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公開番号
2024164402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023079850
出願日
2023-05-15
発明の名称
乾式メタン発酵システム及び乾式メタン発酵方法
出願人
三芦商事株式会社
,
ユア・エネルギー開発株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B09B
3/65 20220101AFI20241120BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】本発明の課題は、消費電力を低減させ、かつ発酵残渣を減容させた乾式メタン発酵システム及び乾式メタン発酵方法を提供することである。
【解決手段】本発明の乾式メタン発酵システム100は、有機物を乾燥させる3段階の工程を3つの乾燥装置で別々に行う3段階乾燥装置1を有し、有機物の水分量を70%以下に調整する水分量調整手段3を有する第1乾燥装置2と、水分量を70%以下に調整した前記有機物を膨張させる手段6及び加熱する手段7を有する、第2乾燥装置5と、膨張及び加熱した前記有機物を冷却する、第3乾燥装置8と、を備える、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
有機物を乾燥させる3段階の工程を3つの乾燥装置で別々に行う3段階乾燥装置を有し、当該3段階乾燥装置により乾燥させた前記有機物を用いてメタン発酵を行う乾式メタン発酵システムであって、
前記3段階乾燥装置は、
有機物の水分量を70%以下に調整する水分量調整手段を有する第1乾燥装置と、
水分量を70%以下に調整した前記有機物を膨張させる手段及び加熱する手段を有する第2乾燥装置と、
膨張及び加熱した前記有機物を冷却する第3乾燥装置と、を備える
ことを特徴とする乾式メタン発酵システム。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記3段階乾燥装置は、上から縦方向に、前記第1乾燥装置、前記第2乾燥装置、前記第3乾燥装置の順に3つの前記乾燥装置が連なる
ことを特徴とする請求項1に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項3】
前記水分量調整手段は、水性ガスを生成する水性ガス生成手段を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項4】
前記水性ガス生成手段は、粉炭を用いる
ことを特徴とする請求項3に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項5】
前記粉炭を、発酵残渣槽から、前記水性ガス生成手段へ供給する第1供給手段を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項6】
乾燥させた前記有機物を破砕し、複合微生物と混合する破砕混合機器を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項7】
前記複合微生物を、発酵残渣槽から、前記破砕混合機器へ供給する第2供給手段を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項8】
前記複合微生物と混合した前記有機物を発酵させて酸を生成する3段階の工程を、3つの槽で別々に行う3段階酸生成槽を有し、
前記3段階酸生成槽は、
前記複合微生物と混合した前記有機物を発酵させて低分子有機物を生成する第1槽と、
前記低分子有機物を発酵させて揮発性脂肪酸、水素及び二酸化炭素を生成する第2槽と、
未反応の前記低分子有機物及び前記揮発性脂肪酸を発酵させて水素、二酸化炭素及び酢酸を生成する第3槽と、を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項9】
発酵させた前記有機物を更に発酵させ、メタンを生成するメタン発酵槽を有する
ことを特徴とする請求項8に記載の乾式メタン発酵システム。
【請求項10】
前記発酵残渣槽が、発酵残渣を保管する
ことを特徴とする請求項5又は請求項7に記載の乾式メタン発酵システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾式メタン発酵システム及び乾式メタン発酵方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
化石資源を除いた生物由来の有機性資源のことを、「バイオマス」という。バイオマスは、具体的には、農林水産物、稲藁、もみがら、食品廃棄物、家畜排せつ物、木くずなどが挙げられる。
【0003】
中でも、食品廃棄物をはじめとする有機廃棄物の発生量は、近年増加傾向にあり、その多くは焼却処理されている。これにより、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量も増加傾向にあり、地球温暖化に大きく影響している。
そのため、有機廃棄物のバイオマスとしての再利用や再資源化が求められている。
【0004】
有機廃棄物をバイオマスとして再利用や再資源化する技術として、メタン発酵技術が知られている。メタン発酵技術は、汚水処理技術として古くから利用されているが、近年では、バイオマスからエネルギーを生産する技術として注目されている。
【0005】
メタン発酵技術には、湿式型と乾式型が挙げられる。
湿式型と乾式型を比較する。
なお、「TS濃度」とは、汚泥濃度のことである。
【0006】
TIFF
2024164402000002.tif
76
165
【0007】
処理物の幅広さ、バイオガスの発生量の大きさ、排水処理の有無、建設コスト等を考慮すると、乾式型を用いることが好ましい。
しかし、その一方、乾式型では、消費電力が大きく、発酵残渣が多いという問題があった。
【0008】
特許文献1では、有機廃棄物の乾式メタン発酵で大量に発生する発酵残渣を、効率的に減容することができる乾式メタン発酵装置についての技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-177008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、乾式メタン発酵装置において、発酵残渣の減容は、求められる一方であり、更なる改良が求められている。また、乾式メタン発酵装置の消費電力が大きいという問題は依然として解決されていない。
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、消費電力を低減させ、かつ発酵残渣を減容させた乾式メタン発酵システム及び乾式メタン発酵方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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