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公開番号
2025032949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023179549
出願日
2023-10-18
発明の名称
太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置
出願人
ナショナル ユニバーシティ オブ タイナン
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B09B
5/00 20060101AFI20250305BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】太陽電池モジュールの接続箱の取り外し作業を自動化することができる取り外し装置を提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置200は、フレーム機構3と、載せ機構4と、取り外し機構5と、を備えており、載せ機構4は、太陽電池モジュールを載せることができ、取り外し機構5は、移動調整手段52と、ベース53と、取り外し手段54と、取り外し駆動手段と、を備えており、ベース53は、移動調整手段52の制御により太陽電池モジュールの光電板の方へ移動することができ、取り外し手段54は、光電板の裏面に当接することができる切り刃を備えており、取り外し駆動手段は、取り外し手段54と連結されて、取り外し手段54が光電板の裏面に沿って接続箱へ近づいて取り外し手段54の切り刃が接続箱を光電板から取り外すことを駆動することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光電板と、前記光電板の裏面に設けられている接続箱と、を備えている太陽電池モジュールに対して、前記接続箱を前記光電板から取り外すための取り外し装置であって、
前記取り外し装置は、フレーム機構と、載せ機構と、取り外し機構と、を備えており、
前記載せ機構は、前記フレーム機構に設けられており、前記太陽電池モジュールを載せることができ、
前記取り外し機構は、前記フレーム機構に設けられており、且つ移動調整手段と、ベースと、取り外し手段と、取り外し駆動手段と、を備えており、
前記移動調整手段は、前記載せ機構と間隔をあけるように配置されており、
前記ベースは、前記移動調整手段と連接されていると共に、前記移動調整手段により前記太陽電池モジュールの前記光電板の方へ移動するように制御されることができ、
前記取り外し手段は、前記ベースに設けられており、前記移動調整手段の制御によって、前記ベースにより連動されて前記太陽電池モジュールの前記光電板の方へ前記光電板と接触するまで移動することができ、且つ前記光電板の裏面に当接することができる切り刃を備えており、
前記取り外し駆動手段は、前記取り外し手段と連結されていると共に、前記取り外し手段が前記光電板の裏面に沿って前記接続箱へ近づくように移動して、前記取り外し手段の前記切り刃が前記接続箱を前記光電板から剥離して取り外すことを駆動することができるように構成されている、
ことを特徴とする太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
前記ベースは、前記取り外し手段の前記切り刃を止めるための止め板を備えており、
前記移動調整手段は、前記ベースを駆動して、前記止め板及び前記切り刃が前記接続箱の両反対側に位置するようになるよう移動させることができ、
前記切り刃は、前記止め板に対して離間したり当接したりすることができる、
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項3】
前記載せ機構は、前記太陽電池モジュールを水平に載せることができるように構成されており、
前記移動調整手段は、前記ベースを上下方向に沿って移動させることができ、
前記取り外し手段は、水平方向に沿って移動することができるように前記ベースに設けられており、且つ前記切り刃における前記光電板に面する一側面の反対側にある他側面にそれぞれ間隔をあけるように配置されている2つの位置決め板を備えており、
前記2つの位置決め板は、前記光電板から剥離された前記接続箱を、前記2つの位置決め板の間に位置決めすることができる、
ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項4】
前記取り外し手段は、前記2つの位置決め板に跨って前記切り刃と間隔をあけるように配置されている蓋板を更に備えており、
前記取り外し手段には、前記蓋板と前記2つの位置決め板と前記切り刃により収容空間が画成されており、且つ前記収容空間と連通していると共に前記接続箱に向かって開口している開口が形成されており、
前記光電板から剥離された前記接続箱は、前記開口を通して前記収容空間内へ進入することができ、
前記切り刃には、前記開口を通して前記収容空間の外側へ突出している刃先部が形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項5】
