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公開番号2025001878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101615
出願日2023-06-21
発明の名称処理システム
出願人株式会社SOKEN,トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B09B 3/70 20220101AFI20241226BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】廃棄物の安定化処理の反応速度を向上させるアルカリ性固体反応物の処理システムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る処理システム10は、アルカリ性固体反応物の処理システムであって、廃棄物200を収容する容器100と、水111を貯蔵する貯蔵部110と、貯蔵部に所定のガスを供給するガス供給部120と、所定のガスが供給された水を容器に供給する水供給部130と、を備え、容器は、当該容器の底部に沿って設けられた通気性を有する隔壁101を備えるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アルカリ性固体反応物の処理システムであって、
廃棄物を収容する容器と、
水を貯蔵する貯蔵部と、
前記貯蔵部に所定のガスを供給するガス供給部と、
前記所定のガスが供給された水を前記容器に供給する水供給部と、を備え、
前記容器は、当該容器の底部に沿って設けられた通気性を有する隔壁を備える
処理システム。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
さらに、前記底部と前記隔壁との間の空間に漏出した水を回収して前記水供給部に戻す水循環部を備える
請求項1に記載の処理システム。
【請求項3】
前記貯蔵部は、前記ガス供給部からのガスを供給するガス入口と、水を通過したガスを回収して前記ガス供給部に戻すガス循環部と、を備える
請求項1に記載の処理システム。
【請求項4】
前記所定のガスは、二酸化炭素、空気、水蒸気、酸素、オゾン、窒素、水素、硫化水素、及び酸性ガスの一種以上を含有するガスである
請求項1~3のいずれか一項に記載の処理システム。
【請求項5】
さらに、制御部を備え、
前記制御部は、前記貯蔵部の水のpHが7未満となる様に前記ガス供給部のガス流量及びガス濃度の少なくとも一方を制御し、
前記容器内において、前記廃棄物に浸漬する水のpHが7未満となる様に前記水供給部の水供給量を制御する
請求項1~3のいずれか一項に記載の処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、処理システムに関し、特に、アルカリ性固体反応物の処理システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、廃棄物が収容された容器の下方よりガスを供給して廃棄物の炭酸塩化を行う処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-177322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
産業廃棄物などの廃棄物を焼却した際に発生する焼却灰などのアルカリ性固体反応物を、資源として有効活用するために、炭酸化する技術の開発が進んでいる。
【0005】
特許文献1に開示される処理装置は、廃棄物の安定化処理として、廃棄物の炭酸化を行い、廃棄物中のミネラル分(Ca、Mgなど)を不溶化させるものである。一方で、廃棄物とCO

を反応させて炭酸塩を生成させる処理は、廃棄物中のミネラル分が雨水と大気中のCO

によって炭酸塩化が進むが、反応速度が非常に遅いという問題がある。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、廃棄物の安定化処理の反応速度を向上させるアルカリ性固体反応物の処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る処理システムは、アルカリ性固体反応物の処理システムであって、廃棄物を収容する容器と、水を貯蔵する貯蔵部と、前記貯蔵部に所定のガスを供給するガス供給部と、前記所定のガスが供給された水を前記容器に供給する水供給部と、を備え、前記容器は、当該容器の底部に沿って設けられた通気性を有する隔壁を備えるものである。このようにすることで、廃棄物の安定化処理の反応速度を向上させるアルカリ性固体反応物の処理システムを提供することができる。
【0008】
また、本開示に係る処理システムは、さらに、前記底部と前記隔壁との間の空間に漏出した水を回収して前記水供給部に戻す水循環部を備えてもよい。このようにすることで、処理コストを低減することができる。
【0009】
また、本開示に係る処理システムの前記貯蔵部は、前記ガス供給部からのガスを供給するガス入口と、水を通過したガスを回収して前記ガス供給部に戻すガス循環部と、を備えてもよい。このようにすることで、未反応のガスの外部への排出を抑制することができる。
【0010】
また、本開示に係る処理システムの前記所定のガスは、二酸化炭素、空気、水蒸気、酸素、オゾン、窒素、水素、硫化水素、及び酸性ガスの一種以上を含有するガスであってもよい。このようにすることで、使用するガスの種類を増やすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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