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公開番号
2024156042
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024147180,2022138153
出願日
2024-08-29,2022-08-31
発明の名称
腕装着装置および時計
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G04B
43/00 20060101AFI20241024BHJP(時計)
要約
【課題】 脆性部材の破損を防ぐことができる腕装着装置および時計を提供する。
【解決手段】 腕時計ケース1と、脆性部材である液晶表示パネル13を有して腕時計ケース1内に設けられた時計モジュール10と、この時計モジュール10の撓み変形を液晶表示パネル13の長手方向に沿う方向に限定させるように時計モジュール10を腕時計ケース1内に支持する複数の支持部24と、を備えている。従って、複数の支持部24によって時計モジュール10の撓み変形を液晶表示パネル13の長手方向に沿う方向に限定させることができるので、腕時計ケース1が上方から衝撃を受けて時計モジュール10が上下方向に撓み変形しても、複数の支持部24によって液晶表示パネル13の割れなどの破損を防ぐことができる。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ケースと、
脆性部材を有して前記ケース内に設けられたモジュールと、
前記モジュールの撓み変形を前記脆性部材の長手方向に延びる第3の仮想直線を中心線とする変形に限定させるように、前記モジュールを前記ケース内に支持する複数の支持部と、
を備え、
前記脆性部材は、前記第3の仮想直線と重ならない位置にあり、かつ、ほぼ長方形の表示部材である、ことを特徴とする腕装着装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
ケースと、
脆性部材を有して前記ケース内に設けられたモジュールと、
前記モジュールの撓み変形を前記脆性部材の長手方向に延びる第3の仮想直線を中心線とする変形に限定させるように、前記モジュールを前記ケース内に支持する複数の支持部と、
を備え、
前記脆性部材は、前記第3の仮想直線と重ならない位置にあり、
前記モジュールは、前記脆性部材が設けられるハウジングと、前記ハウジングの上面に配置される文字板と、を備え、前記文字板の外周部に前記複数の支持部が設けられている
ことを特徴とする腕装着装置。
【請求項3】
請求項2に記載の腕装着装置において、
前記文字板には、装飾性を有する補強部材が設けられている
ことを特徴とする腕装着装置。
【請求項4】
ケースと、
脆性部材を有して前記ケース内に設けられたモジュールと、
前記モジュールの撓み変形を前記脆性部材の長手方向に延びる第3の仮想直線を中心線とする変形に限定させるように、前記モジュールを前記ケース内に支持する複数の支持部と、
を備え、
前記脆性部材は、前記第3の仮想直線と重ならない位置にあり、
前記モジュールは、前記脆性部材が設けられるハウジングと、前記ハウジングの上面に配置される押え板と、を備え、前記押え板の外周部に前記複数の支持部が設けられている
ことを特徴とする腕装着装置
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の腕装着装置において、
前記複数の支持部は、前記脆性部材の長手方向とほぼ同一方向に延び且つ前記モジュールの中心部よりも前記脆性部材と反対側に位置する第1の仮想直線が前記モジュールの外周部と交差する箇所近傍の2か所と、前記第1の仮想直線に対して直交する第2の仮想直線が前記モジュールの中心部よりも前記脆性部材側に位置する前記モジュールの外周部と交差する1か所と、の3か所に設けられている
ことを特徴とする腕装着装置。
【請求項6】
請求項5に記載の腕装着装置において、
前記脆性部材は、前記第2の仮想直線と重なる位置に設けられており、
前記モジュールの撓み変形は、前記モジュールの前記第3の仮想直線に対応する箇所が最大の変位量を有するように起こり、前記第3の仮想直線が前記脆性部材と重ならない位置になるように、前記複数の支持部が設けられている
ことを特徴とする腕装着装置。
【請求項7】
請求項1~4の何れか一項に記載の腕装着装置において、
前記モジュールは、補強部材を備え、
前記仮想直線が、前記脆性部材と前記補強部材との間に位置するように、前記複数の支持部が配置されている
ことを特徴とする腕装着装置。
【請求項8】
請求項1に記載の腕装着装置を備えていることを特徴とする時計。
【請求項9】
請求項2又は3に記載の腕装着装置を備えていることを特徴とする時計。
【請求項10】
請求項4に記載の腕装着装置を備えていることを特徴とする時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、腕時計などの腕装着装置および時計に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの内周面に複数のばね部材を設け、これら複数のばね部材によって時計モジュールを腕時計ケース内に弾力的に挟持させた構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭63―35982号公報
【0004】
このような腕時計では、腕時計ケースが側方から衝撃を受けた際に、その衝撃を複数のばね部材の弾力によって緩衝することができるので、腕時計ケース内に設けられた時計モジュールが衝撃によって破損しないように時計モジュールを保護することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような腕時計では、腕時計ケースがその表裏面方向つまり厚み方向から衝撃を受けた際に、その衝撃によって腕時計ケース内の時計モジュールが厚み方向に撓み変形することがある。このような場合には、時計モジュールの撓み変形によって時計モジュールに組み込まれた液晶表示パネルなどの脆性部材が破損することがあるという問題がある。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、脆性部材の破損を防ぐことができる腕装着装置および時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、ケースと、脆性部材を有して前記ケース内に設けられたモジュールと、前記モジュールの撓み変形を前記脆性部材の長手方向に延びる第3の仮想直線を中心線とする変形に限定させるように、前記モジュールを前記ケース内に支持する複数の支持部と、を備え、前記脆性部材は、前記第3の仮想直線と重ならない位置にあり、かつ、ほぼ長方形の表示部材である、ことを特徴とする腕装着装置である。
また、別の発明は、ケースと、脆性部材を有して前記ケース内に設けられたモジュールと、前記モジュールの撓み変形を前記脆性部材の長手方向に延びる第3の仮想直線を中心線とする変形に限定させるように、前記モジュールを前記ケース内に支持する複数の支持部と、を備え、前記脆性部材は、前記第3の仮想直線と重ならない位置にあり、前記モジュールは、前記脆性部材が設けられるハウジングと、前記ハウジングの上面に配置される文字板と、を備え、前記文字板の外周部に前記複数の支持部が設けられている、ことを特徴とする腕装着装置である。
さらに、別の発明は、ケースと、脆性部材を有して前記ケース内に設けられたモジュールと、前記モジュールの撓み変形を前記脆性部材の長手方向に延びる第3の仮想直線を中心線とする変形に限定させるように、前記モジュールを前記ケース内に支持する複数の支持部と、を備え、前記脆性部材は、前記第3の仮想直線と重ならない位置にあり、前記モジュールは、前記脆性部材が設けられるハウジングと、前記ハウジングの上面に配置される押え板と、を備え、前記押え板の外周部に前記複数の支持部が設けられている、ことを特徴とする腕装着装置である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、脆性部材の破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した拡大斜視図である。
図1に示された腕時計の拡大正面図である。
図2に示された腕時計のA-A矢視における拡大断面図である。
図1に示された腕時計において、腕時計ケースの本体ケース内に時計モジュールが組み込まれた状態を示した拡大斜視図である。
図4に示された腕時計の時計モジュールを示した拡大斜視図である。
図4に示された腕時計において、本体ケース内に組み込まれた状態における時計モジュールのハウジングの上面側を示した拡大斜視図である。
図3に示された腕時計における要部を拡大して示した断面図である。
図2に示された腕時計のB-B矢視における要部を示した拡大断面図である。
図4に示された腕時計において複数の支持部の位置を示した拡大正面図である。
図6に示された腕時計において複数の支持部の位置を示した拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図10を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部2がそれぞれ設けられている。また、この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側には、押釦スイッチ3がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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