前記取り外し手段における各前記位置決め板の前記開口へ近接している端部には、前記開口から離れるように延伸している案内板部が形成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項6】
前記ベースは、前記止め板と間隔をあけるように配置されている基板と、水平方向に沿って延伸していると共に両端が前記止め板及び前記基板にそれぞれ連接されている第1案内ロッドユニットと、を更に備えており、
前記取り外し手段は、前記第1案内ロッドユニットに取り付けられており、前記取り外し駆動手段の駆動により前記第1案内ロッドユニットの延伸方向に沿って移動することができる、
ことを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項7】
前記取り外し機構は、前記ベースの前記基板に設けられていると共に、前記ベースの前記止め板の方へ突出して前記収容空間内に延伸している押し出し手段を更に備えており、
前記取り外し手段は、前記取り外し駆動手段の駆動により剥離位置と復帰位置との間で移動することができ、
前記取り外し手段が前記剥離位置へ移動すると、前記開口が前記押し出し手段から離れながら、前記取り外し手段が前記基板へ近づくようになり、前記切り刃が前記接続箱を前記光電板から剥離し、前記接続箱が剥離されてから、前記収容空間内に収容され、
前記取り外し手段が前記復帰位置へ移動すると、前記開口が前記押し出し手段の方へ近づきながら、前記取り外し手段が前記止め板から離れるようになり、前記取り外し手段が前記復帰位置にあると、前記押し出し手段が、剥離された前記接続箱を前記収容空間から押し出す、
ことを特徴とする請求項6に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項8】
前記取り外し装置は、貯留機構を更に備えており、
前記貯留機構は、ガイドレール手段と、2つの側板と、底板と、を備えており、
前記ガイドレール手段は、水平方向に沿って延伸するように前記フレーム機構に設けられており、
前記2つの側板は、前記ガイドレール手段の延伸方向に沿って間隔をあけるように前記ガイドレール手段にそれぞれ配置されており、
前記底板は、前記2つの側板に跨がることができるように前記ガイドレール手段に配置されており、前記ガイドレール手段に制御されることによって前記ガイドレール手段に沿って前記2つの側板に対して載せ位置と放出位置との間で移動することができ、
前記底板が前記載せ位置にある場合、前記底板と前記2つの側板とにより上方へ開口する貯留槽が画成されており、前記押し出し手段により前記収容空間から押し出された前記接続箱を前記貯留槽に貯留することができ、
前記底板が前記放出位置にある場合、前記底板がいずれか1つの前記側板から離れて、前記貯留槽において下方へ開口している放出口があるようになり、前記貯留槽に貯留されている前記接続箱が前記放出口を通して放出されることができる、
ことを特徴とする請求項7に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項9】
前記取り外し機構は、前記フレーム機構に設けられている水平移動調整手段を更に備えており、
前記移動調整手段は、前記水平移動調整手段に設けられており、
前記水平移動調整手段は、前記移動調整手段を水平移動することができる、
ことを特徴とする請求項8に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
【請求項10】
前記載せ機構は、載せ手段と、位置決め手段と、を備えており、
前記載せ手段は、前方向から後方向へ導入されて前記フレーム機構内に載置された前記太陽電池モジュールを水平に載せるためのものであり、
前記位置決め手段は、ガイドレール部と、一対の挟持部と、動力伝達部と、駆動部と、を備えており、
前記ガイドレール部は、左右方向に沿って延伸するように前記フレーム機構に設けられており、
前記一対の挟持部は、前記左右方向に沿って移動することができるように前記ガイドレール部に設けられており、
前記動力伝達部は、前記一対の挟持部と連接されており、
前記駆動部は、前記フレーム機構に設けられていると共に、前記動力伝達部と連結されており、前記動力伝達部を駆動することができ、
前記駆動部が前記動力伝達部を駆動すると、前記一対の挟持部が、前記動力伝達部により連動されて互いに接近したり離れたりすることができ、
前記一対の挟持部が互いに接近している場合、前記載せ手段により載せられた前記太陽電池モジュールを挟持して位置決めすることができる、
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールを解体するための装置に関し、具体的には、太陽電池モジュール用接続箱を太陽電池モジュールから外すための取り外し装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換するための太陽電池モジュールは、再生エネルギー発電設備として、重要性が益々高まっている。しかしながら、太陽電池モジュールは、長期使用を経て光電変換効率が一定程度に落ちると廃棄されるが、資源回収や省エネルギーや温室効果ガス排出量削減などの環境政策に応じて、廃棄された太陽電池モジュールが地球環境に対する汚染物質とならないように、太陽電池モジュールの回収及び再利用を図らなければならない。
