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公開番号2024166233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024152929,2021032385
出願日2024-09-05,2021-03-02
発明の名称樹脂成形品の製造装置、樹脂成形品の製造方法および金型
出願人株式会社日本製鋼所
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類B29C 65/18 20060101AFI20241121BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ヒータを使用した樹脂成形品の製造技術において、さらなる性能の向上を図る。
【解決手段】樹脂成形品の製造方法は、樹脂成形品を構成する第1の部分を第1の金型に配置する工程、樹脂成形品を構成する第2の部分を第2の金型に配置する工程、第1の金型と第2の金型との間にヒータを挿入する工程、ヒータで第1の部分および第2の部分を部分的に加熱する工程、ヒータを退避する工程、第1の部分と第2の部分とを溶着する工程、第1の部分と第2の部分を含む樹脂成形品を取り出す工程を備える。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
以下を含む、樹脂成形品の製造装置:
前記樹脂成形品を構成する第1の部分が配置される第1の金型を装着可能な第1の金型装着部;
前記第1の金型装着部と対向する位置に配置された、前記樹脂成形品を構成する第2の部分が配置される第2の金型を装着可能な第2の金型装着部;
前記第1の金型と前記第2の金型によって形成されるキャビティ内に挿入されるように移動可能であり、前記第1の部分及び前記第2の部分を部分的に溶融して接合するためのヒータ;および
前記ヒータを揺動させるように構成されたヒータ揺動部。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
以下を含む、樹脂成形品の製造装置:
前記樹脂成形品を構成する第1の部分が配置される第1の金型を装着可能な第1の金型装着部;
前記第1の金型装着部と対向する位置に配置された、前記樹脂成形品を構成する第2の部分が配置される第2の金型を装着可能な第2の金型装着部;
前記第1の金型と前記第2の金型によって形成されるキャビティ内に挿入されるように移動可能であり、前記第1の部分及び前記第2の部分を部分的に溶融して接合するためのヒータ;および
前記ヒータから発生した熱に起因する対流を抑制する対流抑制部材。
【請求項3】
請求項2に記載の樹脂成形品の製造装置において、
前記樹脂成形品の製造装置は、前記ヒータをスライドさせるように構成されたヒータスライド機構を有し、
前記ヒータスライド機構は、前記ヒータと前記ヒータの外側に配置される外枠体とを含むスライドユニットをスライドさせる機構であり、
前記外枠体は、前記対流抑制部材として機能する。
【請求項4】
請求項2に記載の樹脂成形品の製造装置において、
前記第1の金型装着部と前記第2の金型装着部は、水平方向に対向配置されている。
【請求項5】
以下を含む、樹脂成形品の製造装置:
前記樹脂成形品を構成する第1の部分が配置される第1の金型を装着可能な第1の金型装着部;
前記第1の金型装着部と対向する位置に配置された、前記樹脂成形品を構成する第2の部分が配置される第2の金型を装着可能な第2の金型装着部;
前記第1の金型と前記第2の金型によって形成されるキャビティ内に挿入されるように移動可能であり、前記第1の部分及び前記第2の部分を部分的に溶融して接合するためのヒータ;
前記第1の部分の配置状態を監視可能に構成された第1の監視部;および
前記第2の部分の配置状態を監視可能に構成された第2の監視部。
【請求項6】
請求項5に記載の樹脂成形品の製造装置において、
前記第1監視部は、前記第1の部分の配置状態を撮像可能な第1の撮像部を含み、
前記第2監視部は、前記第2の部分の配置状態を撮像可能な第2の撮像部を含む。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の樹脂成形品の製造装置において、
前記第1の金型装着部は、固定されている一方、
前記第2の金型装着部は、可動可能に構成されている。
【請求項8】
(a)樹脂成形品を構成する第1の部分を第1の金型に配置する工程、
(b)前記樹脂成形品を構成する第2の部分を第2の金型に配置する工程、
(c)前記第1の金型と前記第2の金型との間にヒータを挿入する工程、
(d)前記ヒータで前記第1の部分および前記第2の部分を部分的に加熱する工程、
