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公開番号
2024165468
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081696
出願日
2023-05-17
発明の名称
乾燥イオン交換樹脂製造充填設備および乾燥イオン交換樹脂の充填方法
出願人
オルガノ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01J
47/00 20170101AFI20241121BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】乾燥樹脂の充填作業における大気から乾燥樹脂への水分吸着を抑制することができ、かつ、大規模スケールで行う作業にも適用可能な乾燥樹脂の充填方法を実施することができる乾燥イオン交換樹脂製造充填設備を提供する。
【解決手段】イオン交換樹脂を乾燥して、含水率が低減された乾燥イオン交換樹脂を得るための乾燥設備と、前記乾燥イオン交換樹脂を容器に充填する充填作業を行うための充填設備および前記充填作業を行う環境における静電気を除去するための静電気除去設備を備える充填エリアと、を有する乾燥イオン交換樹脂製造充填設備。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
イオン交換樹脂を乾燥して、含水率が低減された乾燥イオン交換樹脂を得るための乾燥設備と、
前記乾燥イオン交換樹脂を容器に充填する充填作業を行うための充填設備および前記充填作業を行う環境における静電気を除去するための静電気除去設備を備える充填エリアと、
を有する乾燥イオン交換樹脂製造充填設備。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記充填エリア内の湿度が45%以下、かつ温度が30℃以下である、請求項1に記載の乾燥イオン交換樹脂製造充填設備。
【請求項3】
前記容器に充填された乾燥イオン交換樹脂の含水率が15%以下である、請求項1に記載の乾燥イオン交換樹脂製造充填設備。
【請求項4】
前記イオン交換樹脂が、弱塩基性アニオン交換樹脂、カチオン交換樹脂およびキレート樹脂からなる群より選択される、請求項1に記載の乾燥イオン交換樹脂製造充填設備。
【請求項5】
前記乾燥設備が前記充填エリア内に設けられている、請求項1~4のいずれか一項に記載の乾燥イオン交換樹脂製造充填設備。
【請求項6】
乾燥設備を用いてイオン交換樹脂を乾燥して、含水率が低減された乾燥イオン交換樹脂を得る乾燥工程と、
充填エリアにおいて、前記乾燥イオン交換樹脂を容器に充填する充填作業を行う充填工程と、
を有する、乾燥イオン交換樹脂の充填方法であって、
前記充填エリア内の湿度が45%以下、かつ温度が30℃以下であることを特徴とする、乾燥イオン交換樹脂の充填方法。
【請求項7】
前記充填エリアにおいて、静電気除去設備を用いて前記充填作業を行う環境における静電気を除去する静電気除去工程をさらに有する、請求項6に記載の乾燥イオン交換樹脂の充填方法。
【請求項8】
前記充填作業が、前記乾燥イオン交換樹脂を前記乾燥設備から抜き出した後、1時間以内に完了する、請求項6に記載の乾燥イオン交換樹脂の充填方法。
【請求項9】
前記充填工程において前記容器に充填された乾燥イオン交換樹脂の含水率が15%以下である、請求項6に記載の乾燥イオン交換樹脂の充填方法。
【請求項10】
前記イオン交換樹脂が、弱塩基性アニオン交換樹脂、カチオン交換樹脂およびキレート樹脂からなる群より選択される、請求項6~9のいずれか一項に記載の乾燥イオン交換樹脂の充填方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥イオン交換樹脂製造充填設備および乾燥イオン交換樹脂の充填方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
乾燥イオン交換樹脂の調製においては、乾燥設備において含水率を低減した乾燥イオン交換樹脂(以下、「乾燥樹脂」ともいう)を、前記乾燥設備から抜き出し、保管容器へ移送し、充填する作業を行う間に、大気からの水分の吸着(吸湿)によって樹脂の含水率が上昇するという課題があった。特に、季節や天気の影響等により、上記作業を行う工場内の湿度や温度が上昇する場合は、乾燥樹脂と接触する大気中の水分濃度が高くなり、乾燥樹脂が水分を吸着しやすくなる。一方で、乾燥樹脂は静電気により帯電しやすく、その影響により、樹脂の周囲への飛散や、樹脂への金属、微粒子、およびほこり等の混入が起こりやすいという課題があった。そのため、乾燥樹脂を充填する作業や含水率の測定を行う環境における水分汚染を抑制する方法や、前記環境における静電気の影響を軽減する方法が必要とされている。
【0003】
特許文献1には、乾燥状態のイオン交換樹脂をカートリッジ容器に移す工程における金属や微粒子等の付着による樹脂の汚染を防止するため、カートリッジ容器に充填したイオン交換樹脂を、前記カートリッジ容器ごと乾燥する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/123718号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法によれば、樹脂を予めカートリッジ容器に充填した後に乾燥を行うため、乾燥後の樹脂を容器へ充填する作業における汚染を回避することが可能である。しかしながら、特許文献1に記載の方法は、乾燥設備内に収容できるサイズの容器を用いることを前提とするものである。すなわち、特許文献1に記載の方法は、カートリッジサイズのような小規模スケールで行う作業を対象とする技術であり、数十kgレベルの大規模スケールで行う作業を想定した技術ではない。
【0006】
したがって、本発明は、乾燥樹脂の充填作業における大気から乾燥樹脂への水分吸着を抑制することができ、かつ、大規模スケールで行う作業にも適用可能な乾燥樹脂の充填方法を提供することを目的とする。また、本発明は、上記乾燥樹脂の充填方法を実施することができる乾燥イオン交換樹脂製造充填設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、イオン交換樹脂を乾燥して、含水率が低減された乾燥イオン交換樹脂を得るための乾燥設備と、前記乾燥イオン交換樹脂を容器に充填する充填作業を行うための充填設備および前記充填作業を行う環境における静電気を除去するための静電気除去設備を備える充填エリアと、を有する乾燥イオン交換樹脂製造充填設備である。
【0008】
また本発明は、乾燥設備を用いてイオン交換樹脂を乾燥して、含水率が低減された乾燥イオン交換樹脂を得る乾燥工程と、充填エリアにおいて、前記乾燥イオン交換樹脂を容器に充填する充填作業を行う充填工程と、を有する、乾燥イオン交換樹脂の充填方法であって、前記充填エリア内の湿度が45%以下、かつ温度が30℃以下であることを特徴とする乾燥イオン交換樹脂の充填方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、乾燥樹脂の充填作業における大気から乾燥樹脂への水分吸着を抑制することができ、かつ、大規模スケールで行う作業にも適用可能な乾燥樹脂の充填方法を提供することができる。また、本発明によれば、上記乾燥樹脂の充填方法を実施することが可能な乾燥イオン交換樹脂製造充填設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一態様に係る乾燥イオン交換樹脂製造充填設備および乾燥イオン交換樹脂の充填方法を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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