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公開番号2024167527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083661
出願日2023-05-22
発明の名称バルーンカテーテル
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61M 25/10 20130101AFI20241127BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】バルーンをカテーテルシャフトに巻き付けた望ましい形状に確実に収縮できるバルーンカテーテルを提供する。
【解決手段】バルーンカテーテルは、カテーテルシャト20と、カテーテルシャフト20の先端部に連結されて径方向へ拡張および収縮可能であるバルーン30と、カテーテルシャフト20の内腔に配置されてカテーテルシャフト20に対して軸方向へ移動可能な牽引ワイヤ60と、牽引ワイヤ60の牽引により動作する第1、第2入力歯車100、110と、第1、第2入力歯車100、110と噛み合い、周方向かつ径方向へ延びる第1、第2カム溝を備えた第1、第2出力歯車120、130と、カテーテルシャフト20の軸心に沿って延び、一部がカム溝に摺動可能に収容される従動節である誘導シャフト80と、一端が誘導シャフト80に連結され、他端がバルーン30の内面に連結された連結ワイヤ90と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの内腔が形成されたカテーテルシャフトと、
前記カテーテルシャフトの先端部に連結されて前記カテーテルシャフトの径方向へ拡張および収縮可能であり、前記カテーテルシャフトの内腔に連通する内腔を有するバルーンと、
前記カテーテルシャフトの内腔に配置されて前記カテーテルシャフトに対して軸方向へ移動可能な少なくとも1つの牽引ワイヤと、
前記牽引ワイヤの牽引により動作する少なくとも1つの入力歯車と、
前記入力歯車と噛み合って前記カテーテルシャフトの軸心を中心に回転可能に前記カテーテルシャフトまたは前記バルーンに連絡され、周方向かつ径方向へ延びる少なくとも1つのカム溝を備えた少なくとも1つの出力歯車と、
前記カテーテルシャフトの軸心に沿って延びるとともに、一部が前記カム溝に摺動可能に収容される従動節である少なくとも1つの誘導シャフトと、
一端が前記誘導シャフトに連結され、他端が前記バルーンの内面に連結された少なくとも1つの連結ワイヤと、を有することを特徴とするバルーンカテーテル。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記入力歯車は、前記カテーテルシャフトの軸心と垂直な回転軸を有し、
前記牽引ワイヤの先端部の一部は、前記回転軸に巻かれていることを特徴とする請求項1に記載のバルーンカテーテル。
【請求項3】
前記出力歯車の1つは、前記バルーンの先端部の内側に配置されて第1カム溝を備える第1出力歯車であり、前記出力歯車の他の1つは、前記バルーンの基端部の内側に配置されて第2カム溝を備える第2出力歯車であり、
前記入力歯車の1つは、前記第1出力歯車と噛み合う第1入力歯車であり、前記入力歯車の他の1つは、前記第2出力歯車と噛み合う第2入力歯車であり、
前記牽引ワイヤの1つは、前記第1入力歯車に連結される第1牽引ワイヤであり、前記牽引ワイヤの他の1つは、前記第2入力歯車に連結される第2牽引ワイヤであり、
前記誘導シャフトの各々は、前記第1カム溝および前記第2カム溝の両方に摺動可能に収容されたことを特徴とする請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
【請求項4】
前記第1牽引ワイヤおよび前記第2牽引ワイヤの軸方向への移動方向および移動量は一致することを特徴とする請求項3に記載のバルーンカテーテル。
【請求項5】
前記バルーンは、外力が作用しない自然状態において径方向へ窪む少なくとも1つの凹部を有し、
前記連結ワイヤは、前記凹部の内面に固定されたことを特徴とする請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
【請求項6】
前記誘導シャフトの軸方向へ離れた複数の位置の各々に、異なる前記連結ワイヤが連結されたことを特徴とする請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
【請求項7】
前記出力歯車は、前記カテーテルシャフトの軸方向に沿って貫通する貫通孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、体内へ挿入して使用されるバルーンカテーテルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
血管等の生体管腔へ挿入して治療や診断等を行うためのデバイスとして、先端部に拡張可能なバルーンを有するバルーンカテーテルが知られている。
【0003】
バルーンカテーテルを使用した血管内治療において、バルーンカテーテルは、事前に血管等へ挿入されたガイディングカテーテルの内腔を介して、血管内へ挿入される。バルーンカテーテルのバルーンは、ガイディングカテーテルの先端開口から突出して血管の狭窄または閉塞した病変部に配置されて拡張され、病変部を押し広げることができる。この後、拡張されたバルーンは、収縮されてガイディングカテーテルに収納され、体外に抜去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-269207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
体内で拡張された後に収縮されたバルーンは、ガイディングカテーテルに収納可能な形状に収縮される必要がある。そのために、例えば、予め形状付けられた元の形状に復元しやすい構造を有するバルーンが知られている。しかしながら、バルーンは、柔軟であるため、予め形状付けられている場合であっても、元の形状に収縮できるとは限らない。
【0006】
また、特許文献1には、2つの中空部分を有して段階的に収縮させることができるバルーンが記載されている。このバルーンは、2つの中空部分を段階的に収縮させることで、望ましい形状へ折りたたまれやすい。しかしながら、バルーンの2つの中空部分は、通常のバルーンと同様に流体の排出によって収縮されるため、バルーンを元の形状に収縮できることの確実性に課題がある。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、バルーンをカテーテルシャフトに巻き付けた望ましい形状に確実に収縮させることができるバルーンカテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、下記(1)に記載の発明により達成される。
(1) 本発明に係るバルーンカテーテルは、少なくとも1つの内腔が形成されたカテーテルシャフトと、前記カテーテルシャフトの先端部に連結されて前記カテーテルシャフトの径方向へ拡張および収縮可能であり、前記カテーテルシャフトの内腔に連通する内腔を有するバルーンと、前記カテーテルシャフトの内腔に配置されて前記カテーテルシャフトに対して軸方向へ移動可能な少なくとも1つの牽引ワイヤと、前記牽引ワイヤの牽引により動作する少なくとも1つの入力歯車と、前記入力歯車と噛み合って前記カテーテルシャフトの軸心を中心に回転可能に前記カテーテルシャフトまたは前記バルーンに連絡され、周方向かつ径方向へ延びる少なくとも1つのカム溝を備えた少なくとも1つの出力歯車と、前記カテーテルシャフトの軸心に沿って延びるとともに、一部が前記カム溝に摺動可能に収容される従動節である少なくとも1つの誘導シャフトと、一端が前記誘導シャフトに連結され、他端が前記バルーンの内面に連結された少なくとも1つの連結ワイヤと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記(1)に記載のバルーンカテーテルは、牽引ワイヤが牽引されることで、入力歯車が動作して出力歯車が回転する。このとき、出力歯車のカム溝に収容された誘導シャフトがカム溝に沿って移動するため、カテーテルシャフトの周囲を回転しつつカテーテルシャフトに近づく。このため、連結ワイヤによって誘導シャフトに連結されたバルーンは、連結ワイヤにより回転しつつ収縮するように誘導されて収縮される。したがって、本バルーンカテーテルは、バルーンをカテーテルシャフトに巻き付けた望ましい形状に確実に収縮させることができる。
【0010】
(2) 上記(1)に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記入力歯車は、前記カテーテルシャフトの軸心と垂直な回転軸を有し、前記牽引ワイヤの先端部の一部は、前記回転軸に巻かれてもよい。これにより、入力歯車は、基端側へ移動する牽引ワイヤから回転力を回転軸により受けて回転し、噛み合う出力歯車を回転させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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