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公開番号
2024165963
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082589
出願日
2023-05-18
発明の名称
磁気共鳴撮像装置、体動情報提示方法、及び医用画像診断装置
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人山王坂特許事務所
主分類
A61B
5/055 20060101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】長時間に及ぶMRI検査において、被検体が自らの体動を撮影との関係で自覚でき、それにより退屈だったり不安感を感じたりすることがなく、検査に協力的に関わることが可能な技術を提案する。
【解決手段】MRI装置は、撮影空間に配置された被検体の体動を検出する体動検出装置からの体動情報と撮像部の撮像情報とを用いて、被検体の体動情報と撮像情報とを関連付けた体動関連情報として、撮影空間に配置された被検体が視認可能な位置に配置された映像表示装置に表示させる体動情報処理部を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被検体の磁気共鳴信号を取得し被検体の画像を生成する撮像部、及び、
撮影空間に配置された被検体の体動を検出する体動検出装置からの体動情報と前記撮像部の撮像情報とを関連付けた体動関連情報を、映像表示装置を用いて、前記撮影空間に配置された被検体が視認可能な位置に表示させる体動情報処理部を備えたことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記撮像情報は、検査部位を含み、
前記体動関連情報は、前記検査部位と前記体動検出装置で検出可能な被検体の部位の体動情報とを関連付けた情報を含むことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項3】
請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記体動関連情報は、前記体動検出装置が検出した体動に基づく体動の許容或いは警告を含むことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項4】
請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記体動情報処理部は、前記体動検出装置が検出した体動を解析する体動解析部を備え、
前記体動解析部による解析結果に基づき、検査部位に対応して予め定めた体動の許容度に対応する表示内容を前記体動関連情報として表示させることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項5】
請求項4に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記体動解析部は、前記検査部位と体動が生じている部位との関係に基づき、部位毎に体動の許容度を解析することを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項6】
請求項4に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記体動検出装置は、前記被検体を撮影するカメラを含み、
前記体動解析部は、前記カメラの映像を用いて、体動の程度及び体動が生じている位置又は部位を解析することを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項7】
請求項4に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
検査部位毎に、体動が生じる部位の体動の程度及び体動の許容度に応じたメッセージをテーブルとして格納する記憶部をさらに備え、
前記体動情報処理部は、前記テーブルを参照して、前記体動解析部の解析結果に基づきメッセージを選択することを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項8】
請求項7に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記撮像情報は、撮像シーケンスの種類を含み、
前記テーブルに含まれる体動の許容度は、前記撮像シーケンスに応じて設定されていることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項9】
請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記体動関連情報は、検査部位に応じた部位毎の体動の許容度を示す事前情報を含むことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
【請求項10】
請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置であって、
前記撮像部は、複数の本スキャンを含む一連の撮像を実行するものであり、
前記体動関連情報は、前記一連の撮像において体動を許容するタイミング情報を含むことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気共鳴撮像装置(以下、MRI装置という)やCT装置に代表される、所定のボア内に被検体を挿入して、被検体を撮像する医用画像診断装置に係り、特にボア内に置かれた被検体に情報を提供する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
MRI検査は、MRI装置の「ボア」と呼ばれる円筒状の撮影空間内で行われ、かつ検査時間が20~30分と比較的長い。検査中に被検体に動きがあると、画像に体動アーチファクトが発生し精度の良い画像が得られない。このため検査中は、呼吸を含め、体動を極力抑える必要がある。しかし、ボアという閉所空間で長時間にわたり、体動を抑制して検査を受けることで、苦痛やストレスを感じる患者は少なくない。また患者によっては、退屈となって検査の途中で寝てしまい検査の進捗が滞ることもある。このような状況は、腹部や心臓検査のような時間が長くなりがちな検査において、高齢者や日頃の疲労が蓄積している中高年でよく見られることである。さらに、長い検査の間、患者はどの程度の体動なら検査に影響が無いか、不安を感じるケースも多い。CT装置を用いた検査は、通常はMRI検査に比べ短時間であるが、造影剤を用いる場合は5分~20分程度かかるケースもあり同様の問題がある。
【0003】
撮影中に被検体の動きをできるだけ抑制するための技術や、体動を検出して、検出した体動によって再撮影の要否を判断する手法や、体動の情報を用いて画像を補正する画像処理技術が種々提案されている(特許文献1)。これらは撮影を行う側、技師や医師或いは装置側で対応するものであるため、体動に関する情報が被検体にはフィードバックされることはない。
【0004】
一方、ボア内に置かれた被検体が長い撮影時間に眠ってしまったり退屈したりしないために被検体が見ることができる位置に風景や動物などの映像を表示する工夫もなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006―346235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
検査中の体動により生じる画質劣化の問題については、体動を補正する画像処理技術により、ある程度解決できるが、体動の大きさによっては、再撮影が必要となり、被検体の拘束時間はさらに長くなる。しかし、装置側或いは操作者側で処理される対応は被検体にはフィードバックされないので、被検体は不安を払しょくすることができない。
【0007】
一方、風景や動物などの表示は、検査中の被検体が退屈しない工夫ではあるが、検査中に被検体が動いてしまう体動の問題を直接解決することはできない。
【0008】
本発明は、長時間に及ぶ検査において、被検体が自らの体動を撮影との関係で自覚でき、それにより退屈だったり不安感を感じたりすることがなく、検査に協力的に関わることが可能な技術を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、検査の進行と平行して、被検体の体動を検出し、検出した体動の情報を現在行われている撮影と関係付けて、被検体に提示する手段を備えた医用画像診断装置、特にMRI装置を提供するものである。
【0010】
すなわち本発明の医用画像診断装置は、撮像部と体動情報処理部を備える。体動情報処理部は、撮影空間に配置された被検体の体動を検出する体動検出装置からの体動情報と撮像部の撮像情報とを関連付けた体動関連情報を、映像表示装置を用いて、撮影空間に配置された被検体が視認可能な位置に表示させるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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