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公開番号2024168886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085917
出願日2023-05-25
発明の名称染毛料組成物
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/49 20060101AFI20241128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】起泡性が良好で、肌染着性が低く、洗浄性、染毛性および経時的染毛性に優れた染毛料組成物を提供する。
【解決手段】(A)塩基性青75または塩基性青124から選ばれる1種以上
(B)両性界面活性剤
(C)アニオン性界面活性剤
を含有し、前記(B)成分の含有量が1~10質量%であり、前記(C)成分の含有量が0.1~1.4質量%であり、pHが4.0~6.0の範囲である染毛料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)塩基性青75または塩基性青124から選ばれる1種以上
(B)両性界面活性剤
(C)アニオン性界面活性剤
を含有し、前記(B)成分の含有量が1~10質量%であり、前記(C)成分の含有量が0.1~1.4質量%であり、pHが4.0~6.0の範囲である染毛料組成物。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記(B)成分が、ベタイン型両性界面活性剤またはアミノ酸型両性界面活性剤から選ばれる1種以上である請求項1に記載の染毛料組成物。
【請求項3】
前記(C)成分が、N-アシルメチルアラニン型アニオン性界面活性剤または硫酸塩型アニオン性界面活性剤から選ばれる1種以上である請求項1に記載の染毛料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、染毛料組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は特定の塩基性染料を含有する染毛料組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ヘアカラーリング剤は、酸化染料を用いる酸化染毛剤等の永久染毛剤、毛髪を明るくする脱色剤、直接染料を用いる半永久染毛料、毛髪を一時的に着色する一時染毛料に大別される。これらのうち、酸化染料を含有する酸化染毛剤等の永久染毛剤は、優れた染毛性を発揮できることから汎用されている一方で、一般的に酸化剤およびアルカリ剤を含有するため、毛髪や頭皮に対する負荷が大きいというデメリットがある。
【0003】
これに対して半永久染毛料は、塩基性染料や酸性染料、HC染料等の直接染料を含有した染毛料組成物であり、その一種として染毛性とトリートメント性を同時に示すカラートリートメントや染毛性と洗浄性を同時に示すカラーシャンプーなどがあり、毛髪や頭皮に対する負荷が小さいというメリットがある。この中でもカラーシャンプーは、洗浄剤として単に毛髪や頭皮の汚れを除去するという機能だけでなく、日常的な毛髪の洗浄を行いながら、塩基性染料やHC染料等の直接染料を毛髪に徐々に吸着させ、毛髪に染色性を付与という利便性もある。
【0004】
近年のファッションカラーのトレンドにおいて、原色系の派手な髪色だけでなく、トーンが暗い色や灰系統色等のようなくすんだ髪色まで幅広く人気が高まりつつある中で、日常の洗髪を繰り返したことによる染毛色の褪色に対する補色にも関心が集まっており、この補色を行う手段としてカラーシャンプー等の染毛料組成物がよく使用されている。そして、酸化染毛剤と比較して、酸化剤やアルカリ剤等を含有しないため毛髪および頭皮へのダメージを軽減することができ、多用できるというメリットからも、近年需要が増える傾向にある。特に、トーンが暗い色や灰系統色のようなくすんだ髪色、青系統色等は褪色過程において、ブリーチ等で明るくした毛髪自体のメラニン色素由来の黄味が露呈されて色調が乱れやすいことから、カラーシャンプー等の染毛料組成物が補色のために使用される傾向に強い。
【0005】
このようなカラーシャンプーとして特許文献1では、塩基性青124およびその他塩基性染料、HC染料を組み合わせて含有した染毛料組成物で、毛髪に対する十分な染色性を有するにもかかわらず、皮膚への染着性は抑えられた染毛料組成物を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-61451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1における染毛料組成物は、カラーシャンプーにおける青色塩基性染料の経時的安定性に懸念があることに伴い、経時的染毛性に課題があった。また、起泡性および洗浄性は検討されておらず、肌染着性および染毛性においてもまだ改善の余地があった。特に塩基性青75に関しては、肌染着性および染毛性において課題が残っていた。
【0008】
したがって本発明は、起泡性が良好で、肌染着性が低く、洗浄性、染毛性および経時的染毛性に優れた染毛料組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は鋭意検討した結果、
(A)塩基性青75または塩基性青124から選ばれる1種以上
(B)両性界面活性剤
(C)アニオン性界面活性剤
を含有し、前記(B)成分の含有量が1~10質量%であり、前記(C)成分の含有量が0.1~1.4質量%であり、pHが4.0~6.0の範囲である染毛料組成物
が、上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、起泡性が良好で、肌染着性が低く、洗浄性、染毛性および経時的染毛性に優れた染毛料組成物を提供する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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