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公開番号
2024164248
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-26
出願番号
2024148170,2023078724
出願日
2024-08-30,2019-04-02
発明の名称
電子機器、制御方法及びプログラム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
個人
主分類
G04G
9/00 20060101AFI20241119BHJP(時計)
要約
【課題】ユーザに機能制限を感じさせずに電池寿命を長期化させる。
【解決手段】電子時計100は、第1表示部132と、第1表示部132より消費電力の低い第2表示部136と、第1通信部131と、第1通信部131より消費電力の低い第2通信部135と、第1制御部110と、第1制御部110より消費電力の低い第2制御部120と、ユーザの操作を取得する第1操作部133と、を備え、第1制御部110は、消費電力を抑える動作状態である電力抑制状態への移行の条件が満たされると、第2制御部120に電力抑制通知を送信し、第1表示部132での表示と第1通信部131での通信とを停止し、スリープ状態に移行し、第2制御部120又は第1操作部133からウェイクアップ信号を受信するとスリープ状態から通常状態へ復帰し、第1表示部132での表示と第1通信部131での通信とを開始する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の計時回路を有する第1制御部と、
第2の計時回路を有し、前記第1制御部より消費電力の低い第2制御部と、
を備え、
前記第1制御部は、
通常の動作状態である通常状態から消費電力を抑えるスリープ状態へ移行する場合に、電力抑制通知と、前記第1の計時回路が計時する第1時刻情報とを、前記第2制御部に送信し、
前記第2制御部は、
前記第1制御部から前記電力抑制通知と前記第1時刻情報とを受信した場合、受信した前記第1時刻情報に前記第2の計時回路を同期させ、
前記スリープ状態から前記通常状態へ前記第1制御部を復帰させる場合にウェイクアップ信号を前記第1制御部に送信した後に、前記第2の計時回路が計時する第2時刻情報に基づき前記第1の計時回路を同期させるために前記第2制御部が前記第2時刻情報を送信することを前記第1制御部が待機している間に、前記第2時刻情報を前記第1制御部に送信する、
ことを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1制御部は、
前記第2制御部が前記ウェイクアップ信号を前記第1制御部に送信した後に、前記第2制御部から送信させる前記第2時刻情報を待機し、待機中に前記第2制御部から受信した前記第2時刻情報に前記第1の計時回路を同期させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
第1の計時回路を有する第1制御部と、第2の計時回路を有し、前記第1制御部より消費電力の低い第2制御部と、を備える電子機器の制御方法であって、
前記第1制御部が、通常の動作状態である通常状態から消費電力を抑えるスリープ状態へ移行する場合に、電力抑制通知と、前記第1の計時回路が計時する第1時刻情報とを、前記第2制御部に送信し、
前記第2制御部が、
前記第1制御部から前記電力抑制通知と前記第1時刻情報とを受信した場合、受信した前記第1時刻情報に前記第2の計時回路を同期させ、
前記スリープ状態から前記通常状態へ前記第1制御部を復帰させる場合にウェイクアップ信号を前記第1制御部に送信した後に、前記第2の計時回路が計時する第2時刻情報に基づき前記第1の計時回路を同期させるために前記第2制御部が前記第2時刻情報を送信することを前記第1制御部が待機している間に、前記第2時刻情報を前記第1制御部に送信する、
ことを含む、ことを特徴とする制御方法。
【請求項4】
前記第1制御部が、
前記第2制御部が前記ウェイクアップ信号を前記第1制御部に送信した後に、前記第2制御部から送信させる前記第2時刻情報を待機し、
待機中に前記第2制御部から受信した前記第2時刻情報に前記第1の計時回路を同期させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
【請求項5】
第1の計時回路を有する第1制御部と、第2の計時回路を有し、前記第1制御部より消費電力の低い第2制御部と、を備える電子機器のコンピュータによって、
前記第1制御部が、通常の動作状態である通常状態から消費電力を抑えるスリープ状態へ移行する場合に、前記第1制御部により、電力抑制通知と、前記第1の計時回路が計時する第1時刻情報とを、前記第2制御部に送信させ、
前記第2制御部が、前記第1制御部から前記電力抑制通知と前記第1時刻情報とを受信した場合、前記第2制御部により、受信した前記第1時刻情報に前記第2の計時回路を同期させ、
