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公開番号
2024166539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082701
出願日
2023-05-19
発明の名称
電波吸収体
出願人
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人平和国際特許事務所
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20241122BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】高い電波吸収特性を有し、従来よりも薄くできる電波吸収体を提供する。
【解決手段】誘電体と、規則的に配列された複数の開口部を有する導体とを、積層した構造を有し、開口部の最長部の長さが、吸収対象波長の0.1%~2%である、電波吸収体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
誘電体と、規則的に配列された複数の開口部を有する導体とを、積層した構造を有し、
前記開口部の最長部の長さが、吸収対象波長の0.1%~2%である、電波吸収体。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記誘電体の厚みが、前記吸収対象波長の10%より小さい、請求項1に記載の電波吸収体。
【請求項3】
前記吸収対象波長における誘電体の複素誘電率に関し、虚部が実部よりも大きい、請求項1又は2に記載の電波吸収体。
【請求項4】
全光線透過率が29%以下である、請求項1~3のいずれかに記載の電波吸収体。
【請求項5】
前記開口部が格子状であり、隣接する開口部間の最短距離が0.05mm以下である、請求項1~4のいずれかに記載の電波吸収体。
【請求項6】
28GHz~44GHzの周波数領域全体における電磁波の吸収量が30%以上である、請求項1~5のいずれかに記載の電波吸収体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電波吸収体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
現代社会において電波は、放送、通信、医療、化学分析、位置測定、遠隔操作等、様々な分野で利用されている。例えば、周波数帯が30GHz~300GHzである電波を使用するミリ波レーダーは、車両の自動運転を支える重要技術の1つである。
【0003】
ミリ波レーダーは、上記周波数帯の電波を使用して、対象物との距離、速度、角度を測定する。利用技術の1つである車両自動運転を例に挙げると、ADAS(先進運転支援システム)の普及に伴い、前方監視用レーダーとして長距離を検知できる76GHz~79GHzのミリ波レーダーが使用されている。ミリ波レーダーは、ミリ波を発信し、対象物で反射して戻ってきたミリ波を受信用のアンテナで受け取ることにより、対象物との距離等を検出する。また、準ミリ波と呼ばれる24GHz~30GHzの電波は側方監視用レーダー等に使用されている。28GHz程度の電波は、通信装置(5G)においても用いられている。
【0004】
ミリ波レーダーの装置では、アンテナと制御回路との間に電波を遮蔽する遮蔽部材を設けている。これにより、対象物以外(路面等)で反射したミリ波の受信による、検出精度の低下を抑制している。
【0005】
特許文献1には、抵抗被膜と誘電体層と電波遮蔽層が順次積層された、電波干渉型の電波吸収体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-25502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ミリ波レーダー等のセンサーは、小型化及び軽量化が要求されるため、構成部材である電波吸収体(遮蔽部材)も、高い電波吸収特性を保持したまま、より薄く、軽量であることが求められる。
本発明は、高い電波吸収特性を有し、従来よりも薄くできる電波吸収体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは鋭意検討した結果、電波反射体として用いられている金属薄板に代えて、規則的に配列された複数の開口部(非導体部)を有する導体を使用することで、従来より高い電波吸収特性を有する電波吸収体が得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
本発明によれば、以下の電波吸収体が提供される。
1.誘電体と、規則的に配列された複数の開口部を有する導体とを、積層した構造を有し、
前記開口部の最長部の長さが、吸収対象波長の0.1%~2%である、電波吸収体。
2.前記誘電体の厚みが、前記吸収対象波長の10%より小さい、1に記載の電波吸収体。
3.前記吸収対象波長における誘電体の複素誘電率に関し、虚部が実部よりも大きい、1又は2に記載の電波吸収体。
4.全光線透過率が29%以下である、1~3のいずれかに記載の電波吸収体。
5.前記開口部が格子状であり、隣接する開口部間の最短距離が0.05mm以下である、1~4のいずれかに記載の電波吸収体。
6.28GHz~44GHzの周波数領域全体における電磁波の吸収量が30%以上である、1~5のいずれかに記載の電波吸収体。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高い電波吸収特性を有し、従来よりも薄くできる電波吸収体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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