【0003】
特許文献1には、従来の太陽電池モジュールの分離回収方法が開示されている。従来の太陽電池モジュールの接続箱は、接着剤によりバックプレートに粘着されている。なお、太陽電池モジュールのバックプレートやガラス板の回収作業を行なうためには、それらから接続箱を取り外す必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特許出願公開第116251810号明細書“Electrical Parameters of Precision, Coaxial, Air-Dielectric Transmission Line,”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の太陽電池モジュールの接続箱の取り外し方法としては、工具を使って接続箱を抉じ開けてバックプレートから取り外す方法が採られているため、作業者にとって不便であると共に、取り外し作業による人的コストの増加を招いてしまうだけではなく、不用意な操作による圧迫でガラス板が割れる恐れもある。
【0006】
よって、本発明は上記問題点に鑑みて、上記した欠点を少なくとも1つ解決することができる太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための手段として、本発明は、光電板と、前記光電板の裏面に設けられている接続箱と、を備えている太陽電池モジュールに対して、前記接続箱を前記光電板から取り外すための取り外し装置であって、
前記取り外し装置は、フレーム機構と、載せ機構と、取り外し機構と、を備えており、
前記載せ機構は、前記フレーム機構に設けられており、前記太陽電池モジュールを載せることができ、
前記取り外し機構は、前記フレーム機構に設けられており、且つ移動調整手段と、ベースと、取り外し手段と、取り外し駆動手段と、を備えており、
前記移動調整手段は、前記載せ機構と間隔をあけるように配置されており、
前記ベースは、前記移動調整手段と連接されていると共に、前記移動調整手段により前記太陽電池モジュールの前記光電板の方へ移動するように制御されることができ、
前記取り外し手段は、前記ベースに設けられており、前記移動調整手段の制御によって、前記ベースにより連動されて前記太陽電池モジュールの前記光電板の方へ前記光電板と接触するまで移動することができ、且つ前記光電板の裏面に当接することができる切り刃を備えており、
前記取り外し駆動手段は、前記取り外し手段と連結されていると共に、前記取り外し手段が前記光電板の裏面に沿って前記接続箱へ近づくように移動して、前記取り外し手段の前記切り刃が前記接続箱を前記光電板から剥離して取り外すことを駆動することができるように構成されている、太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置は、取り外し機構における移動調整手段とベースと取り外し手段と取り外し駆動手段との構成によって、太陽電池モジュールの接続箱の取り外し作業を自動化することができる。
【0009】
これによって、接続箱の取り外し作業において光電板のガラス基板が圧迫されて割れることを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の構成が示される一部斜視図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置が太陽電池モジュールを載せる状態を示す上面図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置が太陽電池モジュールを位置決めする状態を示す上面断面図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の取り外し機構の構成が示される一部斜視図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の取り外し機構の構成が示される一部側面断面図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の取り外し機構におけるベースと取り外し手段と押し出し手段との構成が示される一部斜視図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の貯留機構の構成が示される一部斜視図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の貯留機構が接続箱を放出する状態を示す図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の取り外し機構が接続箱を光電板から剥離する状態を示す図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の取り外し機構が貯留機構の上方にある状態を示す一部斜視図である。
該実施形態に係る太陽電池モジュール用接続箱の取り外し装置の取り外し機構が接続箱を貯留機構へ押し出す状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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