TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025025090
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129551
出願日
2023-08-08
発明の名称
生成装置
出願人
カナデビア株式会社
,
ヒタチ ゾウセン イノバ アーゲー
,
HITACHI ZOSEN INOVA AG
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B01J
8/02 20060101AFI20250214BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】製品ガスを生成する新規な生成装置を提供する。
【解決手段】生成装置は、原料ガスの触媒反応により製品ガスを生成し、原料ガス及び製品ガスを送出する、器内の熱交換面がプレート型の第1反応器と、第1反応器を通って第1反応器内の温度を調整するための第1熱媒体が循環する第1循環経路と、第1反応器から送出された原料ガスの触媒反応により製品ガスを生成し、製品ガスを送出する、器内の熱交換面がチューブ型の第2反応器と、第2反応器を通って第2反応器内の温度を調整するための第2熱媒体が循環する第2循環経路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
原料ガスの触媒反応により製品ガスを生成し、前記原料ガス及び前記製品ガスを送出する、器内の熱交換面がプレート型の第1反応器と、
前記第1反応器を通って前記第1反応器内の温度を調整するための第1熱媒体が循環する第1循環経路と、
前記第1反応器から送出された前記原料ガスの触媒反応により前記製品ガスを生成し、前記製品ガスを送出する、器内の熱交換面がチューブ型の第2反応器と、
前記第2反応器を通って前記第2反応器内の温度を調整するための第2熱媒体が循環する第2循環経路と、
を備える、
生成装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記第1循環経路に設けられたスチームドラムを備え、
前記第1反応器内の反応熱によって前記第1熱媒体に含まれる水から生成された蒸気が前記スチームドラムから送出される、
請求項1に記載の生成装置。
【請求項3】
前記第1熱媒体が、自然対流により前記第1循環経路を循環し、
前記第2熱媒体が、前記第2循環経路に設けられたポンプの駆動により前記第2循環経路を循環する、
請求項1に記載の生成装置。
【請求項4】
前記第1循環経路に前記第1熱媒体を供給する供給部と、
前記供給部から前記第1循環経路に供給される前記第1熱媒体と前記第2循環経路を循環する前記第2熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、
を備える、
請求項1に記載の生成装置。
【請求項5】
前記第1熱媒体が、水及び水蒸気を含み、
前記第2熱媒体が、オイル又は水である、
請求項1に記載の生成装置。
【請求項6】
前記第1反応器は、熱交換面を有する複数のプレートと、前記複数のプレートの間に充填された第1触媒とを有し、
前記複数のプレートの間を前記原料ガスが通り、
前記複数のプレートの内部を前記第1熱媒体が通り、
前記第2反応器は、シェルと、前記シェルにより覆われ、熱交換面を有する1つ以上のチューブと、前記1つ以上のチューブの内部に充填された第2触媒とを有し、
前記1つ以上のチューブの内部を前記第1反応器から送出された前記原料ガスが通り、
前記シェルの内部を前記第2熱媒体が通る、
請求項1から5の何れか一項に記載の生成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
反応器内に二酸化炭素及び水素を含む原料ガスを供給し、原料ガスの発熱反応によって原料ガスから製品ガスを生成している。例えば、特許文献1には、プレート式の反応器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-508538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
反応器から製品ガス及び未反応の原料ガスが送出されており、分離膜を用いて製品ガスと未反応の原料ガスとの分離が行われている。未反応の原料ガスは、コンプレッサーにより反応器に再び供給されている。従来装置は、製品ガスと未反応の原料ガスとを分離する分離膜と、分離した原料ガスを反応器に再び供給するコンプレッサーが必要であり、従来装置には改良の余地がある。プレート型反応器は高価である。例えば、製品ガスを生成するための経路の一段目にプレート型反応器を配置し、分離膜及びコンプレッサーに替えて、その経路の二段目にプレート型反応器を配置する場合、分離膜及びコンプレッサーを設置するよりも設備コストが増大してしまう。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、製品ガスを生成する新規な生成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するための本発明は、原料ガスの触媒反応により製品ガスを生成し、前記原料ガス及び前記製品ガスを送出する、器内の熱交換面がプレート型の第1反応器と、前記第1反応器を通って前記第1反応器内の温度を調整するための第1熱媒体が循環する第1循環経路と、前記第1反応器から送出された前記原料ガスの触媒反応により前記製品ガスを生成し、前記製品ガスを送出する、器内の熱交換面がチューブ型の第2反応器と、前記第2反応器を通って前記第2反応器内の温度を調整するための第2熱媒体が循環する第2循環経路と、を備える生成装置である。製品ガスを生成する新規な生成装置が提供される。
