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公開番号2025009865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024084275
出願日2024-05-23
発明の名称機器、時計及び機器の製造方法
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G04B 39/02 20060101AFI20250109BHJP(時計)
要約【課題】接着剤のはみ出しを抑制できる、機器及び時計を提供すること。
【解決手段】
本発明の実施形態に係る機器(時計1)は、収容部(15)を有するケース(11)と、前記ケース(11)の前記収容部(15)に配されるカバー(13)と、を備え、前記ケース(11)の収容部(15)内の底面部と、前記カバー(13)の前記底面部と対向する面と、のいずれかに、第1凹部(21h)が形成され、前記カバー(13)の外周面に第2凹部(13f)が形成され、接着剤逃げ構造を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
収容部を有するケースと、
前記ケースの前記収容部に配されるカバーと、
を備え、
前記ケースの収容部内の底面部と、前記カバーの前記底面部と対向する面と、のいずれかに第1凹部が形成され、
前記カバーの外周面に第2凹部が形成された、
接着剤逃げ構造を有する、機器。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1凹部または前記第2凹部の少なくとも何れかは、接着剤を保持している、請求項1に記載の機器。
【請求項3】
前記第1凹部は、前記ケースの前記収容部における前記カバーと対向する側の底面部、または前記カバーにおける前記ケースの底面部に対向する面、のいずれかに形成され、
前記カバーの外周面は、前記カバーの前記第2凹部により、前記収容部の周壁部との間に隙間が形成されている、請求項1に記載の機器。
【請求項4】
前記カバーは透光性材料で板状に構成され、前記収容部の一方側を覆うとともに、
前記カバーの前記第2凹部は、前記ケースの前記収容部の周壁部の内面に対して隙間を介して対向し前記カバーの厚み方向である第1方向に沿う縦面部と、前記ケースの前記底面部に対向する天井部と、を有する、請求項1に記載の機器。
【請求項5】
前記天井部は、前記縦面部及び前記ケースの前記底面部に対して傾斜し、前記縦面部から前記ケースの表側及び外周側に向けて延出する傾斜面を有する、請求項4に記載の機器。
【請求項6】
前記縦面部は、前記カバーの外周面における第1周面部よりも、前記ケースの内側に位置する、請求項4に記載の機器。
【請求項7】
前記第2凹部は、前記ケースの表裏方向に沿う第1方向の長さが、前記第1方向と直交する前記ケースの周方向の長さよりも大きい、請求項4に記載の機器。
【請求項8】
前記第2凹部は前記第1凹部に対して前記ケースの外周側に離間して配置される、請求項4に記載の機器。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかに記載の機器と、
前記ケース内に設けられる時計モジュールと、
を備える、時計。
【請求項10】
ケースの収容部内の底面部、またはカバーの下面の少なくとも何れかに形成された第1凹部に接着剤を塗布する第1工程と、
前記第1工程の後に、前記カバーを前記ケースの前記収容部内に挿入し、接着固定する第2工程と、
を含み、
前記第2工程は、前記第1凹部内からはみ出した前記接着剤が、前記カバーの外周面に形成された第2凹部に入り込む、機器の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機器、時計及び機器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
時計などの機器において、カバーをケースに接着剤により接着固定する構造において、余剰な接着剤を、ケース側の内側面に設けた溝で吸収し、外観面に接着剤がはみ出すのを防止するものがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭56-27686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ケースの内周面に接着剤を逃がす溝を設ける方法は、ケース側を切削加工する必要が有りコスト増の要因となる。
【0005】
本発明はこうした課題を解決するためのものであり、接着剤のはみ出しを抑制できる、機器、時計及び機器の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係る機器は、収容部を有するケースと、前記ケースの前記収容部に配されるカバーと、を備え、前記ケースの収容部内の底面部と、前記カバーの前記底面部と対向する面と、のいずれかに、第1凹部が形成され、前記カバーの外周面に第2凹部が形成され、接着剤逃げ構造を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、接着剤のはみ出しを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係る時計の平面図である。
同時計の一部を示す断面図である。
本発明の第2実施形態に係る時計の一部を示す断面図である。
本発明の他の実施形態1に係る時計の一部を示す断面図である。
本発明の他の実施形態2に係る時計の一部を示す断面図である。
本発明の他の実施形態3に係る時計の一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第1実施形態にかかる時計1について、図1乃至図2を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る時計1の平面図であり。図2は時計1の一部を示す断面図である。本実施形態において1例として機器が時計1の文字板に適用された例を示している。図中X、Y、Zは互いに直交する三方向をそれぞれ示す。例えば本実施形態において、時計1は、Z軸に沿う第1方向が時計1の表裏方向に、X軸が時計1の6時と12時を結ぶ縦方向に、Y軸が時計1の3時と9時を結ぶ横方向に、それぞれ沿う姿勢を例として説明するが、これに限られるものではない。
【0010】
図1及び図2に示す機器としての時計1は、例えば腕時計であり、外郭を構成する時計ケース11と、時計ケース11内に設けられる時計モジュール12と、時計モジュール12の第1方向一方側である表側を覆う透明なカバー13と、時計モジュール12の第1方向他方側である裏側を覆う裏蓋(図示せず)と、を備える。また、時計1は、時計ケース11の外周部の2箇所に接続される時計バンド14や、時計ケース11の外周に配された複数のスイッチを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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