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公開番号2024165768
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082252
出願日2023-05-18
発明の名称二次電池
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シール性能の低下を抑制する。
【解決手段】二次電池Aは、積層電極体10と、積層電極体10の外周縁から突出したタブ18と、シート状基材22の内面に熱溶着可能なシール材23を貼着した形態であり、積層電極体10とタブ18を収容する一対のラミネートシート21と、を備え、一対のラミネートシート21の外周縁部21Sには、シール材23を熱溶着することによって熱溶着部24が形成され、熱溶着部24は、タブ18を挟む第1溶着部25と、タブ18を挟まない第2溶着部26とを含み、第2溶着部26におけるタブ18との隣接部位27には、凹凸形状の表面を有するシート状保持体33が、一対のラミネートシート21の間に挟まれるように配置され、一対のラミネートシート21の間に挟まれるシート状保持体33の枚数は、1枚のみである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
セパレータを挟んで負極板と正極板を交互に積層した積層電極体と、
前記積層電極体の外周縁から突出したタブと、
シート状基材の内面に熱溶着可能なシール材を貼着した形態であり、前記積層電極体と前記タブを収容する一対のラミネートシートと、を備え、
前記一対のラミネートシートの外周縁部には、前記シール材を熱溶着することによって熱溶着部が形成され、
前記熱溶着部は、前記タブを挟む第1溶着部と、前記タブを挟まない第2溶着部とを含み、
前記第2溶着部における前記タブとの隣接部位には、凹凸形状の表面を有するシート状保持体が、前記一対のラミネートシートの間に挟まれるように配置され、
前記一対のラミネートシートの間に挟まれる前記シート状保持体の枚数は、1枚のみである二次電池。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記第2溶着部は、一対の前記隣接部位を含み、
前記タブの外面は、第1外面と第2外面とを含み、
1つの前記タブに対して2枚の前記シート状保持体が設けられ、
前記2枚のシート状保持体のうち一方の前記シート状保持体は、前記第1外面を覆う領域と、前記一対の隣接部位のうち一方の前記隣接部位とに配置され、
前記2枚のシート状保持体のうち他方の前記シート状保持体は、前記第2外面を覆う領域と、前記一対の隣接部位のうち他方の前記隣接部位とに配置されている請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記第2溶着部は、一対の前記隣接部位を含み、
前記タブの外面は、第1外面と第2外面とを含み、
1枚の前記シート状保持体が、前記第1外面を覆う領域と、前記一対の隣接部位とに配置されている請求項1に記載の二次電池。
【請求項4】
前記シート状保持体は、前記タブの外面を覆わず、且つ前記隣接部位のみに配置されている請求項1に記載の二次電池。
【請求項5】
熱溶着可能な接着材からなる接着層を前記シート状保持体に積層した形態の機能シートを備えており、
前記機能シートが前記隣接部位に配置されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項6】
前記機能シートが、第1の前記接着層と前記シート状保持体と第2の前記接着層とを順に積層した構造である請求項5に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、セパレータを介して正電極と負電極を交互に積層した電極アセンブリと、正電極に接続されたリードタブと、負電極に接続されたリードタブとを有するリチウムイオンパウチセルが開示されている。電極アセンブリとリードタブの基端部は、金属ラミネートフィルムからなる2つのブランクの間に収容されている。リードタブと2つのブランクとの隙間は、2枚のテープからなるシールテープによってシールされている。シールテープは、ヒーターによって加圧しながら加熱することによって、リードタブとブランクとに熱溶着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-532082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シールテープは、リードタブを覆う部分だけでなく、リードタブを覆わずにリードタブの側縁に沿った部位に亘って配置されている。熱溶着用のヒーターは、シールテープの全体を加熱する大きさを有する。ここで、リードタブは一定程度の厚みを有しているため、ヒーターの加熱部におけるシールテープとの対向面は、リードタブが存在する部位の形状と、リードタブが存在しない部位の形状とに合わせた形状、即ち平面ではない形状をなす。そして、リードタブの厚さやブランクの厚さは、公差範囲内でばらつきがある。そのため、ヒーターでブランクとリードタブを加熱しながら加圧したときに、溶融状態のシールテープが加圧力によってブランクの外部へ流出することが懸念される。シールテープが流出すると、シール性が低下する。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シール性能の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の二次電池は、
セパレータを挟んで負極板と正極板を交互に積層した積層電極体と、
前記積層電極体の外周縁から突出したタブと、
シート状基材の内面に熱溶着可能なシール材を貼着した形態であり、前記積層電極体と前記タブを収容する一対のラミネートシートと、を備え、
前記一対のラミネートシートの外周縁部には、前記シール材を熱溶着することによって熱溶着部が形成され、
前記熱溶着部は、前記タブを挟む第1溶着部と、前記タブを挟まない第2溶着部とを含み、
前記第2溶着部における前記タブとの隣接部位には、凹凸形状の表面を有するシート状保持体が、前記一対のラミネートシートの間に挟まれるように配置され、
前記一対のラミネートシートの間に挟まれる前記シート状保持体の枚数は、1枚のみである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の二次電池によれば、熱溶着工程において一対のラミネートシートが加圧されたときに、第2溶着部における第1溶着部との隣接部位では、シート状保持体の凹凸形状によって、シール材の流出を抑制することができる。さらに、一対のラミネートシートの間に挟まれるシート状保持体は1枚だけなので、第2溶着部のうち、シート状保持体が存在する領域とシート状保持体が存在しない領域との境界部分では、ラミネートシートの段差が少ない。よって、シート状保持体を配置したことに起因するシール性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1の二次電池の斜視図
積層電極体の分解斜視図
タブ及びその近傍におけるラミネート構造をあらわす部分拡大正面図
図3の部分拡大図
タブに熱溶着層を形成し、機能シートとラミネートシートを溶着していない状態をあらわす部分拡大正面図
ラミネートシートの部分拡大正面図
機能シートの部分拡大正面図
実施形態2の二次電池のラミネート構造をあらわす部分拡大正面図
実施形態2において、タブに熱溶着層を形成し、機能シートとラミネートシートを溶着していない状態をあらわす部分拡大正面図
実施形態3の二次電池のラミネート構造をあらわす部分拡大正面図
実施形態3において、タブに熱溶着層を形成し、機能シートとラミネートシートを溶着していない状態をあらわす部分拡大正面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここで、本開示の望ましい形態例を示す。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
【0010】
本開示の二次電池は、前記第2溶着部は、一対の前記隣接部位を含み、前記タブの外面は、第1外面と第2外面とを含み、1つの前記タブに対して2枚の前記シート状保持体が設けられ、前記2枚のシート状保持体のうち一方の前記シート状保持体は、前記第1外面を覆う領域と、前記一対の隣接部位のうち一方の前記隣接部位とに配置され、前記2枚のシート状保持体のうち他方の前記シート状保持体は、前記第2外面を覆う領域と、前記一対の隣接部位のうち他方の前記隣接部位とに配置されている。この構成によれば、必要なシート状保持体の種類は、大きさが共通の1種類だけで済む。
(【0011】以降は省略されています)

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