【0007】
上記生成装置は、前記第1循環経路に設けられたスチームドラムを備え、前記第1反応器内の反応熱によって前記第1熱媒体に含まれる水から生成された蒸気が前記スチームドラムから送出されてもよい。これにより、スチームドラムから送出された蒸気を利用することが可能となる。スチームドラムから送出された蒸気そのものを利用してもよい。排ガス中のCO
2
を回収するために蒸気を利用してもよい。例えばCO
2
回収の化学吸収法では、CO
2
を含む排ガスが、排ガス冷却塔で冷やされた後、吸収塔内で吸収液と接触し、排ガス中のCO
2
が吸収液に吸収される。CO
2
を含む吸収液が再生塔に送られ、蒸気により吸収液を加熱することで、吸収液はCO
2
を放出し再生される。再生した吸収液は吸収塔に戻して再利用される。また、スチームドラムから送出された蒸気で蒸気発電機を駆動し、蒸気発電機によって発電された電気を装置の動力に利用してもよいし、蒸気発電機によって発電された電気を蓄電設備に貯蔵してもよい。
【0008】
前記第1熱媒体が、自然対流により前記第1循環経路を循環し、前記第2熱媒体が、前記第2循環経路に設けられたポンプの駆動により前記第2循環経路を循環してもよい。第1熱媒体が、自然対流により第1循環経路を循環するため、第1熱媒体を循環させるためのポンプやこのポンプを駆動するための電力を必要としない。
【0009】
上記生成装置は、前記第1循環経路に前記第1熱媒体を供給する供給部と、前記供給部から前記第1循環経路に供給される前記第1熱媒体と前記第2循環経路を循環する前記第2熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、を備えてもよい。例えば、第2循環経路を循環する第2熱媒体の温度が、第1循環経路に供給される第1熱媒体の温度よりも高い場合、熱交換器における熱交換により、第1循環経路に供給される第1熱媒体の温度が上昇する。これにより、温度上昇した第1熱媒体が第1循環経路に供給される。
【0010】
前記第1熱媒体が、水及び水蒸気を含み、前記第2熱媒体が、オイル又は水であってもよい。前記第1反応器は、熱交換面を有する複数のプレートと、前記複数のプレートの間に充填された第1触媒とを有し、前記複数のプレートの間を前記原料ガスが通り、前記複数のプレートの内部を前記第1熱媒体が通り、前記第2反応器は、シェルと、前記シェルにより覆われ、熱交換面を有する1つ以上のチューブと、前記1つ以上のチューブの内部に充填された第2触媒とを有し、前記1つ以上のチューブの内部を前記第1反応器から送出された前記原料ガスが通り、前記シェルの内部を前記第2熱媒体が通ってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
カナデビア株式会社
電池
17日前
カナデビア株式会社
生成装置
2日前
カナデビア株式会社
サクション基礎
2日前
カナデビア株式会社
熱利用システム及び熱供給方法
1か月前
カナデビア株式会社
汚泥焼却設備および汚泥焼却方法
1か月前
カナデビア株式会社
燃料ガス生成装置および燃料ガス生成方法
17日前
カナデビア株式会社
全固体電池の製造方法、および、全固体電池
1か月前
カナデビア株式会社
固体電池ユニット、および、固体電池スタック
1か月前
カナデビア株式会社
異常診断装置、異常診断方法、及び異常診断プログラム
1か月前
カナデビア株式会社
監視装置、監視装置の制御方法、および、監視システム
17日前
カナデビア株式会社
情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
17日前
カナデビア株式会社
情報処理装置、分類方法、分類プログラム、および制御システム
9日前
カナデビア株式会社
全固体電池の製造方法、全固体電池の製造装置、および、全固体電池
1か月前
カナデビア株式会社
情報処理装置、情報処理システム、モデル決定方法、およびモデル決定プログラム
1か月前
カナデビア株式会社
情報処理装置、情報処理システム、ロジック決定方法、およびロジック決定プログラム
1か月前
カナデビア株式会社
制御装置、清掃装置、清掃装置の制御方法、および制御プログラム
17日前
カナデビア株式会社
固体電池ユニット、固体電池スタック、固体電池パック、固体電池ユニットの製造方法、および、固体電池スタックの製造方法
1か月前
個人
塩素ガス発生装置
2日前
個人
液体酸素溶解装置
24日前
東レ株式会社
気体分離膜モジュール
1か月前
ニッタ株式会社
ケミカルフィルタ
2日前
東レ株式会社
スパイラル分離膜エレメント
10日前
東レ株式会社
複合半透膜およびその製造方法
17日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路構造
1か月前
株式会社エフテック
二重構造ゲルろ過フィルター
10日前
株式会社アイシン
気液分離器
16日前
三菱重工業株式会社
脱硝装置
17日前
株式会社ナノバブル研究所
微細気泡発生装置
10日前
日本電気硝子株式会社
固相抽出剤及びその製造方法
9日前
大成技研株式会社
フィルター装置
1か月前
株式会社笹山工業所
管理システム及び管理方法
19日前
リンナイ株式会社
フィルタ付きタンク
1か月前
リンナイ株式会社
フィルタ付きタンク
1か月前
JFEエンジニアリング株式会社
多重管式反応容器
3日前
国立大学法人 長崎大学
正浸透膜の製造方法
2日前
ミツエム株式会社
攪拌装置
17日前
続きを見る
他の特許を見る