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公開番号
2024166508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082648
出願日
2023-05-19
発明の名称
電子線滅菌設備および電子線滅菌設備の使用方法
出願人
カナデビア株式会社
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
A61L
2/08 20060101AFI20241122BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】汚染源が滅菌対象物に付着するリスクを低減する電子線滅菌設備および電子線滅菌設備の使用方法を提供する。
【解決手段】電子線滅菌設備100は、滅菌室1と、搬送室2とを備える。滅菌室1は、滅菌対象物Wに電子線を照射することで滅菌対象物Wを滅菌する。搬送室2は、滅菌対象物Wを滅菌室1に搬入、または、滅菌対象物Wを滅菌室1から搬出する。搬送室2は、遮蔽壁3と、搬送装置4と、昇降装置5と、送風装置6とを有する。遮蔽壁3は、滅菌室1において、電子線の照射により発生したX線を遮蔽する。搬送装置4は、滅菌対象物Wを搬送することで、滅菌対象物Wを滅菌室1に搬入、または、滅菌対象物Wを滅菌室1から搬出する。昇降装置5は、搬送装置4を昇降させることで、滅菌対象物Wに遮蔽壁3を越えさせる。送風装置6は、昇降装置5によって、遮蔽壁3を越える滅菌対象物Wに上から風を送る。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
滅菌対象物に電子線を照射することで前記滅菌対象物を滅菌する滅菌室と、
前記滅菌対象物を前記滅菌室に搬入、または、前記滅菌対象物を前記滅菌室から搬出する搬送室と
を備え、
前記搬送室は、
前記滅菌室において、前記電子線の照射により発生したX線を遮蔽する遮蔽壁と、
前記滅菌対象物を搬送することで、前記滅菌対象物を前記滅菌室に搬入、または、前記滅菌対象物を前記滅菌室から搬出する搬送装置と、
前記搬送装置を昇降させることで、前記滅菌対象物に前記遮蔽壁を越えさせる昇降装置と、
前記昇降装置によって、前記遮蔽壁を越える滅菌対象物に上から風を送る送風装置と
を有することを特徴とする電子線滅菌設備。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記搬送装置は、
前記滅菌対象物を搬送するとともに、前記昇降装置によって昇降する昇降搬送体をさらに有し、
前記昇降装置は、前記昇降搬送体を下から支持することを特徴とする請求項1に記載の電子線滅菌設備。
【請求項3】
前記昇降装置は、
駆動力を発生させる駆動源と、
前記駆動力を前記昇降搬送体の昇降動作に変換するリンク機構と
を有することを特徴とする請求項2に記載の電子線滅菌設備。
【請求項4】
前記昇降装置は、前記送風装置の発生させる風よりも小さい速さで、前記昇降搬送体を昇降させることを特徴とする請求項2に記載の電子線滅菌設備。
【請求項5】
前記搬送装置は、
前記遮蔽壁よりも、滅菌前の前記滅菌対象物が配置される滅菌前領域側に配置される第1昇降搬送体と、
前記遮蔽壁よりも、滅菌後の前記滅菌対象物が配置される滅菌後領域側に配置される第2昇降搬送体とを有し、
前記昇降装置は、
前記第1昇降搬送体を昇降させる第1昇降装置と、
前記第2昇降搬送体を昇降させる第2昇降装置とを有し、
前記第1昇降装置は、前記第1昇降搬送体を前記遮蔽壁よりも上の上段位置に上昇させ、
前記第1昇降搬送体は、前記上段位置で、前記第2昇降装置が前記上段位置に上昇させた前記第2昇降搬送体に前記滅菌対象物を引き渡し、
前記第2昇降装置は、前記第1昇降搬送体から前記滅菌対象物を受け取った前記第2昇降搬送体を前記遮蔽壁の上端よりも下の基準位置に下降させることを特徴とする請求項2に記載の電子線滅菌設備。
【請求項6】
前記搬送装置は、
前記昇降装置により昇降されるときに前記滅菌対象物の搬送を停止し、
前記昇降装置による昇降が停止したときに前記滅菌対象物を搬送することを特徴とする請求項1に記載の電子線滅菌設備。
【請求項7】
前記搬送室は、
前記滅菌対象物を前記滅菌室に搬入する第1搬送室と、
前記滅菌対象物を前記滅菌室から搬出する第2搬送室とを有し、
前記送風装置は、
前記第1搬送室に設けられる第1送風装置と、
前記第2搬送室に設けられる第2送風装置と
を有し、
前記第1送風装置の発生させる風の速さは、前記第2送風装置の発生させる風の速さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の電子線滅菌設備。
【請求項8】
滅菌対象物に電子線を照射することで前記滅菌対象物を滅菌する滅菌室と、
前記滅菌室において、前記電子線の照射により発生したX線を遮蔽する遮蔽壁と、
前記滅菌対象物を搬送する搬送装置と
を備える電子線滅菌設備の使用方法であって、
