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公開番号2024173377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091753
出願日2023-06-02
発明の名称染毛料組成物
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/42 20060101AFI20241205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】泡質および起泡性が良好で、洗浄性に優れ、洗い流し時のきしみがなく、均染性に優れた染毛料組成物を提供する。
【解決手段】直接染料を含有し、ノンエアゾールフォーマー容器から泡状に吐出して使用される染毛料組成物であって、(A)脂肪酸アルカノールアミド、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油またはポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる1種以上、(C)両性界面活性剤、(D)アニオン性界面活性剤、(E)カチオン性ポリマーまたは両性ポリマーから選ばれる1種以上を含有し、前記(A)成分の含有量が0.1~3質量%であり、前記(B)成分の含有量が0.1~2.5質量%であり、前記(C)成分の含有量が1~15質量%であり、前記(D)成分の含有量が0.1~3質量%であり、前記(E)成分の含有量が0.1~2.5質量%であり、pHが4~6.8の範囲であることを特徴とする染毛料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
直接染料を含有し、ノンエアゾールフォーマー容器から泡状に吐出して使用される染毛料組成物であって、
(A)脂肪酸アルカノールアミド
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油またはポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる1種以上
(C)両性界面活性剤
(D)アニオン性界面活性剤
(E)カチオン性ポリマーまたは両性ポリマーから選ばれる1種以上
を含有し、前記(A)成分の含有量が0.1~3質量%であり、前記(B)成分の含有量が0.1~2.5質量%であり、前記(C)成分の含有量が1~15質量%であり、前記(D)成分の含有量が0.1~3質量%であり、前記(E)成分の含有量が0.1~2.5質量%であり、pHが4~6.8の範囲であることを特徴とする染毛料組成物。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記(A)成分が、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミドまたはヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の染毛料組成物。
【請求項3】
前記(C)成分が、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムまたは2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の染毛料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、染毛料組成物に関する。さらに詳しくは、直接染料を含有し、ノンエアゾールフォーマー容器から泡状に吐出して使用される染毛料組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ヘアカラーリング剤は、酸化染料を用いる酸化染毛剤等の永久染毛剤、毛髪を明るくする脱色剤、直接染料を用いる半永久染毛料、毛髪を一時的に着色する一時染毛料に大別される。これらのうち、酸化染料を含有する酸化染毛剤等の永久染毛剤は、優れた染毛効果を発揮できることから汎用されている一方で、一般的に酸化剤およびアルカリ剤を含有するため、毛髪や頭皮に対する負荷が大きいというデメリットがある。
【0003】
これに対して半永久染毛料は、塩基性染料や酸性染料、HC染料等の直接染料を含有した染毛料組成物であり、その一種として染毛性とトリートメント性を同時に示すカラートリートメントや染毛性と洗浄性を同時に示すカラーシャンプーなどがあり、毛髪や頭皮に対する負荷が小さいというメリットがある。この中でもカラーシャンプーは、洗浄剤として単に毛髪や頭皮の汚れを除去するという機能だけでなく、日常的な毛髪の洗浄を行いながら、塩基性染料やHC染料等の直接染料を毛髪に徐々に吸着させ、毛髪を染色するという利便性もある。
【0004】
近年のファッションカラーのトレンドにおいて、原色系のような派手な髪色からトーンが暗い色や灰系統色等のようなくすんだ髪色まで幅広く人気が高まりつつある中で、日常の洗髪を繰り返したことによる染毛色の褪色に対する補色にも関心が集まっており、この補色を行う手段としてカラーシャンプー等の染毛料組成物がよく使用されている。そして酸化染毛剤と比較して、酸化剤やアルカリ剤等を含有しないため毛髪および頭皮へのダメージを軽減することができ、多用できるというメリットからも、近年需要が増える傾向にある。特に、原色系のような派手な髪色や灰系統色のようなくすんだ髪色、青系統色等は褪色過程において、ブリーチ等で明るくした毛髪自体のメラニン色素由来の黄味が露呈されて色調が乱れやすいことから、カラーシャンプー等の染毛料組成物が補色のために使用される傾向に強い。
【0005】
また、シャンプーの仕様としては、液状の製剤を直接手に取り毛髪上で泡立てて塗布する仕様や、ノンエアゾールフォーマー容器より泡状に吐出して毛髪に塗布する仕様などがあるが、カラーシャンプーにおいても同様である。液状の製剤を直接手に取り毛髪上で泡立てて塗布する仕様は、泡立てるという行為に伴い毛髪に対して摩擦が生じ、少なからず物理的な負荷がかかる。一方で、ノンエアゾールフォーマー容器より泡状に吐出して毛髪に塗布する仕様は、泡立てるという行為が伴わないため摩擦レスとなり、塗布時の毛髪への物理的な負荷も軽減しつつ染色(補色)できるというメリットがあり、近年では需要が見受けられつつある。
【0006】
このようなカラーシャンプーとして特許文献1では、塩基性染料、HC染料または酸性染料を含有した染毛料組成物で、使用時に泡にして染色する染毛料組成物を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-6942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1における染毛料組成物は、染色性にのみしか言及されておらず、シャンプーの機能として必要な、泡質、起泡性、洗浄性および洗い流し時のきしみ等の使用感に関しては検討されていない。また、カラーシャンプー等の染毛料組成物として重要な均染性においても課題が残っていた。
【0009】
したがって本発明は、泡質および起泡性が良好で、洗浄性に優れ、洗い流し時のきしみがなく、均染性に優れた染毛料組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は鋭意検討した結果、
直接染料を含有し、ノンエアゾールフォーマー容器から泡状に吐出して使用される染毛料組成物であって、
(A)脂肪酸アルカノールアミド
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油またはポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる1種以上
(C)両性界面活性剤
(D)アニオン性界面活性剤
(E)カチオン性ポリマーまたは両性ポリマーから選ばれる1種以上
を含有し、前記(A)成分の含有量が0.1~3質量%であり、前記(B)成分の含有量が0.1~2.5質量%であり、前記(C)成分の含有量が1~15質量%であり、前記(D)成分の含有量が0.1~3質量%であり、前記(E)成分の含有量が0.1~2.5質量%であり、pHが4~6.8の範囲であることを特徴とする染毛料組成物
が、上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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