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公開番号
2024162434
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077931
出願日
2023-05-10
発明の名称
ボビン型電池の製造方法およびボビン型電池
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
4/62 20060101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】放電性能の向上を図ることができるボビン型電池の製造方法を得ること。
【解決手段】ボビン型電池の製造方法は、二酸化マンガン、導電材、およびバインダを含む第1の基材を混合と造粒によって第1の合剤とする工程と、二酸化マンガン、導電材、およびバインダを含む第2の基材と、第1の合剤とを混合と造粒によって第2の合剤とする工程と、第2の合剤を筒状の正極106に成型して、一端が閉塞された筒状のケース101の内周面に正極106を接触させる工程と、ケース101の内側に電解液を注液する工程と、正極106の内側に筒状の負極とセパレータとを設ける工程と、ケース101の他端を塞いで封止する工程と、を有し、第1の基材に含まれるバインダの量は、第2の基材に含まれるバインダの量よりも多い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
二酸化マンガン、導電材、およびバインダを含む第1の基材を混合と造粒によって第1の合剤とする工程と、
二酸化マンガン、導電材、およびバインダを含む第2の基材と、前記第1の合剤とを混合と造粒によって第2の合剤とする工程と、
前記第2の合剤を筒状の正極に成型して、一端が閉塞された筒状のケースの内周面に前記正極を接触させる工程と、
前記ケースの内側に電解液を注液する工程と、
前記正極の内側に筒状の負極とセパレータとを設ける工程と、
前記ケースの他端を塞いで封止する工程と、を有し、
前記第1の基材に含まれるバインダの量は、前記第2の基材に含まれるバインダの量よりも多いボビン型電池の製造方法。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記第1の基材および前記第2の基材に含まれるバインダは、ポリテトラフルオロエチレンである請求項1に記載のボビン型電池の製造方法。
【請求項3】
前記負極は、リチウムを含む請求項1または2に記載のボビン型電池の製造方法。
【請求項4】
筒状のケースと、
筒状に成形されるとともに、前記ケースの内側面に接触するように設けられた正極と、
前記正極の内側に設けられた負極と、
前記正極と前記負極との間に設けられたセパレータと、
前記ケースの内側に注液された電解液と、を備え、
前記正極は、二酸化マンガン、導電材、およびバインダを含み、
前記正極は、第1の領域と前記第1の領域よりもバインダの量が少ない第2の領域とを有し、
前記正極において前記第1の領域が3~50wt%を占めるボビン型電池。
【請求項5】
前記第1の領域および前記第2の領域に含まれるバインダは、ポリテトラフルオロエチレンである請求項4に記載のボビン型電池。
【請求項6】
前記負極は、リチウムを含む請求項4または5に記載のボビン型電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ボビン型電池の製造方法およびボビン型電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一端が閉塞された円筒状のケースの内側に円筒状の正極が設けられ、正極の内側に負極とセパレータが設けられ、ケースの内側に電解液が注液されたボビン型電池がある。正極は、二酸化マンガンと、導電材と、バインダとを含む合剤を成形して作成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-295307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池には放電性能の向上への要求があり、それはボビン型電池も同様である。ボビン型電池は、正極への電解液の染み渡りやすさの向上と、成形密度を上げることによって放電性能を向上させることができる。しかしながら、正極に含まれるバインダの量が多ければ、電解液が染み渡りやすくなるが成形密度が低下してしまう。また、正極に含まれるバインダの量が少なければ、成形密度が高くなるものの、電解液が染み渡りにくくなってしまう。このように、電解液の染み渡りやすさの向上と、成形密度を上げることを両立して放電性能を向上させることは難しかった。
【0005】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、放電性能の向上を図ることができるボビン型電池の製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によるボビン型電池の製造方法は、二酸化マンガン、導電材、およびバインダを含む第1の基材を混合と造粒によって第1の合剤とする工程と、二酸化マンガン、導電材、およびバインダを含む第2の基材と、第1の合剤とを混合と造粒によって第2の合剤とする工程と、第2の合剤を筒状の正極に成型して、一端が閉塞された筒状のケースの内周面に正極を接触させる工程と、ケースの内側に電解液を注液する工程と、正極の内側に筒状の負極とセパレータとを設ける工程と、ケースの他端を塞いで封止する工程と、を有し、第1の基材に含まれるバインダの量は、第2の基材に含まれるバインダの量よりも多い。
【発明の効果】
【0007】
本願の開示するボビン型電池の製造方法の一態様によれば、放電性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施の形態に係るボビン型電池の断面構造を示す模式図である。
図2は、ボビン型電池の製造手順を示すフローチャートである。
図3は、正極ユニットの作成手順を説明するフローチャートである。
図4は、負極ユニットの作成手順を示すフローチャートである。
図5は、ボビン型電池の性能比較実験の結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示するボビン型電池の製造方法およびボビン型電池の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって、本願の開示する電池が限定されるものではない。
【0010】
<ボビン型電池の構成>
図1は、一実施の形態に係るボビン型電池の断面構造を示す模式図である。図1に示すボビン型電池100は、ケース101、封口板102、端子103、ガスケット104、ワッシャ105、正極106、セパレータ107、負極108、及び集電体109を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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