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公開番号
2024161946
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077022
出願日
2023-05-09
発明の名称
半導体装置
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
29/739 20060101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ダイオード領域とIGBT領域とを備える半導体装置において、チップの温度が局所的に高くなることを防止する。
【解決手段】半導体装置は、IGBTとして機能するIGBT領域(10)と、ダイオードとして機能する複数のダイオード領域(20)とを備えるRC-IGBTのチップを備える。IGBT領域(10)とダイオード領域(20)とを合わせた領域である有効領域内に、複数のダイオード領域(20)が島状に配置される。1つのダイオード領域(20)の一辺の長さをWD、隣り合うダイオード領域(20)の間隔をWI、有効領域の一辺の長さをWC、チップの厚みをtとすると、2t<WD<5t、2t<WI<5t、WD+WI<WC/6の関係が満たされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)として機能するIGBT領域と、
ダイオードとして機能する複数のダイオード領域と、
を備えるRC-IGBT(Reverse Conducting IGBT)のチップを備え、
前記IGBT領域と前記ダイオード領域とを合わせた領域である有効領域内に、複数の前記ダイオード領域が島状に配置されており、
1つの前記ダイオード領域の一辺の長さをWD、隣り合う前記ダイオード領域の間隔をWI、前記有効領域の一辺の長さをWC、前記チップの厚みをtとすると、
2t<WD<5t
2t<WI<5t
WD+WI<WC/6
の関係が満たされている、
半導体装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記ダイオード領域の一辺の長さと、隣り合う前記ダイオード領域の間隔とが、ともに160μm以上400μm以下である、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記IGBTのゲート電極とゲートパッドとの間を接続するゲート配線が配置されたゲート配線領域が、前記有効領域内には設けられておらず、前記有効領域の外周部に設けられている、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記ダイオード領域は、前記IGBTのゲート電極が埋め込まれたアクティブトレンチゲートとして、第1方向に延伸するトレンチゲートと、前記第1方向に直交する第2方向に延伸する交差トレンチゲートとを有し、
前記交差トレンチゲートは、前記有効領域の外周部において、前記IGBTの前記ゲート電極とゲートパッドとの間を接続するゲート配線に接続している、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記交差トレンチゲートは、前記ダイオード領域の端部に沿って延伸している、
請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ダイオード領域と前記IGBT領域とは、第1主面側の構造は互いに同じであり、第2主面側の構造は互いに異なる、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記チップは、平面視で前記有効領域の外側に配置された温度センスダイオードをさらに備える、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記チップは、前記有効領域の上側に配置された金属層と前記金属層上のめっき層とを含む積層金属層をさらに備える、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関し、特に、ダイオード領域とIGBT領域とを備える半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
IGBTとダイオードとが一つの半導体基板に形成された構造の半導体装置である逆導通IGBT(Reverse Conducting Insulated Gate Bipolar Transistor)(以下「RC-IGBT」という)が知られている(例えば下記の特許文献1)。RC-IGBTは、IGBTとダイオードとが別体である場合に比べ、有効面積を縮小して電流密度を高くでき、また放熱性が良いという利点もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5103830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
RC-IGBTには、チップ最表面の温度(Tj)が局所的に高くなるという問題がある。これは、ダイオード領域とIGBT領域との間の熱交換が不十分なことによって引き起こされると考えられる。
【0005】
本開示は以上のような課題を解決するためになされたものであり、ダイオード領域とIGBT領域とを備える半導体装置において、チップの温度が局所的に高くなることを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る半導体装置は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)として機能するIGBT領域と、ダイオードとして機能する複数のダイオード領域と、を備えるRC-IGBT(Reverse Conducting IGBT)のチップを備え、前記IGBT領域と前記ダイオード領域とを合わせた領域である有効領域内に、複数の前記ダイオード領域が島状に配置されており、1つの前記ダイオード領域の一辺の長さをWD、隣り合う前記ダイオード領域の間隔をWI、前記有効領域の一辺の長さをWC、前記チップの厚みをtとすると、2t<WD<5t、2t<WI<5t、WD+WI<WC/6の関係が満たされている。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る半導体装置によれば、ダイオード領域とIGBT領域との間の放熱性が向上し、チップの温度が局所的に高くなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る半導体装置のチップの平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のチップにおける温度分布を示す図である。
比較例の半導体装置のチップにおける温度分布を示す図である。
実施の形態1に係る半導体装置と比較例の半導体装置との短絡耐量を比較した図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域の平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のダイオード領域の平面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のダイオード領域の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のダイオード領域の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置のIGBT領域とダイオード領域との境界の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の終端領域の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
実施の形態2に係る半導体装置の平面図である。
実施の形態3に係る半導体装置の平面図である。
実施の形態4に係る半導体装置の構成を説明するための図である。
実施の形態5に係る半導体装置の構成を説明するための図である。
実施の形態6に係る半導体装置のIGBT領域とダイオード領域との境界の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明において、nおよびpは半導体の導電型を示し、本開示においては、第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明するが、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。また、n
-
は不純物濃度がnよりも低濃度であることを示し、n
+
は不純物濃度がnよりも高濃度であることを示す。同様に、p
-
は不純物濃度がpよりも低濃度であることを示し、p
+
は不純物濃度がpよりも高濃度であることを示す。
【0010】
また、各領域の不純物濃度の高さはピーク濃度によって規定されるものとする。すなわち、不純物濃度が高い(または低い)領域とは、不純物のピーク濃度が高い(または低い)領域を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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