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公開番号2024165803
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082301
出願日2023-05-18
発明の名称認証装置、認証方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】顔認証が困難な画像中のエリアにおける、意図しない進入の発生を検知する認証装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】認証装置は、映像を撮影する撮影部と、前記映像から人物を検出して追尾人物として追尾する追尾部と、追尾人物を、登録データベースに登録された人物データと照合する照合部と、前記追尾人物の行動と照合結果に基づいて、所定エリアへの進入を許可するか判断する進入判断部と、を備える。照合部は、映像中の顔の照合に適した人物特定エリアで追尾人物の顔について照合を行い、進入判断部は、照合結果及び映像中の、照合の精度が望めないがゲートに近い進入判断エリアの追尾人物について進入を許可する判断をする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
映像を撮影する撮影手段と、
前記映像から人物を検出して追尾人物として追尾する追尾手段と、
前記追尾人物を、登録された人物と照合する照合手段と、
前記追尾人物の行動と前記照合結果に基づいて、所定エリアへの進入を許可するか判断する進入判断手段と、を備え、
前記照合手段は、前記映像中の第1エリアの前記追尾人物の顔について照合を行い、
前記進入判断手段は、前記照合結果及び前記映像中の第2エリアの前記追尾人物について進入を許可する判断をする、
ことを特徴とする認証装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1エリア及び前記第2エリアを設定するエリア設定手段をさらに備え、
前記エリア設定手段は、前記照合手段の精度の特性に基づいて前記第1エリア及び前記第2のエリアを設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
【請求項3】
前記エリア設定手段は、前記撮影手段の設置条件における、前記映像における位置ごとに被写体が撮影される角度に基づいて前記第1エリア及び前記第2エリアを設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の認証装置。
【請求項4】
前記エリア設定手段は、前記映像における前記照合手段の画像上の位置ごとの精度に基づいて前記第1エリア及び前記第2エリアを設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の認証装置。
【請求項5】
前記追尾の結果から追尾人物の軌跡を得る軌跡算出手段をさらに備え、
前記進入判断手段は、前記軌跡に基づいて前記追尾人物の進入を許可する判断をする、
ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
【請求項6】
前記追尾人物の行動を認識する行動認識手段をさらに備え、
前記進入判断手段は、前記行動に基づいて前記追尾人物の進入を許可する判断をする、
ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
【請求項7】
前記追尾人物の時刻の異なる顔を比較して同一人物の顔であるかを判定する同一人物判定を行う同一人物判定手段をさらに備え、
前記進入判断手段は、前記同一人物判定の結果に基づいて前記追尾人物の進入を許可する判断をする、
ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
【請求項8】
前記進入判断手段は、複数の進入判断の基準を保持し、前記追尾人物の位置に基づいて選択した前記基準に基づいて進入を判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
【請求項9】
映像を撮影する撮影工程と、
前記映像から人物を検出して追尾人物として追尾する追尾工程と、
前記追尾人物を、登録された人物と照合する照合工程と、
前記追尾人物の行動と前記照合結果に基づいて、所定エリアへの進入を許可するか判断する進入判断工程と、を備え、
前記照合工程では、前記映像中の第1エリアの前記追尾人物の顔について照合を行い、
前記進入判断工程では、前記照合結果及び前記映像中の第2エリアの前記追尾人物について進入を許可する判断をする、
ことを特徴とする認証方法。
【請求項10】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔などの認証をする技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、顔の画像を照合して同一人物のものであることを判定することによって認証を行う顔認証が行われており、入場者を制限した室内や領域への入場管理に利用されている。その中で、利用者の利便性を高めるため、入場者がゲート前で積極的にカメラに顔を向けることなく、ゲート前を広く撮影するカメラの画像から顔認証することによって入場管理をする、ウォークスルー顔認証と呼ばれる方法が提案されている。
【0003】
ウォークスルー顔認証は、ゲート前の広い範囲を撮影するため、認証に適当でないエリアも映像中に映りこむことがある。特許文献1では、ゲートから遠く小さな顔を除外して、所定の顔サイズで撮影された顔について認証を行う方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6151582号公報
【非特許文献】
【0005】
Bewley, Alex, et al. "Simple online and realtime tracking." 2016 IEEE international conference on image processing (ICIP). IEEE, 2016.
DENG, Jiankang, et al. Arcface: Additive angular margin loss for deep face recognition. In: Proceedings of the IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition. 2019. p. 4690-4699.
Cao, Zhe, et al. "Realtime Multi-Person 2D Pose Estimation using Part Affinity Fields CVPR." (2017).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ウォークスルー顔認証では、装置全体をコンパクトに収め、撮影範囲を確保するため、カメラはゲート付近の上方に設置することがある。この場合、カメラに近いゲート近辺で撮影される人物は、サイズは大きいものの、カメラが見下ろす位置にあるため、顔に角度が付いた状態で撮影されることになる。こうなると顔の照合が困難になる。
【0007】
一方で、ゲート近辺はゲートの先の入場制限エリアに近く、認証を逃れて進入しようとする者を警戒する必要性が最も高い領域でもある。そのような場所で顔認証を用いて進入判断すると、照合誤りによって意図しない進入が発生するリスクが高くなる。
【0008】
本発明は、顔認証が困難な画像中のエリアにおける、意図しない進入の発生を検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態の認証装置は、映像を撮影する撮影手段と、前記映像から人物を検出して追尾人物として追尾する追尾手段と、前記追尾人物を、登録された人物と照合する照合手段と、前記追尾人物の行動と前記照合結果に基づいて、所定エリアへの進入を許可するか判断する進入判断手段と、を備え、前記照合手段は、前記映像中の第1エリアの前記追尾人物の顔について照合を行い、前記進入判断手段は、前記照合結果及び前記映像中の第2エリアの前記追尾人物について進入を許可する判断をする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、顔認証が困難な画像中のエリアにおける、意図しない進入の発生を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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