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公開番号
2024155757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024058776
出願日
2024-04-01
発明の名称
クロノグラフ機構、時計ムーブメント及び時計
出願人
ブランパン・エス アー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04F
7/08 20060101AFI20241024BHJP(時計)
要約
【課題】クロノグラフカウンターディスプレイを一定位置に保持する保持デバイスを備える、クロノグラフ機構を提供する。
【解決手段】クロノグラフ機構10であって、第1のクロノグラフカウンターを形成し、秒カウンターディスプレイ214を備える秒カウンター210と、第2のクロノグラフカウンターディスプレイ224を備える第2のクロノグラフカウンター220とを含み、クロノグラフ機構10が、第2のクロノグラフカウンターディスプレイ224を一定位置に保持する位置保持デバイス240を含み、位置保持デバイス240が、第2のクロノグラフカウンターディスプレイ224が角度基準位置にある場合、かつ、クロノグラフ機構10が停止している場合にのみ、第2のクロノグラフカウンターディスプレイ224が一定位置に保持されることを保証するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クロノグラフトレイン(20)を有する時計ムーブメント(1)のためのクロノグラフ機構(10)であって、
- 第1のクロノグラフカウンターを形成する秒カウンター(210)であって、秒カウンターディスプレイ(214)と、秒カウンターホイール(212)と、前記秒カウンターホイール(212)の一回転ごとにステップ状にカウンター間ホイール(23)を駆動するように構成される駆動フィンガー(215)とを担持する秒カウンター心棒(211)を含む、秒カウンター(210)と、
- 第2のクロノグラフカウンター心棒(221)を有する第2のクロノグラフカウンター(220)であって、前記第2のクロノグラフカウンター心棒(221)は第2のクロノグラフカウンターディスプレイ(224)と、前記カウンター間ホイール(23)によって始動する第2のクロノグラフカウンターホイール(222)とを担持する、第2のクロノグラフカウンター(220)と
を含み、
前記クロノグラフ機構(10)が、前記第2のクロノグラフカウンターディスプレイ(224)を一定位置に保持する位置保持デバイス(240)を含み、前記位置保持デバイスは、前記第2のクロノグラフカウンターディスプレイ(224)が角度基準位置にある場合、かつ、前記クロノグラフ機構(10)が停止している場合にのみ、前記第2のクロノグラフカウンターディスプレイ(224)が一定位置に保持されることを保証するように構成されることを特徴とする、クロノグラフ機構(10)。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記位置保持デバイス(240)が、
- 前記第2のクロノグラフカウンター(221)の心棒と一体に回転する位置決めカム(226,446)と、
- 前記位置決めカム(226,426)と協働するように構成されるジャンパー(242,442)であって、前記第2のクロノグラフカウンター(224)が前記角度基準位置にある場合、かつ、前記クロノグラフ機構(10)が停止している場合に、前記位置決めカム(226,446)が一定位置に保持されることを保証するように構成されるジャンパー(242,442)と
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項3】
前記位置決めカム(226,446)が前記第2のクロノグラフカウンターホイール(222)に重ねられることを特徴とする、請求項2に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項4】
前記位置決めカム(226)が凸状レリーフ(229)を有し、前記凸状レリーフ(229)が、前記位置決めカム(226)の前記凸状レリーフ(229)を受容及び収容するように構成される前記凹状ジャンパー(242)の相補レリーフ(242.3)と協働するように構成されることを特徴とする、請求項2に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項5】
前記位置決めカム(446)が凹状レリーフ(444)を有し、前記凹状レリーフ(444)が、前記位置決めカム(446)の前記凹状レリーフ(444)に収容されるように構成される前記ジャンパー(442)の凸状レリーフである相補レリーフ(447)と協働するように構成されることを特徴とする、請求項2に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項6】
前記位置決めカム(226)がさらに、前記第2のクロノグラフカウンター(220)のためのリセットカムを形成することを特徴とする、請求項2に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項7】
前記位置決めカム(226)がハートの形状であり、前記ジャンパー(242)が、前記クロノグラフが停止しているときに前記第2のクロノグラフカウンターディスプレイ(224)を前記角度基準位置に保持するように前記ハートの先端と協働することを特徴とする、請求項6に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項8】
前記ジャンパー(242)が、凸状レリーフ(229)を形成する前記位置決めカム(226)のハートの先端と協働するように構成される凹状レリーフ(242.3)を有することを特徴とする、請求項7に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項9】
前記ジャンパー(242)は、前記位置決めカム(226)のハートの先端に形成される凹状レリーフと協働するように構成される凸状レリーフを有することを特徴とする、請求項7に記載のクロノグラフ機構(10)。
【請求項10】
前記ジャンパーが一体部品であり、その一部分が、前記位置決めカム(226,446)を弾性的に動かすことが可能であって前記位置決めカム(226,446)と協働することを特徴とする、請求項2に記載のクロノグラフ機構(10)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、時計ムーブメントのためのクロノグラフカウンターのディスプレイを一定位置に、特に基準位置に、保持するデバイスを含むクロノグラフ機構に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【0002】
本発明はさらに、かかるクロノグラフ機構を含む時計ムーブメントに関する。
【0003】
本発明はさらに、かかる時計ムーブメントを含む時計に関する。
【背景技術】
【0004】
クロノグラフ機構は、複数のクロノグラフカウンター、例えば分カウンター及び秒カウンターによって時間をオンデマンドで測定することを可能にする。
【0005】
クロノグラフカウンターディスプレイの遊びは、時計製造における周知の問題である。この遊びは、カウンターがゼロにリセットされた後に目立ってきて問題となる。
【0006】
この遊びは、ディスプレイをぐらつかせ、特に軽微な衝撃の事象においてユーザにとって可視となる。この遊びはまた、ディスプレイを、特に基準位置に対して文字盤目盛りの前に動かし得る。
【0007】
ディスプレイにおけるこの遊びは、特に、稼働トレインに係合する秒カウンターと、秒カウンターからの動いているクロノグラフセットの様々なカウンターとの間の歯車トレインに蓄積される様々な歯車に起因する。
【0008】
クロノグラフディスプレイにおけるこの望ましくない遊びを回避するべく、分カウンターホイールセットの一ホイールに作用するジャンパーを使用することが知られており、これによって、分カウンターホイールセットの当該一ホイールによって想定される各角度位置の安定性が維持される。かかるジャンパーの作用は永続的であるから、クロノグラフ機構が停止しているとき及び始動しているときの双方の各位置において分カウンターディスプレイの安定性が維持される。
【0009】
従来、ジャンパーは、分カウンターホイールセットの当該一ホイールの2つの連続する歯の先端間にもたれるように構成された2つの傾斜面で終わるくちばし部を有する。分カウンターホイールセットの当該一ホイールが歯車トレインを介して秒カウンターホイールセットにより駆動されると、分カウンターホイールセットの当該一ホイールの歯がジャンパーを持ち上げ、そのジャンパーはその後、他の2つの歯の間に落ちる。
【0010】
容易に理解できることだが、分カウンターを一定位置に保持するこのような保持デバイスによれば、分カウンターが駆動される各ステップにより相対的に高い消費電力が生じる。
(【0011】以降は省略されています)
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