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公開番号
2024165297
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081381
出願日
2023-05-17
発明の名称
合金、合金部材、機器及び合金の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C22C
23/00 20060101AFI20241121BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】 十分な硬度を有し、かつ、靭性に優れた合金を提供する。
【解決手段】 Mg,Li,Al及びZrを含有する合金であって、Mgの含有量及びLiの含有量の和が90質量%以上である。さらに、Ge及び/又はBeを合計0.02質量%以上0.4質量%以下の範囲で含有する。Zrの含有量が、0.6質量%以上3.0質量%以下の範囲であり、結晶粒より小さく、前記結晶粒より前記Zrの含有割合が多く、かつ、前記Alを含有する偏在部分を有することを特徴とする。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
Mg,Li,Al及びZrを含有する合金であって、
前記Mgの含有量及び前記Liの含有量の和が90質量%以上であり、
さらに、Ge及び/又はBeを合計0.02質量%以上0.4質量%以下の範囲で含有し、
前記Zrの含有量が、0.6質量%以上3.0質量%以下の範囲であり、
結晶粒より小さく、前記結晶粒より前記Zrの含有割合が多く、かつ、前記Alを含有する偏在部分を有することを特徴とする合金。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記偏在部分は、前記Zrの含有量が前記Alの含有量より多い請求項1に記載の合金。
【請求項3】
前記偏在部分は、本体部と、前記本体部を覆う表層と、を有し、
前記表層における前記Alの含有割合が、前記本体部における前記Alの含有割合より多い請求項1に記載の合金。
【請求項4】
前記Zrの含有量が、1.0質量%以上3.0質量%以下の範囲である請求項1に記載の合金。
【請求項5】
前記合金の結晶粒の平均粒径が、400μm以下である請求項1に記載の合金。
【請求項6】
前記合金の結晶粒の平均粒径が、200μm以下である請求項1に記載の合金。
【請求項7】
前記偏在部分が、
前記結晶粒に存在するものは晶出物であり、
前記粒界に存在にするものは析出物である請求項1に記載の合金。
【請求項8】
前記Liの含有量が、11質量%以上13.5質量%以下の範囲である請求項1に記載の合金。
【請求項9】
前記Alの含有量が、1質量%以上5質量%以下の範囲である請求項1に記載の合金。
【請求項10】
前記Geの含有量が、0.04質量%以上0.4質量%以下であり、
前記Beの含有量が、0.02質量%以上0.1質量%以下である請求項1に記載の合金。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は合金、合金部材、機器及び合金の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
Mg-Li系合金は、軽量であり、かつ、制振性や比強度に優れることから様々な機器へ利用されることが期待されている。しかし、Liは非常に活性であり、イオン化しやすく、かつ溶解しやすい金属元素である。そのため、Mg-Li系合金は、湿潤状態において腐食しやすい。また、構造材料としては硬度が十分ではない。
【0003】
硬度を高めるためにMg-Li系合金にAlを含有させることが知られている。また、特許文献1には、Alを含有させたMg-Li系合金にGe及び/又はBeを含有させることで耐食性と硬度を高めた合金が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-189941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、Mg-Li系合金において硬度を高めることは、靭性の低下を招来するおそれがあった。そのため、使用条件及び製造条件によってはMg-Li系合金の靭性が不十分で、クラックが入ることがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第一の態様は、Mg,Li,Al及びZrを含有する合金であって、前記Mgの含有量及び前記Liの含有量の和が90質量%以上であり、さらに、Ge及び/又はBeを合計0.02質量%以上0.4質量%以下の範囲で含有し、前記Zrの含有量が、0.6質量%以上3.0質量%以下の範囲であり、結晶粒より小さく、前記結晶粒より前記Zrの含有割合が多く、かつ、前記Alを含有する偏在部分を有することを特徴とする合金である。
【0007】
上記課題を解決するための第二の態様は、Mg,Li,Al及びZrを含有し、前記Mgの含有量及び前記Liの含有量の和が90質量%以上であり、さらにGe及び/又はBeを合計0.1質量%以上3.0質量%以下含有し、前記Zrの含有量が、0.6質量%以上3.0質量%以下の範囲である原料を700℃以上に加熱して溶融する加熱工程と、前記溶融した原料を冷却する冷却工程と、を有し、前記冷却工程において、前記溶融した原料を固化するまでの冷却速度が30℃/時以下であり、前記固化から150℃までの冷却速度が50℃/分以上であることを特徴とする合金の製造方法である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、十分な硬度を有し、かつ、靭性に優れた合金を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る合金部材の概略図。
第1実施形態に係る合金の概念図。
第1実施形態に係る合金の概念図。
第1実施形態に係る合金の製造工程を示したフロー図。
第2実施形態に係る機器の概略図。
第3実施形態に係る機器の概略図。
第4実施形態に係る機器の概略図。
実施例1のSEM画像。
実施例1のSEM-EDS分析結果。
実施例1及び比較例1のX線回折測定図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
[合金部材]
図1は、第1実施形態に係る合金部材の概略図であり、積層方向から切断した際の断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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