明は、信号品質の向上と小型化とを両立することができる高周波モジュール及び通信装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る高周波モジュールは、第1主面及び当該第1主面の反対側の第2主面を有するモジュール基板と、モジュール基板に配置された第1弾性波フィルタと、モジュール基板に配置された、第2弾性波フィルタ及び第3弾性波フィルタを含むデュプレクサと、第1弾性波フィルタ及びデュプレクサとの接続を切り替えるアンテナスイッチと、第1弾性波フィルタ及び第2弾性波フィルタの接続を切り替える送信側スイッチと、備え、第1弾性波フィルタは、FDD(Frequency Division Duplex)用の第1バンドのアップリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、第2弾性波フィルタは、第1バンドのアップリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、第3弾性波フィルタは、第1バンドのダウンリンク動作バンドを含む通過帯域を有し、第1弾性波フィルタと第3弾性波フィルタとは、第1主面側で積層されている。
【0007】
本発明の一態様に係る通信装置は、上記一態様に係る高周波モジュールと、高周波モジュールを伝送される高周波信号を処理するよう構成された信号処理回路と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、信号品質の向上と小型化とを両立することができる高周波モジュール及び通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係る高周波モジュール及び通信装置の回路構成図である。
図2Aは、実施の形態に係る高周波モジュールのPC2モードで動作時のスイッチの接続状態を示す回路構成図である。
図2Bは、実施の形態に係る高周波モジュールのPC3モードで動作時のスイッチの接続状態を示す回路構成図である。
図3Aは、実施例1に係る高周波モジュールの平面図である。
図3Bは、実施例1に係る高周波モジュールの断面図である。
図4Aは、実施例2に係る高周波モジュールの平面図である。
図4Bは、実施例2に係る高周波モジュールの断面図である。
図5Aは、実施例3に係る高周波モジュールの平面図である。
図5Bは、実施例3に係る高周波モジュールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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