前記搬送装置に前記滅菌対象物を搬送させて、前記滅菌対象物を前記滅菌室に搬入、または、前記滅菌対象物を前記滅菌室から搬出し、
前記搬送装置を昇降装置で昇降させて、前記滅菌対象物に前記遮蔽壁を越えさせ、
送風装置によって、前記遮蔽壁を越える滅菌対象物に上から風を送ることを特徴とする電子線滅菌設備の使用方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象物の表面の滅菌処理を電子線により行う電子線滅菌設備および電子線滅菌設備の使用方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
医療用の容器などの高い清浄度が要求される容器には、滅菌処理が施される。滅菌処理には、電子線が利用されている。ところが、電子線を滅菌対象物に照射することにより生じるX線は人体に有害である。したがって、滅菌が必要な滅菌対象物に電子線を照射する電子線滅菌設備には、人の居る領域からX線を遮蔽するための構造体が必要であった。
【0003】
特許文献1に記載の滅菌システム、および、特許文献2に記載の電子線照射装置は、電子線が照射される部屋に滅菌対象物を搬送するときに、滅菌対象物を昇降させる構造を取り入れた。このような構造は、特許文献1に記載の滅菌システム、および、特許文献2に記載の電子線照射装置を設置するために必要な面積を小さくすることに寄与した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6181149号公報
実用新案登録第2584921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載されている、滅菌対象物を搬送途中で昇降させる構造は、滅菌対象物を昇降させるときに、空気中の微粒子、または浮遊微生物などの汚染源を滅菌対象物に付着させるリスクを増加させた。
【0006】
そこで、本発明は、汚染源が滅菌対象物に付着するリスクを低減する電子線滅菌設備および電子線滅菌設備の使用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電子線滅菌設備は、滅菌対象物に電子線を照射することで前記滅菌対象物を滅菌する滅菌室と、前記滅菌対象物を前記滅菌室に搬入、または、前記滅菌対象物を前記滅菌室から搬出する搬送室とを備え、前記搬送室は、前記滅菌室において、前記電子線の照射により発生したX線を遮蔽する遮蔽壁と、前記滅菌対象物を搬送することで、前記滅菌対象物を前記滅菌室に搬入、または、前記滅菌対象物を前記滅菌室から搬出する搬送装置と、前記搬送装置を昇降させることで、前記滅菌対象物に前記遮蔽壁を越えさせる昇降装置と、前記昇降装置によって、前記遮蔽壁を越える滅菌対象物に上から風を送る送風装置とを有することを特徴とする。
【0008】
滅菌対象物に電子線を照射することで前記滅菌対象物を滅菌する滅菌室と、
前記滅菌室において、前記電子線の照射により発生したX線を遮蔽する遮蔽壁と、
前記滅菌対象物を搬送する搬送装置と
を備える電子線滅菌設備の使用方法であって、
前記搬送装置に前記滅菌対象物を搬送させて、前記滅菌対象物を前記滅菌室に搬入、または、前記滅菌対象物を前記滅菌室から搬出し、
前記搬送装置を昇降装置で昇降させて、前記滅菌対象物に前記遮蔽壁を越えさせ、
送風装置によって、前記遮蔽壁を越える滅菌対象物に上から風を送ることを特徴とする電子線滅菌設備の使用方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の電子線滅菌設備および電子線滅菌設備の使用方法によれば、汚染源が滅菌対象物に付着するリスクを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る電子線滅菌設備の内部構造を概略的に示す図である。
図1の断面図である。
図1の搬送体を前側から見た図である。
図1に示す電子線滅菌設備において、第1送風装置、および、第2送風装置が風を送る図である。
図1に示す電子線滅菌設備において、第1搬送室の第1昇降搬送体が、滅菌対象物を支持した状態で、上段位置に向かって上昇する図である。
図1に示す電子線滅菌設備において、第1搬送室の第1昇降搬送体が、上段位置で、第1搬送室の第2昇降搬送体に滅菌対象物を引き渡す図である。
図1に示す電子線滅菌設備において、第1搬送室の第2昇降搬送体が、滅菌対象物を支持した状態で、基準位置に向かって下降する図である。
図1に示す電子線滅菌設備において、第1搬送室の第2昇降搬送体が、基準位置で、定置搬送体に滅菌対象物を引き渡す図である。
図1に示す電子線滅菌設備において、第2搬送室の第1昇降搬送体が、上段位置で、第2搬送室の第2昇降搬送体に滅菌対象物を引き渡す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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