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公開番号
2024172667
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090530
出願日
2023-05-31
発明の名称
廃棄物処理システム
出願人
株式会社ミダック
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B09B
1/00 20060101AFI20241205BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】安定してCO
2
固定化および貯留を行うことのできる産業廃棄物処理システムを提供する。
【解決手段】廃棄物処理システムであって、少なくとも一部に二酸化炭素(CO
2
)を吸着したCO
2
固定化素材が堆積された堆積場と、前記堆積場の水素イオン指数を検知する水素イオン検知サブシステムと、前記堆積場にアルカリ性の水素イオン指数改質剤を散布する散布サブシステムと、を備え、前記散布サブシステムは、前記水素イオン検知サブシステムの測定結果に基づいて前記水素イオン指数改質剤を散布する、廃棄物処理システムを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
廃棄物処理システムであって、
少なくとも一部に二酸化炭素(CO
2
)を吸着したCO
2
固定化素材が堆積された堆積場と、
前記堆積場の水素イオン指数を検知する水素イオン検知サブシステムと、
前記堆積場にアルカリ性の水素イオン指数改質剤を散布する散布サブシステムと、を備え、
前記散布サブシステムは、前記水素イオン検知サブシステムの測定結果に基づいて前記水素イオン指数改質剤を散布する、廃棄物処理システム。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記CO
2
固定化素材は、燃焼系副産物に二酸化炭素を固定化させたものである、請求項1に記載の廃棄物処理システム。
【請求項3】
前記燃焼系副産物は、煤塵、燃焼灰、燃え殻、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項4】
前記水素イオン指数改質剤は、石灰、苦土石灰、有機石灰、消石灰、燃焼灰およびそれらの混合物を含む、請求項1に記載の廃棄物処理システム。
【請求項5】
前記水素イオン検知サブシステムは複数設けられ、前記散布サブシステムはあらかじめ設定したpH以下の測定値を検知した前記水素イオン検知サブシステムに対応する区域に前記水素イオン指数改質剤を散布する、請求項1に記載の廃棄物処理システム。
【請求項6】
前記あらかじめ設定したpHは、pH7.0以下である、請求項5に記載の廃棄物処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物処理システムに関し、特に、二酸化炭素を吸着させた廃棄物からの二酸化炭素の放出を抑制する廃棄物処理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
大気中に放出される二酸化炭素(以下、「CO
2
」と記す)の量が増加することにより、気温上昇や、それに伴う異常気象の発生等が起こることが知られている。この点を抑止するため、石灰や燃焼系副産物にCO
2
を固定化し、大気に放出されるCO
2
の量を低減するための基礎実験が行われている。このような技術は、例えば、非特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
小峯秀雄 他, CO2固定化素材を活用したカーボンキャプチャー都市環境創生に関する基礎研究,土木学会論文集 2023年 79巻 第1号.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、CO
2
を固定化した燃焼系副産物等(以下、「CO
2
固定化素材」と記す)を、上記の非特許文献1のように埋め立てた場合、堆積場(埋立地)に埋められたCO
2
固定化素材が、当該CO
2
固定化素材の特性、もしくは他の埋め立て廃棄物の特性、あるいは酸性雨等の環境により酸性に傾くことが考えられる。CO
2
固定化素材が酸性に傾くことにより、CO
2
固定化素材に固定化されたCO
2
は、CO
2
固定化素材から脱離して大気中に再度放出される恐れがある。本願の発明者らは、この点に着目し、堆積場におけるCO
2
固定化素材の酸性化を抑制し、埋め立てられたCO
2
固定化素材からCO
2
が脱離しないように、安定してCO
2
固定化および貯留を行うことのできる産業廃棄物処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために本発明の一形態の廃棄物処理システムは、
少なくとも一部に二酸化炭素(CO
2
)を吸着したCO
2
固定化素材が堆積された堆積場と、
前記堆積場の水素イオン指数を検知する水素イオン検知サブシステムと、
前記堆積場にアルカリ性の水素イオン指数改質剤を散布する水素イオン指数改質剤散布サブシステムと、を備え、
前記散布サブシステムは、前記水素イオン検知サブシステムの測定結果に基づいて前記水素イオン指数改質剤を散布することを特徴とする。
【0006】
本発明の一実施形態において、CO
2
固定化素材は、燃焼系副産物にCO
2
を固定化させたものである。また、燃焼系副産物は、煤塵、燃焼灰、燃え殻、およびそれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
【0007】
また、本発明の一実施形態において、水素イオン指数改質剤は、石灰、苦土石灰、有機石灰、消石灰、燃焼灰およびそれらの混合物を含んでもよい。
【発明の効果】
【0008】
以上の形態によれば、堆積場におけるCO
2
固定化素材の酸性化を抑制し、埋め立てられたCO
2
固定化素材からCO
2
が脱離しないように、安定してCO
2
固定化および貯留を行うことのできる産業廃棄物処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の廃棄物処理システムの上面図である。
(a)は図1中に示した線分IIA-IIAに沿う断面図、(b)は線分IIB-IIBに沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態の廃棄物処理システムを説明する。本実施形態に用いる図面は、本発明の構成、各部の配置、機能、作用及び効果を説明することを目的とし、本発明の具体的な形状や縦横比等を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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