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公開番号2024168360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084935
出願日2023-05-23
発明の名称ログ管理装置、ログ管理方法、およびログ管理プログラム
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 11/30 20060101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約【課題】マイクロサービスについての観測情報の格納先となるデータベースへの格納量を調整可能にすること。
【解決手段】ログ管理装置101は、複数のマイクロサービスの各マイクロサービスから収集された観測情報(例えば、観測情報集合120)のうち、同一のリクエストIDを含む観測情報群(例えば、観測情報群121~123)を取得する。観測情報は、各マイクロサービスにおいて実行された処理に関する情報である。リクエストIDは、リクエストに応じて実行される一連の処理を識別する識別子である。ログ管理装置101は、取得した観測情報群から、エラー情報および警告情報を検索する。エラー情報は、エラーの発生を示す情報である。警告情報は、エラーの要因となり得る事象の発生を示す情報である。ログ管理装置101は、検索した検索結果に応じて、観測情報群のうちの一部または全部の情報をデータベース110に格納する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のマイクロサービスの各マイクロサービスから収集された、前記各マイクロサービスにおいて実行された処理に関する観測情報のうち、リクエストに応じて実行される一連の処理を識別する同一のリクエストIDを含む観測情報群を取得し、
取得した前記観測情報群から、エラーの発生を示すエラー情報、および、エラーの要因となり得る事象の発生を示す警告情報を検索し、
検索した検索結果に応じて、前記観測情報群のうちの一部または全部の情報を格納先となるデータベースに格納する、
制御部を有することを特徴とするログ管理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記観測情報群は、異なるデータ種の観測情報を含み、
前記制御部は、
前記観測情報群それぞれのデータ種を参照して、前記観測情報群から、あらかじめ決められた一部の情報を抽出することにより、抽出した前記一部の情報を含む、フォーマット化されたログ情報を作成し、
前記観測情報群から前記エラー情報および前記警告情報が検索されなかった場合、前記観測情報群について、作成した前記フォーマット化されたログ情報のみを前記データベースに格納する、
ことを特徴とする請求項1に記載のログ管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記観測情報群から、前記エラー情報が検索されず、かつ、前記警告情報が検索された場合には、前記観測情報群から前記警告情報を含む観測情報と同一のデータ種の観測情報を特定し、
前記観測情報群について、前記フォーマット化されたログ情報とともに、特定した前記観測情報を前記データベースに格納する、
ことを特徴とする請求項2に記載のログ管理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記観測情報群から前記エラー情報が検索された場合、前記フォーマット化されたログ情報とともに、前記観測情報群を前記データベースに格納する、
ことを特徴とする請求項2に記載のログ管理装置。
【請求項5】
前記観測情報群は、イベント、メトリクス、ログおよびトレースの少なくともいずれかのデータ種の観測情報を含み、
前記一部の情報は、前記観測情報群のうちのイベントの観測情報から抽出される、前記リクエストに応じた動作の起点となる処理の情報および前記リクエストIDを含む、
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一つに記載のログ管理装置。
【請求項6】
前記一部の情報は、前記観測情報群のうちのログおよびトレースの観測情報から抽出される、前記リクエストに応じて動作したマイクロサービスの遷移を表す情報を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のログ管理装置。
【請求項7】
複数のマイクロサービスの各マイクロサービスから収集された、前記各マイクロサービスにおいて実行された処理に関する観測情報のうち、リクエストに応じて実行される一連の処理を識別する同一のリクエストIDを含む観測情報群を取得し、
取得した前記観測情報群から、エラーの発生を示すエラー情報、および、エラーの要因となり得る事象の発生を示す警告情報を検索し、
検索した検索結果に応じて、前記観測情報群のうちの一部または全部の情報を格納先となるデータベースに格納する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするログ管理方法。
【請求項8】
複数のマイクロサービスの各マイクロサービスから収集された、前記各マイクロサービスにおいて実行された処理に関する観測情報のうち、リクエストに応じて実行される一連の処理を識別する同一のリクエストIDを含む観測情報群を取得し、
取得した前記観測情報群から、エラーの発生を示すエラー情報、および、エラーの要因となり得る事象の発生を示す警告情報を検索し、
検索した検索結果に応じて、前記観測情報群のうちの一部または全部の情報を格納先となるデータベースに格納する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするログ管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ログ管理装置、ログ管理方法、およびログ管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
