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公開番号
2025038414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145035
出願日
2023-09-07
発明の名称
廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器
出願人
台鋼資源股分有限公司
代理人
個人
,
個人
,
弁理士法人テックロー国際知財事務所
主分類
B09B
3/45 20220101AFI20250312BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】高圧蒸気を積載容器内の廃棄物と均一に混合して廃棄物安定化処理を行う廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器を提供する。
【解決手段】蒸気式圧力釜内に配置され廃棄物を入れるための積載容器20を具え、前記積載容器20は、収容タンク22と、前記収容タンク22内に設けられるとともに、前記蒸気式圧力釜と前記収容タンク22とを連通させる蒸気導入装置30と、を具え、前記蒸気導入装置30は、前記収容タンク22内に間隔をあけて設けられた複数の蒸気管31を具え、前記各蒸気管31は第1端と第2端を有し、前記第1端と第2端はそれぞれ開口を有し、前記各蒸気管31の第1端の開口は、前記蒸気管31と収容タンク22の外部空間とを連通させ、前記各蒸気管31の第2端の開口は、蒸気管31と収容タンク22とを連通させる、廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
廃棄物を入れるための廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器であって、
収容タンクと、
該収容タンク内に設けられるとともに、該収容タンクの外部空間と該収容タンクとを連通させる蒸気導入装置と、を具え、
該蒸気導入装置は、前記収容タンク内に間隔をあけて設けられた複数の蒸気管を具え、前記各蒸気管は第1端と第2端を有し、前記第1端と第2端はそれぞれ開口を有し、前記各蒸気管の第1端の開口は、前記蒸気管と収容タンクの外部空間とを連通させ、前記各蒸気管の第2端の開口は、前記蒸気管と収容タンクとを連通させることを特徴とする、
廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記各蒸気管が前記収容タンク内に直立の状態で間隔をあけて配列され、前記各蒸気管の第1端が第2端の上方に位置することを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器。
【請求項3】
前記各蒸気管が前記収容タンク内に横向きの状態で間隔をあけて配列され、且つ前記各蒸気管の第1端が前記収容タンクの側壁を貫通することにより、前記各蒸気管の第1端の開口が前記収容タンクの外部空間と連通することを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器。
【請求項4】
前記各蒸気管の第2端と前記収容タンクの内壁面との間に間隔を有することを特徴とする、請求項1~3のいずれか1つに記載の廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器。
【請求項5】
前記各蒸気管が、前記蒸気管の外周に形成され且つ前記蒸気管と収容タンクとを連通させる複数のメッシュを具えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1つに記載の廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器。
【請求項6】
前記積載容器の底部に複数の車輪が装着されることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1つに記載の廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は廃棄物資源化処理設備に関し、特に廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
スラグ(slag)や炉かす、炉石、フライアッシュ、浸出残渣(leaching residues)、耐火ライニング材(refractory lining materials)、鉱石(mining ores)、尾鉱(tailing materials)等のような産業廃棄物は、リサイクルの前に安定化処理を行って、そこに含まれる不安定な成分を除去しなければ、資源化することはできず、安定化させた産業廃棄物であれば、コンクリートの添加材とすることができる。
【0003】
従来のスラグの安定化プロセスは、図5に示すように、主に、複数のメッシュ912を有する積載板91が底部に設けられたフレーム90内にスラグ95を入れ、前記積載板91の下方に蒸気設備93を設けるとともに、前記フレーム90の上方をカバー92で覆い、蒸気設備93によって生成される蒸気を積載板91のメッシュ912を経由してフレーム90内に送り込み、フレーム90内のスラグ95と水和反応させることにより、スラグ95内の不安定成分を除去するものであり、この方法によれば、例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、およびその他の膨張性物質を、安定した水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、および安定した生成物にすることができる。
【0004】
しかしながら、従来のスラグ安定化プロセスでは、蒸気が積載板91の下方から上に向かって拡散することから、堆積したスラグ95に阻まれ、蒸気が比較的上方に位置するスラグ95にまで拡散することができず、上方のスラグ95が蒸気と十分に混合できないため、スラグ95の安定化効果が低く、改善の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の欠点に鑑み、本発明は、高圧蒸気を積載容器内の廃棄物と均一に混合させて廃棄物安定化処理を行う廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器を提供することを主の目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、廃棄物を入れるための廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器を提供するものであり、前記廃棄物体積膨張安定化プロセス用積載容器は、
収容タンクと、
該収容タンク内に設けられるとともに、該収容タンクの外部空間と該収容タンクとを連通させる蒸気導入装置と、を具え、
該蒸気導入装置は、前記収容タンク内に間隔をあけて設けられた複数の蒸気管を具え、前記各蒸気管は第1端と第2端を有し、前記第1端と第2端はそれぞれ開口を有し、前記各蒸気管の第1端の開口は、前記蒸気管と収容タンクの外部空間とを連通させ、前記各蒸気管の第2端の開口は、前記蒸気管と収容タンクとを連通させるとの構成を有するものである。
【0007】
上記の技術的特徴を利用して、スラグ(slag)や炉かす、炉石、フライアッシュ、浸出残渣(leaching residues)、耐火ライニング材(refractory lining materials)、鉱石(mining ores)、尾鉱(tailing materials)等のような産業廃棄物を前記積載容器の収容タンク内に入れ、さらに前記積載容器を蒸気式圧力釜内に入れ、前記蒸気式圧力釜内に高圧蒸気を導入して、高圧蒸気を前記蒸気管の第1端の開口から送り込み、さらに前記蒸気管の第2端の開口からタンク内に流入させて廃棄物と充分に混合させ、高圧蒸気を廃棄物の内部に導入し、蒸気と廃棄物を均一に混合させることにより、廃棄物安定化プロセスの効果を向上させることができると共に、完了までの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、廃棄物体積膨張安定化プロセス用設備の好ましい実施形態の側面透視図である。
図2は、本発明の積載容器の第1の好ましい実施形態の使用を示す側面断面図である。
図3は、本発明の積載容器の第2の好ましい実施形態の使用を示す側面断面図である。
図4は、本発明の積載容器の第3の好ましい実施形態の使用を示す側面断面図である。
図5は、従来のスラグの安定化プロセスにおける操作を示す側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1から図4に示すように、本発明の廃棄物体積膨張安定化プロセス用設備は、蒸気式圧力釜10と、前記蒸気式圧力釜10内に配置され、且つスラグ(slag)や炉かす、炉石、フライアッシュ、浸出残渣(leaching residues)、耐火ライニング材(refractory lining materials)、鉱石(mining ores)、尾鉱(tailing materials)等のような廃棄物50を入れるための積載容器20、20Aと、を具える。
【0010】
図1に示すように、前記蒸気式圧力釜10は、横置きの筒状体を呈する釜本体11と、釜蓋13とを具え、前記釜本体11は接続管15によって外部の蒸気設備と接続され、前記接続管15を介して前記釜本体11内に高圧蒸気を導入し、前記釜本体11は一端が開口または両端が開口可能であり、前記釜蓋13の数は前記釜本体11の開口数に対応しており、前記釜本体11の開口を開閉することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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