(e)前記(d)工程の後、前記ヒータを退避する工程、
(f)前記(e)工程の後、前記第1の部分と前記第2の部分とを溶着する工程、
(g)前記第1の部分と前記第2の部分を含む前記樹脂成形品を取り出す工程、
を備え、
前記(c)工程の前に、
前記第1の金型に配置された前記第1の部分を第1チャック部で固定する工程、
前記第2の金型に配置された前記第2の部分を第2チャック部で固定する工程、
を有し、
前記(f)工程の後、前記(g)工程の前に、前記第1チャック部による前記第1の部分の固定および前記第2チャック部による第2の部分の固定を解除する工程を有する、樹脂成形品の製造方法。
【請求項9】
(a)樹脂成形品を構成する第1の部分を第1の金型に配置する工程、
(b)前記樹脂成形品を構成する第2の部分を第2の金型に配置する工程、
(c)前記第1の金型と前記第2の金型との間にヒータを挿入する工程、
(d)前記ヒータで前記第1の部分および前記第2の部分を部分的に加熱する工程、
(e)前記(d)工程の後、前記ヒータを退避する工程、
(f)前記(e)工程の後、前記第1の部分と前記第2の部分とを溶着する工程、
(g)前記第1の部分と前記第2の部分を含む前記樹脂成形品を取り出す工程、
を備え、
前記(c)工程の前に、
前記第1の部分の配置状態を監視する工程、
前記第2の部分の配置状態を監視する工程、
を有する、樹脂成形品の製造方法。
【請求項10】
請求項11に記載の樹脂成形品の製造方法において、
前記第1の部分の配置状態を監視する工程は、第1の撮像装置を使用し、
前記第2の部分の配置状態を監視する工程は、第2の撮像装置を使用する、樹脂成形品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形品の製造装置、樹脂成形品の製造方法および金型に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2018-008404号公報(特許文献1)には、射出成形法の一種であるダイスライドインジェクション法(DSI法)に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-008404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内部に空洞を有する中空成形品を射出成形技術で製造する場合、中空成形品を一体的に製造するのではなく、射出成形技術で複数の部分成形品のそれぞれを製造した後、複数の部分成形品を接着することにより中空成形品を製造することが行われることがある。
【0005】
この技術では、例えば、複数の部分成形品を接着する際にも射出成形技術が使用される。すなわち、複数の部分成形品を接着するために接着剤を使用するのではなく、射出された溶融樹脂を接合部位に流し込んで複数の部分成形品を接着することが行われる。
【0006】
ところが、射出された溶融樹脂を接合部位に流し込んで複数の部分成形品を接着する方法では、複数の部分成形品の構成材料および結晶性の相違や接合部位に加わる熱量が少ないことなどに起因して充分な接着強度を得ることが困難である場合がある。
【0007】
そこで、例えば、複数の部分成形品を接着する技術として、射出された溶融樹脂を使用するのではなく、複数の部分成形品の間にヒータを挿入し、ヒータから発生する熱によって、複数の部分成形品自体の接合部位を溶融させた後、溶融させた接合部位に圧力を加えることによって、複数の部分成形品を接着する技術が開発されている。
【0008】
この点に関し、ヒータを使用して複数の部分成形品を接着する技術は、射出された溶融樹脂を使用して複数の部分成形品を接着する技術に比べて、充分な接合強度を得ることができる点で優れている。ただし、ヒータを使用した成形品の製造技術においても、さらなる性能の向上を図るための工夫が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施の形態における樹脂成形品の製造装置は、第1の金型を装着可能な第1の金型装着部と、切り欠き部が設けられた第2の金型を装着可能な第2の金型装着部と、第1の金型と第2の金型によって形成されるキャビティ内に挿入されるように移動可能なヒータを備える。ここで、ヒータがキャビティの外部に移動した際に、ヒータと切り欠き部が平面視において重なる。
【0010】
一実施の形態における樹脂成形品の製造装置は、ヒータを揺動させるように構成されたヒータ揺動部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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