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公開番号2025019418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123025
出願日2023-07-28
発明の名称汚染土壌または汚染水の浄化方法
出願人株式会社セロリ,国立大学法人岩手大学
代理人個人,個人
主分類B09C 1/08 20060101AFI20250131BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】化学物質に汚染された土壌および地下水を高効率且つ確実に浄化することが可能な土壌・地下水の浄化方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる土壌・地下水の浄化方法の構成は、化学物質に汚染された土壌および地下水102を浄化する土壌・地下水の浄化方法であって、過硫酸塩と鉄塩と糖類を土壌および地下水に注入することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
化学物質に汚染された土壌および地下水を浄化する土壌・地下水浄化方法であって、
過硫酸塩と鉄塩と糖類を前記土壌および地下水に注入することを特徴とする土壌・地下水の浄化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化学物質に汚染された土壌や水を浄化する土壌および水の浄化方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
工場等の施設では、トリクロロエチレン(TCE)、テトラクロロエチレン(PCE)等の有機塩素化合物や、ベンゼン等の芳香族炭化水素(以下、それらを化学物質と称する)が広く用いられている。これらの化学物質には発がん性等の有害性を有するものもあるため、近年ではそれらの化学物質による土壌汚染や地下水汚染が大きな課題となっていた。
【0003】
化学物質に汚染された土壌や地下水の浄化方法の1つとしては、例えば特許文献1には、「化学物質に汚染された土壌及び地下水に過硫酸塩及び有機酸鉄を注入して、酸性側のpHで土壌及び地下水を浄化する化学物質汚染の処理方法」が開示されている。特許文献1によれば、かかる構成によって、化学物質に汚染された土壌および地下水において、従来の過硫酸塩による処理よりも安全で効率よく化学物質を処理することができるとしている。
【0004】
特許文献2には、「(A)少なくとも一種の過酸化物(例えば過硫酸塩)と、(B)不飽和カルボン酸類、ヒドロキシカルボン酸類、単糖類、及び二糖類からなる群より選択される少なくとも一種以上を混合させた化学物質分解組成物(鉄イオンが除外されている)」を「化学物質に汚染された土壌・地下水等と接触させることにより、当該化学物質を分解処理する」ことが開示されている。特許文献2によれば、四塩化炭素等の難分解性物質も酸化分解することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5368201号公報
特開2017-043706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1によれば、過硫酸塩および有機酸鉄を注入することによって土壌や地下水に含まれる化学物質を処理することができるとしている。特許文献2によれば、(A)少なくとも一種の過酸化物と、(B)不飽和カルボン酸類、ヒドロキシカルボン酸類、単糖類、及び二糖類からなる群より選択される少なくとも一種以上を混合させている(鉄イオンが除外されている)。しかし、いずれも分解効果が高いとは言えず、さらなる効率の向上を図る必要があった。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、化学物質に汚染された土壌および地下水を高効率且つ確実に浄化することが可能な土壌・地下水の浄化方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる土壌・地下水の浄化方法の代表的な構成は、化学物質に汚染された土壌および地下水を浄化する土壌・地下水浄化方法であって、過硫酸塩と鉄塩と糖類を土壌中あるいは地下水に注入するまたは土壌と混合することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、化学物質に汚染された土壌および地下水を高効率且つ確実に浄化することが可能な土壌・地下水浄化方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態にかかる土壌・地下水の浄化方法を説明する図である。
糖によるTCEの分解促進効果を説明するグラフである。
単糖類によるTCEの分解促進効果を説明するグラフである。
二糖類によるTCEの分解促進効果を説明するグラフである。
多糖類によるTCEの分解促進効果を説明するグラフである。
糖類の分類によるTCEの分解促進効果の比較を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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