前記第2制御部により前記スリープ状態から前記通常状態へ前記第1制御部を復帰させる場合にウェイクアップ信号を前記第1制御部に送信させた後に、前記第2の計時回路が計時する第2時刻情報に基づき前記第1の計時回路を同期させるために前記第2制御部が前記第2時刻情報を送信することを前記第1制御部により待機させている間に、前記第2制御部により前記第2時刻情報を前記第1制御部に送信させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項6】
前記電子機器のコンピュータによって、
前記第2制御部により前記ウェイクアップ信号を前記第1制御部に送信させた後に、前記第2制御部から送信させる前記第2時刻情報を前記第1制御部により待機させ、
待機中に前記第2制御部から受信した前記第2時刻情報に前記第1の計時回路を前記第1制御部により同期させる、
ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子時計等の電子機器、電子機器の制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートウォッチ等の高機能で小型の電子機器が普及してきている。高機能な電子機器は消費電力が大きく、また、電池電圧が低下すると計時機能のような基本的な機能を含め、全ての機能が停止してしまう。そこで、例えば特許文献1に開示されている電子時計では、二次電池の電圧に応じた機能制限を行うことによって基本機能(計時機能等)を長時間維持できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-161324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている電子時計は、二次電池の電圧に応じた機能制限を行うことによって基本機能を長時間維持できるようにしている。しかし、当該電子時計は、二次電池の電圧降下が生じるまでの間は機能制限が行われずに電力を多く消費する。したがって、ユーザが基本機能以外の機能を使用しようとした時には既に二次電池の電圧降下が生じている場合も考えられ、このような場合、結局ユーザは基本機能以外の機能を使用できない。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザに機能制限を感じさせずに電池寿命を長期化させることが可能な電子機器、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、
第1の計時回路を有する第1制御部と、
第2の計時回路を有し、前記第1制御部より消費電力の低い第2制御部と、
を備え、
前記第1制御部は、
通常の動作状態である通常状態から消費電力を抑えるスリープ状態へ移行する場合に、電力抑制通知と、前記第1の計時回路が計時する第1時刻情報とを、前記第2制御部に送信し、
前記第2制御部は、
前記第1制御部から前記電力抑制通知と前記第1時刻情報とを受信した場合、受信した前記第1時刻情報に前記第2の計時回路を同期させ、
前記スリープ状態から前記通常状態へ前記第1制御部を復帰させる場合にウェイクアップ信号を前記第1制御部に送信した後に、前記第2の計時回路が計時する第2時刻情報に基づき前記第1の計時回路を同期させるために前記第2制御部が前記第2時刻情報を送信することを前記第1制御部が待機している間に、前記第2時刻情報を前記第1制御部に送信する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザに機能制限を感じさせずに電池寿命を長期化させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る電子時計の構成例を示す図である。
実施形態に係る電子機器システムの構成例を示す図である。
実施形態に係る通常動作状態と低消費電力動作状態とを比較する図である。
実施形態に係る第1表示部と第2表示部の構造を説明する図である。
実施形態に係る低消費電力動作状態移行処理のフローチャートである。
実施形態に係る通常動作状態移行処理のフローチャートである。
実施形態に係る動作状態切替処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
【0010】
実施形態に係る電子機器の一例である電子時計100は、図1に示すように、機能構成として、第1制御部110と、第2制御部120と、第1通信部131と、第1表示部132と、第1操作部133と、第2操作部134と、第2通信部135と、第2表示部136と、センサ部137と、通知部138と、電源制御部140と、電池141と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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