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公開番号
2024163532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079241
出願日
2023-05-12
発明の名称
工具収納ラック
出願人
株式会社Sakatec
代理人
弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20241115BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】作業車から取り外されたブレーカ等の工具を各種作業の邪魔にならないように収容することができるとともに、必要に応じて作業車から容易に取り外すことが可能な工具収納ラックを提供する。
【解決手段】土木作業用の作業車から取り外された工具が収容されるラック本体4と、前記ラック本体4の背面側に設けられた取付ブラケット5と、を備え、前記取付ブラケット5には、前記作業車に設けられた排土板19の上辺部に外嵌される逆U字状の係合部53が形成されている、工具収納ラック3。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
土木作業用の作業車から取り外された工具が収容されるラック本体と、
前記ラック本体の背面側に設けられた取付ブラケットと、を備え、
前記取付けブラケットには、前記作業車に設けられた排土板の上辺部に外嵌される逆U字状の係合部が形成されている、工具収納ラック。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記工具は、破砕用チゼルと、前記破砕用チゼルを駆動するブレーカ本体と、を有するブレーカであり、
前記排土板の左右方向に沿って延びる前記ラック本体の長さ方向寸法は、前記ブレーカの全長よりも小さく、かつ、前記ブレーカ本体の軸方向寸法よりも大きい値に設定され、
前記ラック本体の長さ方向の一側方側に位置する側面板には、前記破砕用チゼルの軸部が挿入されるU字状の切欠き部が設けられている、請求項1に記載の工具収納ラック。
【請求項3】
前記ラック本体の底部に位置する底面板は、その長さ方向の一側方側から他側方側に向けて設置高さが低くなるように傾斜し、
前記底面板の他側方側には、排水孔が設けられている、請求項1又は2に記載の工具収納ラック。
【請求項4】
前記ラック本体の背面側に位置する背面板には、前記ラック本体を軽量化するため開口部が設けられ、
前記開口部の形成範囲を除く部位に位置する前記背面板の上辺部に、前記取付ブラケットが設けられている、請求項1又は2に記載の工具収納ラック。
【請求項5】
前記ラック本体の背面側に位置する背面板には、前記係合部を前記排土板の上辺部に外嵌した状態で、前記排土板の下辺部に当接する当接部が設けられている、請求項1または2に記載の工具収納ラック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、ショベルカー等からなる作業車に取り付けられる工具収納ラックに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建設機械のアームの先端に取り付けられるバケットの背面上部に、軸受用凹部を備えた左右一対の平板を取付け、またバケットの背面下部に、軸受用筒体を水平に取り付け、ブレーカのブラケットには、水平軸とその下方に位置する取付穴とを形成し、ブレーカの水平軸を前記軸受用凹部に支持させ、ブレーカの取付穴を前記軸受用筒体の両端に合わせたうえ、貫通軸を差し込むことにより、バケットの背面にブレーカを取付けてなるバケットへのブレーカ取付構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、排土板の作用面側に積載土砂を放出するためのバケットを、放出のための駆動揺動操作自在に設けるとともに、前記バケットを排土板に一体昇降される状態で取り付けてなるドーザ作業車が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-178358号公報
実開昭56-110163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載されているように、ショベルカーに設けられたアームの先端にバケットとブレーカとの両方を取り付けた場合には、アタッチメントの交換作業を要することなく、バケットを用いた掘削作業等と、ブレーカを用いた破砕作業等等の両方を行うことが可能である。この反面、アーム先端部の重量が過大になって作業性が悪くなるとともに、前記バケットを用いて掘削作業等を行う際には、ブレーカが邪魔になり、逆に前記ブレーカを用いて破砕作業等を行う際にはバケットが邪魔になるという欠点がある。
【0006】
一方、特許文献2に記載されているように、排土板の作用面側に積載土砂を放出するためのバケットを設けた構成とした場合には、このバケットをブレーカ等からなる工具の収容部として利用することも可能である。しかし、特許文献2に開示されたドーザ作業車では、その排土板の上部に横軸周りで揺動自在にバケットを枢支連結するとともに、トラックフレームに揺動自在に枢支連結した左右一対のアーム及び前記バケットとトレックフレームとに亘ってそれぞれ流体シリンダを取り付けているため、バケットを排土板から容易に取り外すことができず、排土板を用いて整地作業等を行う際に、バケットが邪魔になるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、作業車から取り外されたブレーカ等の工具を各種作業の邪魔にならないように収容することができるとともに、必要に応じて作業車から容易に取り外すことが可能な工具収納ラックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の発明を包含する。
【0009】
(1)土木作業用の作業車から取り外された工具が収容されるラック本体と、前記ラック本体の背面側に設けられた取付ブラケットと、を備え、前記取付けブラケットには、前記作業車に設けられた排土板の上辺部に外嵌される逆U字状の係合部が形成されている、工具収納ラック。
【0010】
(2)前記工具は、破砕用チゼルと、前記破砕用チゼルを駆動するブレーカ本体と、を有するブレーカであり、前記排土板の左右方向に沿って延びる前記ラック本体の長さ方向寸法は、前記ブレーカの全長よりも小さく、かつ、前記ブレーカ本体の軸方向寸法よりも大きい値に設定され、前記ラック本体の長さ方向の一側方側に位置する側面板には、前記破砕用チゼルの軸部が挿入されるU字状の切欠き部が設けられている、(1)に記載の工具収納ラック。
(【0011】以降は省略されています)
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