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公開番号
2024150351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-23
出願番号
2023063729
出願日
2023-04-10
発明の名称
仮締切構造体
出願人
株式会社高知丸高
代理人
個人
主分類
E02D
19/04 20060101AFI20241016BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】水中作業を殆ど不要とし、作業効率の向上、工期の短縮化、低コスト化が図られた仮締切構造体を提供する。
【解決手段】橋脚Pの周りに構築される仮締切構造体1であって、止水締切部材が、平板状の矩形パネル10で形成される上段締切部材3と、矩形パネル10の下辺に沿って断面視三角形状の突出部11を備える最下段締切部材2とを含み、複数の最下段締切部材2を、橋脚を囲むように連結して最下段仮締切枠体22を形成し、これを吊下げ手段4によって所定深さまで降下させ、最下段仮締切枠体22の上に、複数の上段締切部材3を連結して新たな仮締切枠体23を組み立て、最下段仮締切枠体22とともに吊下げ手段4によって所定深さまで降下させ、順次、下側に位置する仮締切枠体23の上に、複数の上段締切部材3を連結して新たな仮締切枠体23を組み立て、最下段仮締切枠体22を所定深さまで沈めることによって構築される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
橋脚の周りに、複数の止水締切部材を連結して構築される仮締切構造体であって、
前記止水締切部材は、平板状の矩形パネルで形成される上段締切部材と、該矩形パネルの下辺に沿って断面視三角形状の突出部を備える最下段締切部材とを含み、
複数の前記最下段締切部材を、前記橋脚を囲むように連結して最下段仮締切枠体を形成し、
前記最下段仮締切枠体を吊下げ手段によって吊り下げて所定深さまで降下させ、
前記最下段仮締切枠体の上に、複数の前記上段締切部材を連結して新たな仮締切枠体を組み立て、前記最下段仮締切枠体とともに前記吊下げ手段によって所定深さまで降下させ、
順次、下側に位置する前記仮締切枠体の上に、複数の前記上段締切部材を連結して新たな仮締切枠体を組み立て、前記最下段仮締切枠体とともに前記吊下げ手段によって所定深さまで降下させ、
前記最下段仮締切枠体を所定深さまで沈めることによって、前記橋脚を囲むように構築されることを特徴とする仮締切構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、橋脚の周りに構築される仮締切構造体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
河川や海等の水中に設置されている橋脚の補修工事や耐震補強工事を行う場合、以前は橋脚の周囲に鋼矢板や鋼管矢板等で仮締切構造体を構築し、この仮締切構造体と橋脚の間の水、土砂を排出することによって作業空間を形成していた。
【0003】
しかし、鋼矢板や鋼管矢板等で仮締切構造体を構築する工法は、工期が非常に長期になると共に、莫大な工事費も掛かることから、工期の短縮化、工事費の低コスト化が求められていた。
【0004】
そこで、鋼製パネルやライナープレートを使用した仮締切工法が種々、開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された仮締切構造体の施工方法は、橋脚周りに筒状仮締切構造体を構築する施工方法であって、前記橋脚の所要高さの全周囲に環状作業用プラットホームを設け、このプラットホームの外周部は、外縁から中心に向かって所要長さ切り離し可能となって、その外周部が切り離されたプラットホームは前記仮締切構造体の内側に納まってその仮締切構造体が通過し得る大きさとなり、前記プラットホーム上で前記仮締切構造体を構築し、その構築後、前記外周部を切り離し、前記仮締切構造体を前記プラットホームを通過・下降させて前記橋脚の基礎に固定することを特徴としている。
【0005】
この特許文献1に記載された仮締切工法によると、水上のプラットホームにおいて安定した体勢で仮締切構造体に係る分割構造体を順々に製作し、プラットホームを通過・下降させて、橋脚のフーチング又は水中に設置済みの分割構造体上に固定することができる。従って、潜水作業員による水中での作業が少なくなると共に、分割構造体を製作するための機材も水上のプラットホーム上へ運搬すればよく、その荷下ろしも水平方向となり、作業時間も短縮される、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4625532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載された仮締切構造体の施工方法によると、従来の鋼矢板や鋼管矢板等で仮締切構造体を構築する工法に比べて、工期短縮、低コスト化が図られるものと思料する。また、分割構造体はプラットホーム上で製作でき、水中での作業も少なくなるため、鋼製パネルやライナープレートを使用した従来の仮締切工法と比較しても、作業効率の向上及び低コスト化が図られるものと思料する。
【0008】
しかしながら、上記特許文献1に記載された仮締切構造体の施工方法では、プラットホーム上で製作された分割構造体を通過・下降させる度にプラットホームの外周部を切り離す必要がある。従って、連続的に分割構造体の製作・通過・下降を行うことができず、作業が煩雑となる。
【0009】
また、特許文献1の図2b等に示されるように、橋脚に設置されたプラットホームには機材台船や作業台船から機材が運搬される。しかし、沿岸部等の干満によって水位差が生じる現場では、プラットホームと機材台船等とに高低差が発生し、作業ヤードの一面性を確保することができなくなる。
【0010】
更に、プラットホーム上で製作された分割構造体は、プラットホームを通過・下降させた後、水中に設置済みの分割構造体上に固定しなければならず、その都度、水中作業が必要となる。
(【0011】以降は省略されています)
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