マイクロサービスは、独立して開発されて稼働するソフトウェアコンポーネントを複数組み合わせることで、一つのサービスを構成するソフトウェアの構造となっている。マイクロサービスのアプリケーションプログラムの稼働状態を監視するために、マイクロサービスの観測情報が収集される場合がある。マイクロサービスの観測情報は、例えば、システムの運用を停止することなく収集され、システムの性能評価に用いられる。
【0003】
先行技術としては、エージェント装置が、処理部から逐次監視値を取得し、監視値からノイズを除去して生成した除去済み監視値を、マネージャ装置に送信し、マネージャ装置が、エージェント装置から取得した除去済み監視値を参照して、エージェント装置から監視値を取得する監視間隔を決定する監視システムがある。また、マイクロサービスの実行に関する通知を管理するための技術がある。また、テレメトリ技術を利用してデータを定期的に配信する複数の業務装置を管理するための技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/095114号
米国特許出願公開第2022/0245017号明細書
特開2020-28005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、システムの性能評価などのために収集される、マイクロサービスについての観測情報の格納先となるデータベースへの格納量を調整することができないという問題がある。
【0006】
一つの側面では、本発明は、マイクロサービスについての観測情報の格納先となるデータベースへの格納量を調整可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、複数のマイクロサービスの各マイクロサービスから収集された、前記各マイクロサービスにおいて実行された処理に関する観測情報のうち、リクエストに応じて実行される一連の処理を識別する同一のリクエストIDを含む観測情報群を取得し、取得した前記観測情報群から、エラーの発生を示すエラー情報、および、エラーの要因となり得る事象の発生を示す警告情報を検索し、検索した検索結果に応じて、前記観測情報群のうちの一部または全部の情報を格納先となるデータベースに格納する、ログ管理装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、マイクロサービスについての観測情報の格納先となるデータベースへの格納量を調整可能にすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかるログ管理方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、ログ管理サーバ201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、ログ管理サーバ201の機能的構成例を示すブロック図である。
図5は、情報処理システム200の動作例を示す説明図である。
図6は、アプリケーションの第1の動作例を示す説明図である。
図7Aは、テレメトリーデータの第1のサンプル例を示す説明図(その1)である。
図7Bは、テレメトリーデータの第1のサンプル例を示す説明図(その2)である。
図7Cは、テレメトリーデータの第1のサンプル例を示す説明図(その3)である。
図7Dは、テレメトリーデータの第1のサンプル例を示す説明図(その4)である。
図7Eは、テレメトリーデータの第1のサンプル例を示す説明図(その5)である。
図7Fは、テレメトリーデータの第1のサンプル例を示す説明図(その6)である。
図8Aは、フォーマット化ログの第1の作成例を示す説明図(その1)である。
図8Bは、フォーマット化ログの第1の作成例を示す説明図(その2)である。
図9は、構造化ログの第1の格納例を示す説明図である。
図10Aは、フォーマット化ログの第2の作成例を示す説明図(その1)である。
図10Bは、フォーマット化ログの第2の作成例を示す説明図(その2)である。
図11は、構造化ログの第2の格納例を示す説明図である。
図12は、アプリケーションの第2の動作例を示す説明図である。
図13Aは、テレメトリーデータの第2のサンプル例を示す説明図(その1)である。
図13Bは、テレメトリーデータの第2のサンプル例を示す説明図(その2)である。
図13Cは、テレメトリーデータの第2のサンプル例を示す説明図(その3)である。
図14Aは、フォーマット化ログの第2の作成例を示す説明図(その1)である。
図14Bは、フォーマット化ログの第2の作成例を示す説明図(その2)である。
図15は、構造化ログの第3の格納例を示す説明図である。
図16は、アプリケーションの第3の動作例を示す説明図である。
図17Aは、テレメトリーデータの第2のサンプル例を示す説明図(その1)である。
図17Bは、テレメトリーデータの第2のサンプル例を示す説明図(その2)である。
図17Cは、テレメトリーデータの第2のサンプル例を示す説明図(その3)である。
図18Aは、フォーマット化ログの第2の作成例を示す説明図(その1)である。
図18Bは、フォーマット化ログの第2の作成例を示す説明図(その2)である。
図19は、構造化ログの第4の格納例を示す説明図である。
図20は、ログ管理サーバ201のログ管理処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図21は、ログ管理サーバ201のログ管理処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図22は、フォーマット化処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図23は、フォーマット化処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明にかかるログ管理装置、ログ管理方法、およびログ管理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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