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公開番号2024148045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060927
出願日2023-04-04
発明の名称運搬機構および管体の搬送方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E02B 3/06 20060101AFI20241009BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】管体の搬送に適した運搬機構等を提供する。
【解決手段】本発明の運搬機構は、鋼管を運搬して立て起こす際に用いる。運搬機構は、レール30に沿って走行する、鋼管を載せるための台車10と、鋼管の一端を取り付け可能であり、且つ鉛直面内で回転可能な取付部20と、を有する。取付部20は、鋼管の管壁を内外から挟むように配置される取付片21、22を有する。台車10は、レール30上を自走する自走式のものである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
管体を運搬して立て起こす際に用いる運搬機構であって、
レールに沿って走行する、前記管体を載せるための台車と、
前記管体の一端を取り付け可能であり、且つ鉛直面内で回転可能な取付部と、
を有し、
前記取付部は、前記管体の管壁を内外から挟むように配置される取付片を有することを特徴とする運搬機構。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記台車は、レール上を自走することを特徴とする請求項1記載の運搬機構。
【請求項3】
前記レールに沿って並ぶ複数の前記台車を有し、
一本の管体が前記複数の前記台車に載せられ、
前記複数の前記台車のうちの一台の前記台車に、前記取付部が設けられることを特徴とする請求項1記載の運搬機構。
【請求項4】
前記取付部の鉛直面内での回転を規制するために用いる規制手段を有することを特徴とする請求項1記載の運搬機構。
【請求項5】
前記取付部は、平面においても回転可能であることを特徴とする請求項1記載の運搬機構。
【請求項6】
鉛直面内で回転可能な取付部に管体の一端を取り付けた状態で、前記管体を載せた台車を桟橋に設けたレール上で前記桟橋の前端部まで走行させることで、前記管体の運搬を行う工程と、
前記管体の他端を、当該他端の後方で前記桟橋上に設置されたクレーンによって吊り上げ、前記取付部を前進させながら前記管体を立て起こし、立て起こした前記管体を前記クレーンにより移動させる工程と、
を有することを特徴とする管体の搬送方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管体の運搬機構およびこれを用いた管体の搬送方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
水域での橋梁基礎等の施工時に、仮設の桟橋を陸から延ばし、その前端部で鋼管を水底に打設することがある。鋼管はトレーラー等で桟橋の前端部まで運搬し、前端部に設置したクレーンで吊り上げて立て起こし、施工箇所まで移動させる。
【0003】
特許文献1には、部材の立て起こしに用いる装置として、2台の台車に柱材を載置し、一方の台車の取付部に柱材の一端を取り付けるものが記載されており、柱材の他端を吊り上げて柱材を立て起こす際に、取付部が鉛直面内で回転するとともに、上記一方の台車が前進する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2734353号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
桟橋やその周囲の施工条件によっては、鋼管を載せたトレーラー等を桟橋の前端部まで走行させることが効率等の面から適切でないケースがあり、このようなケースにおいて、鋼管の運搬と立て起こしを含む鋼管の搬送工程を好適に実施できる方法が求められていた。
【0006】
この点、特許文献1の装置は運搬目的を有しておらず、桟橋上での鋼管の運搬には向かなかった。また装置の適用対象もプレキャストボックス柱であり、鋼管のような管体を対象とするものではなかった。前記の鋼管は一般的にプレキャストボックス柱よりも長尺となり、クレーンで吊り上げて立て起こす際に不安定になり易い。
【0007】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、管体の搬送に適した運搬機構等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための第1の発明は、管体を運搬して立て起こす際に用いる運搬機構であって、レールに沿って走行する、前記管体を載せるための台車と、前記管体の一端を取り付け可能であり、且つ鉛直面内で回転可能な取付部と、を有し、前記取付部は、前記管体の管壁を内外から挟むように配置される取付片を有することを特徴とする運搬機構である。
【0009】
本発明では、レール上を走行する台車により、管体を必要な箇所まで効率良く運搬することができ、長距離の運搬も可能である。また管体の一端は鉛直面内で回転可能な取付部に取り付けられ、管体の吊り上げ時には取付部が回転することで管体が起き上がり、管体の一端を固定したまま管体の吊り上げを安定して行うことができる。そのため、管体の運搬と立て起こしを含む管体の搬送工程を好適に実施できる。さらに、管体の一端では、管体の管壁が内外の取付片に挟まれて嵌合されるので、当該一端の固定をより確実に行うことができる。
【0010】
前記台車は、レール上を自走することが望ましい。
これにより、台車の走行に人力が不要となり、長距離の走行も容易且つ安全に行うことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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