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公開番号
2025012697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115739
出願日
2023-07-14
発明の名称
時計用部品及び時計
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04B
19/06 20060101AFI20250117BHJP(時計)
要約
【課題】厚みが薄く、審美性に優れた時計用部品及び時計を提供する。
【解決手段】時計用部品3は、文字板31と、文字板31に載せて、その外周部を装飾するリング32と、をカシメにより結合させた時計用部品3であって、文字板31の中心33から外周に伸びる方向をXプラス方向、それに直交する外周方向をY方向、それらと直交する厚み方向をZ方向としたとき、リング32は、文字板31と略平行な面を有する平坦部36と、それに連続して中心33に向かってZ方向に薄くなるように傾斜する傾斜部37と、文字板31へカシメ固定するためのZ方向に伸びる脚部38と、を有し、文字板31は、脚部38を入れるための貫通孔35を有し、脚部38と中心を含むXZ断面のXプラス方向において、リング32の平坦部36と文字板31の貫通孔35は、重なる領域を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
文字板と、
前記文字板に載せて、その外周部を装飾するリングと、をカシメにより結合させた時計用部品であって、
前記文字板の中心から外周に伸びる方向をXプラス方向、それに直交する外周方向をY方向、それらと直交する厚み方向をZ方向としたとき、
前記リングは、
前記文字板と略平行な面を有する平坦部と、それに連続して前記中心に向かって前記Z方向に薄くなるように傾斜する傾斜部と、
前記文字板へカシメ固定するための前記Z方向に伸びる脚部と、
を有し、
前記文字板は、
前記脚部を入れるための貫通孔を有し、
前記脚部と前記中心を含むXZ断面の前記Xプラス方向において、前記リングの前記平坦部と前記文字板の前記貫通孔は、重なる領域を有する、
時計用部品。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記重なる領域は、前記貫通孔のある領域の40%以上100%未満である、
請求項1に記載の時計用部品。
【請求項3】
前記リングは、真鍮であって、前記リングの厚みは、0.6mm以上1.0mm未満である、
請求項1に記載の時計用部品。
【請求項4】
前記脚部は、円筒形であり、
前記貫通孔は、円形である、
請求項1に記載の時計用部品。
【請求項5】
前記脚部及び前記貫通孔は、複数設けられている、
請求項1に記載の時計用部品。
【請求項6】
請求項1に記載の時計用部品と、
外装ケースと、を備える、
時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、時計用部品及び時計に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、リング付き時計用文字板は、内斜面部に数字や目盛が印刷されたリングと機能表示部が形成された文字板とで構成されている。特許文献1には、リングと文字板とが接着剤によって結合された構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-186354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の時計用部品であるリング付き時計用文字板では、リングと文字板とを結合する際に、特定の配置を示す手段を備えられておらず、斜面に印刷された数字や目盛等の機能表示を厳密に合わせるためには、専用の治具や装置などが必要になるという課題があった。また、リングと文字板との間の接着剤が文字板上にはみ出し、審美性を低下させる虞もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
時計用部品は、文字板と、前記文字板に載せて、その外周部を装飾するリングと、をカシメにより結合させた時計用部品であって、前記文字板の中心から外周に伸びる方向をXプラス方向、それに直交する外周方向をY方向、それらと直交する厚み方向をZ方向としたとき、前記リングは、前記文字板と略平行な面を有する平坦部と、それに連続して前記中心に向かって前記Z方向に薄くなるように傾斜する傾斜部と、前記文字板へカシメ固定するための前記Z方向に伸びる脚部と、を有し、前記文字板は、前記脚部を入れるための貫通孔を有し、前記脚部と前記中心を含むXZ断面の前記Xプラス方向において、前記リングの前記平坦部と前記文字板の前記貫通孔は、重なる領域を有する。
【0006】
時計は、上記の時計用部品と、外装ケースと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る時計の概略構造を示す正面図。
本実施形態に係る時計の概略構造を示す断面図。
本実施形態に係る時計が備える時計用部品の概略構造を示す平面図。
図3のA-A線での断面図。
図4のB部の拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
先ず、本実施形態に係る時計1として腕時計を一例として挙げ、図1及び図2を参照して説明する。
尚、説明の便宜上、以降の各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸方向の矢印先端側を「プラス側」、基端側を「マイナス側」、Z方向プラス側を「上」、Z方向マイナス側を「下」とも言う。
【0009】
時計1は、図1及び図2に示すように、外装ケース2と、裏蓋9と、カバーガラス5と、時計用部品3と、を備えている。外装ケース2は、金属で形成された円筒状のケース本体21に、セラミック又は金属で形成されたベゼル22が嵌合されて構成されている。このベゼル22の内周側に、プラスチックで形成された円環状のダイヤルリング6を介して、円盤状の時計用部品3が配置されている。時計用部品3は、円盤状の文字板31に円環状のリング32がカシメにより結合されている。外装ケース2の側面には、時計表示で3時の位置にリューズ7が設けられている。
【0010】
時計1は、金属製のケース本体21の2つの開口のうち、Z方向プラス側である表面側の開口は、ベゼル22を介してカバーガラス5で塞がれており、Z方向マイナス側である裏面側の開口は、金属で形成された裏蓋9で塞がれている。
ケース本体21及び裏蓋9には、真鍮、ステンレス鋼、チタンなどの金属材料が利用される。尚、ケース本体21には、樹脂などの金属以外の材料が利用されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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