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公開番号2024167391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-03
出願番号2024152216,2022068956
出願日2024-09-04,2022-04-19
発明の名称発光装置
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 33/60 20100101AFI20241126BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高い光取り出し効率を有する発光装置の提供。
【解決手段】底部と、前記底部上に位置する壁部と、により規定される凹部を有する基体と、前記凹部内に配置される発光素子と、前記基体の凹部内における前記底部の上面及び前記壁部の内側面に連続して配置される光反射性部材と、を含み、断面視において、前記壁部の前記内側面は、前記底部の上面から連続する第1面と、前記第1面よりも上方に位置する第2面と、前記第1面の上端と前記第2面の下端とを接続する第3面と、を有し、前記第2面と前記発光素子との間の最短距離は、前記第1面と前記発光素子との間の最短距離よりも大きく、前記第3面は、前記発光素子の上面よりも下方に位置し、前記光反射性部材の上端は、前記壁部の上面よりも下方に位置する、発光装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
底部と、前記底部上に位置する壁部と、により規定される凹部を有する基体と、
前記凹部内に配置される発光素子と、
前記基体の凹部内における前記底部の上面及び前記壁部の内側面に連続して配置される光反射性部材と、
を含み、
断面視において、
前記壁部の前記内側面は、前記底部の上面から連続する第1面と、前記第1面よりも上方に位置する第2面と、前記第1面の上端と前記第2面の下端とを接続する第3面と、を有し、
前記第2面と前記発光素子との間の最短距離は、前記第1面と前記発光素子との間の最短距離よりも大きく、
前記第3面は、前記発光素子の上面と同じ高さ、または、前記発光素子の上面よりも下方に位置し、
前記光反射性部材の上端は、前記壁部の上面よりも下方に位置する、
発光装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1面の上端と前記底部の上面との間の距離は、前記第2面の上端と前記第3面との間の距離よりも大きい、請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記光反射性部材は、前記底部の上面、前記第1面、前記第3面、及び前記第2面上に、前記第2面の上端に接しないように配置される、請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記壁部の前記内側面は、さらに、前記第2面よりも上方に位置する第4面と、前記第2面の上端と前記第4面の下端とを接続する第5面と、を有し、前記第4面と前記発光素子との間の最短距離は、前記第2面と前記発光素子との間の最短距離よりも大きい、請求項1に記載の発光装置。
【請求項5】
前記第3面は、前記発光素子の上面よりも下方に位置し、
前記第5面は、前記発光素子の上面と同じ高さ、または、前記発光素子の上面よりも下方に位置する、請求項4に記載の発光装置。
【請求項6】
前記第2面の上端と前記第3面との間の距離は、前記第4面の上端と前記第5面との間の距離よりも大きい、請求項4に記載の発光装置。
【請求項7】
前記底部の上面に垂直で、前記底部の上面の中心を通る任意の断面における、前記第3面の幅は、前記第5面の幅よりも大きい、請求項4に記載の発光装置。
【請求項8】
前記光反射性部材は、前記底部の上面、前記第1面、前記第3面、前記第2面、前記第5面、及び第4面上に、前記第4面の上端に接しないように配置される、請求項4に記載の発光装置。
【請求項9】
上面視において、前記第3面の外形は、略矩形状であり、
断面視において、前記第3面のうち、各辺の中央部における前記第3面と前記底部の上面との間の距離は、前記第3面のうち、各辺の端部における前記第3面と前記底部の上面との間の距離よりも小さい、請求項1に記載の発光装置。
【請求項10】
前記光反射性部材は、前記第3面に配置され、
前記第3面の各辺の中央部における前記第3面上の前記光反射性部材の厚さは、前記第3面の各辺の端部における前記第3面上の前記光反射性部材の厚さよりも厚い、請求項9に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
発光装置として、凹部を有する基体の内部に、LED等の発光素子と、かかる発光素子の光を反射する光反射性部材と、を有する発光装置が知られている。例えば、特許文献1には、凹部が形成された成形体と、凹部内にマウントされた半導体発光素子と、成形体の凹部の底面及び側面を覆うように設けられた高反射率の樹脂層と、を有する半導体発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-060344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、高い光取り出し効率を有する発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の発光装置は、底部と、前記底部上に位置する壁部と、により規定される凹部を有する基体と、前記凹部内に配置される発光素子と、前記基体の凹部内における前記底部の上面及び前記壁部の内側面に連続して配置される光反射性部材と、を含み、断面視において、前記壁部の前記内側面は、前記底部の上面から連続する第1面と、前記第1面よりも上方に位置する第2面と、前記第1面の上端と前記第2面の下端とを接続する第3面と、を有し、前記第2面と前記発光素子との間の最短距離は、前記第1面と前記発光素子との間の最短距離よりも大きく、前記第3面は、前記発光素子の上面と同じ高さ、または、前記発光素子の上面よりも下方に位置し、前記光反射性部材の上端は、前記壁部の上面よりも下方に位置する。
【発明の効果】
【0006】
本開示は、高い光取り出し効率を有する発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1に係る発光装置100の概略端面図である。
図1に示す実施形態1に係る発光装置100の概略上面図である。
図1に示す実施形態1に係る発光装置100の基体の母材13の概略断面図である。
図1に示す実施形態1に係る発光装置100の基体10の概略上面図である。
実施形態2に係る発光装置101の概略端面図である。
図5に示す実施形態2に係る発光装置101の概略上面図である。
実施形態2に係る発光装置101のVII-VII線における概略断面図である。
実施形態2に係る発光装置101のVIII-VIII線における概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本開示に係る発明を実施するための実施形態を説明する。なお、以下に説明する発光装置は、本開示に係る発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本開示に係る発明を以下のものに限定しない。各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している場合がある。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態に分けて示す場合があるが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後述の実施形態では、前述と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。また、断面図として切断面のみを示す端面図を用いる場合もある。
【0009】
<実施形態1>
本開示に係る実施形態1の発光装置100を、図1及び図2を用いて説明する。図1は、発光装置100の概略端面図である。図2は、発光装置100の概略上面図である。なお、図2では、透光性部材を省略している。図1に示す概略端面図は、発光装置100を、図2に示すI-I線に沿って切断した状態を示す。図2において、I-I線は、基体10の対向する2つの側面10x,10yの中心を通る。なお、本開示の発光装置において、基体の底部側を下、透光性部材の上面側を上とする。即ち、図1において図面上側を上、下側を下とする。
【0010】
図1及び図2に示すように、本開示に係る実施形態1の発光装置100は、底部11と、底部11上に位置する壁部12と、により規定される凹部14を有する基体10と、凹部14内に配置される発光素子20と、基体10の凹部14内における底部11の上面15及び壁部12の内側面16に連続して配置される光反射性部材30と、を含む。断面視において、壁部12の内側面16は、底部11の上面15から連続する第1面41と、第1面41よりも上方に位置する第2面42と、第1面41の上端と第2面42の下端とを接続する第3面43と、を有する。第2面42と発光素子20との間の最短距離d2は、第1面41と発光素子20との間の最短距離d1よりも大きく、第3面43は、発光素子20の上面24と同じ高さ、または、発光素子20の上面24よりも下方に位置し、光反射性部材30の上端30aは、壁部12の上面12aよりも下方に位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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