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公開番号2025008176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110121
出願日2023-07-04
発明の名称情報処理装置、情報処理システム、モデル決定方法、およびモデル決定プログラム
出願人カナデビア株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G05B 23/02 20060101AFI20250109BHJP(制御;調整)
要約【課題】対象設備に応じた適切な予測モデルを決定する。
【解決手段】情報処理装置(1)は、所定の複数の設備のうち制御対象とする設備を対象設備として特定する対象特定部(102)と、複数の前記設備のそれぞれに対し、当該設備の制御に関する予測モデルを割り当てたモデル割当情報(111)に基づき、対象設備についての予測に用いる予測モデル(51)を決定するモデル決定部(103)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の複数の設備のうち制御対象とする設備を対象設備として特定する対象特定部と、
複数の前記設備のそれぞれに対し、当該設備の制御に関する所定の事象についての予測に用いる予測モデルを割り当てたモデル割当情報に基づき、前記対象設備における前記事象の予測に用いる予測モデルを決定するモデル決定部と、を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記モデル割当情報では、複数の前記設備に対して共通の前記予測モデルが割り当てられている、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
複数の前記設備に対して割り当てられている前記予測モデルは、前記事象に関する時系列データを連結した擬似的時系列データに対して標準化処理または正規化処理を施すことにより生成された教師データを用いた機械学習により生成されたモデルである、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記対象設備における前記事象に関する時系列データを取得するデータ取得部と、
前処理として標準化処理または正規化処理を前記時系列データに施して前記予測モデルに入力可能な入力データを生成する入力データ生成部と、を備え、
前記入力データ生成部は、割り当てられた前記予測モデルが共通する前記対象設備については、共通の前処理を施して前記入力データを生成する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記予測モデルを用いて予測を行うことが可能な複数の予測装置の中から、前記対象設備についての予測を行わせる予測装置を決定する予測装置決定部を備える、請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
所定の複数の設備のそれぞれに対し当該設備の制御に関する所定の事象についての予測に用いる予測モデルを割り当てたモデル割当情報に基づき、複数の前記設備のうち制御対象とする対象設備における前記事象の予測に用いる予測モデルを決定する情報処理装置と、
前記情報処理装置が決定する前記予測モデルを用いて前記対象設備における前記事象についての予測を行う予測装置と、
前記予測装置による予測結果に基づいて前記対象設備に対する制御内容を決定する制御内容決定装置と、を含む情報処理システム。
【請求項7】
複数の前記設備のそれぞれに割り当てられた前記予測モデルを記憶する記憶装置を含み、
前記予測装置は、前記情報処理装置が決定する前記予測モデルを前記記憶装置から取得して予測を行う、請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記予測装置は、前記対象設備が複数存在し、複数の当該対象設備に対して共通の前記予測モデルが割り当てられていた場合に、当該予測モデルによる予測処理を並列で実行する、請求項6または7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
1または複数の情報処理装置によって実行されるモデル決定方法であって、
所定の複数の設備のうち制御対象とする設備を対象設備として特定する対象特定ステップと、
複数の前記設備のそれぞれに対し、当該設備の制御に関する所定の事象についての予測に用いる予測モデルを割り当てたモデル割当情報に基づき、前記対象設備における前記事象の予測に用いる予測モデルを決定するモデル決定ステップと、を含むモデル決定方法。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのモデル決定プログラムであって、前記対象特定部および前記モデル決定部としてコンピュータを機能させるためのモデル決定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は予測モデルによる予測結果に応じた制御を行う情報処理システム等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
予測モデルによる予測結果を利用することにより、各種設備に対する適切な制御内容を決定する技術が従来技術として知られている。例えば、下記の特許文献1には、廃棄物処理プラント設備において、所定時間後の発生蒸気量を予測する学習モデルを用いて発生蒸気量の予測値を算出することが記載されている。そして、発生蒸気量の予測値と目標発生蒸気量の差をゼロにするような操作値を適用して一次燃焼空気ダンパの制御を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-242524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような従来技術は、制御対象が1つであることを前提としているが、実際には制御対象が複数存在することもあり得る。例えば、廃棄物処理プラント設備には複数基の焼却炉が設けられていることがある。そして、複数基の焼却炉があった場合、焼却炉ごとにその特性が相違していることがあるため、同じ学習モデルにより各焼却炉についての予測を行うと予測精度が低下するおそれがある。
【0005】
以上のことから、複数の設備が存在する場合、制御対象とする対象設備に応じた適切な予測モデルを自動的に決定する技術が望まれるが、そのような技術は従来存在しなかった。本発明の一態様は、複数の設備のうち制御対象とする対象設備に応じた適切な予測モデルを決定することが可能な情報処理装置等を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、所定の複数の設備のうち制御対象とする設備を対象設備として特定する対象特定部と、複数の前記設備のそれぞれに対し、当該設備の制御に関する所定の事象についての予測に用いる予測モデルを割り当てたモデル割当情報に基づき、前記対象設備における前記事象の予測に用いる予測モデルを決定するモデル決定部と、を備える。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理システムは、所定の複数の設備のそれぞれに対し当該設備の制御に関する所定の事象についての予測に用いる予測モデルを割り当てたモデル割当情報に基づき、複数の前記設備のうち制御対象とする対象設備における前記事象の予測に用いる予測モデルを決定する情報処理装置と、前記情報処理装置が決定する前記予測モデルを用いて前記対象設備における前記事象についての予測を行う予測装置と、前記予測装置による予測結果に基づいて前記対象設備に対する制御内容を決定する制御内容決定装置と、を含む。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るモデル決定方法は、1または複数の情報処理装置によって実行されるモデル決定方法であって、所定の複数の設備のうち制御対象とする設備を対象設備として特定する対象特定ステップと、複数の前記設備のそれぞれに対し、当該設備の制御に関する所定の事象についての予測に用いる予測モデルを割り当てたモデル割当情報に基づき、前記対象設備における前記事象の予測に用いる予測モデルを決定するモデル決定ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、対象設備に応じた適切な予測モデルを決定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
モデル割当情報およびロジック割当情報の例を示す図である。
教師データの元になる時系列データの例を示す図である。
擬似的時系列データおよび教師データの例を示す図である。
本発明の一実施形態に係るモデル決定方法/ロジック決定方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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