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公開番号
2024167701
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083953
出願日
2023-05-22
発明の名称
糖、その塩、又はそれらの溶媒和物
出願人
国立大学法人 和歌山大学
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07H
5/06 20060101AFI20241127BHJP(有機化学)
要約
【課題】免疫賦活作用を有するオリゴ糖を提供すること。
【解決手段】Galβ(1→3)Xxx
1
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示す。]若しくはGalβ(1→3)Xxx
1
-Xxx
2
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示し、Xxx
2
は任意の糖を示す。]で表される糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Galβ(1→3)Xxx
1
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示す。]若しくはGalβ(1→3)Xxx
1
-Xxx
2
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示し、Xxx
2
は任意の糖を示す。]で表される糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
Xxx
1
が6-スルホ-N-アセチルガラクトサミンである、請求項1に記載の糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
前記糖を構成する単糖の分子数が2~20である、請求項1に記載の糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
前記分子数が2~5である、請求項3に記載の糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の糖、その塩、及びそれらの溶媒和物からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、組成物。
【請求項6】
経口摂取形態である、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
食品組成物、食品添加剤、健康増進剤、栄養補助剤、医薬、又は試薬である、請求項5に記載の組成物。
【請求項8】
免疫賦活、感染防御、及びIgA産生促進からなる群より選択される少なくとも1種に用いるための、請求項5に記載の組成物。
【請求項9】
ガラクトース供与体とXxx
1
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示す。]又はXxx
1
-Xxx
2
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示し、Xxx
2
は任意の糖を示す。]で表される糖とを、β-ガラクトシダーゼの存在下で反応させる工程を含む、請求項1~4のいずれかに記載の糖、その塩、又はそれらの溶媒和物を製造する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、糖、その塩、又はそれらの溶媒和物等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
生体において、粘膜は、細菌やウイルス等の微生物、各種抗原、毒素等にさらされているので、これらに対する防御機構が存在する。その一つとして、腸管免疫等の粘膜免疫機構が知られている。例えば、腸粘膜においては、パイエル板の免疫細胞によって免疫グロブリンA(IgA)が分泌され、これにより、微生物の腸粘膜からの侵入阻止、毒素の中和、アレルゲンの侵入阻止、腸内共生菌の制御が行われている。したがって、免疫グロブリンAの分泌を促進すれば、粘膜免疫が活性化され、病原体感染やその毒素による中毒等に対してより抵抗力が高まると考えられている。
【0003】
ガラクト-N-ビオースは従来よりプレバイオティクスとしてしられていた。例えば、非特許文献1には、乳酸菌がガラクト-N-ビオース存在下で生育することが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Appl Microbiol Biotechnol. 2017 Jan;101(1):205-215. doi: 10.1007/s00253-016-7882-0. Epub 2016 Oct 7.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プレバイオティクスとしての利用が見込めるオリゴ糖でありながらも免疫賦活作用を有する物質であれば、有用な腸内細菌の増殖による有益作用と免疫賦活作用の両方の発揮が期待できる。しかし、ガラクト-N-ビオースは、IgA分泌促進作用等の免疫賦活作用を有しない。
【0006】
そこで、本発明は、免疫賦活作用を有するオリゴ糖を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は上記課題に鑑みて鋭意研究を進めた結果、Galβ(1→3)Xxx
1
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示す。]若しくはGalβ(1→3)Xxx
1
-Xxx
2
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示し、Xxx
2
は任意の糖を示す。]で表される糖、その塩、又はそれらの溶媒和物、であれば、上記課題を解決できることを見出した。本発明者はこの知見に基づいてさらに研究を進めた結果、本発明を完成させた。即ち、本発明は、下記の態様を包含する。
【0008】
項1. Galβ(1→3)Xxx
1
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示す。]若しくはGalβ(1→3)Xxx
1
-Xxx
2
[Xxx
1
は6-スルホ-N-アセチルアミノ糖を示し、Xxx
2
は任意の糖を示す。]で表される糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【0009】
項2. Xxx
1
が6-スルホ-N-アセチルガラクトサミンである、項1に記載の糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
【0010】
項3. 前記糖を構成する単糖の分子数が2~20である、項1に記載の糖、その塩、又はそれらの溶媒和物。
(【0011】以降は省略されています)
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