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公開番号
2024162202
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077526
出願日
2023-05-09
発明の名称
水性皮膚化粧料
出願人
日油株式会社
代理人
個人
主分類
A61K
8/86 20060101AFI20241114BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】高温安定性が良く、皮膚になじませた後にきしみ感が無く、塗り広げ時に浸透感があり、空気が乾燥した環境下でも肌のふっくら感が持続する水性皮膚化粧料の提供。
【解決手段】成分(A)を1~10質量%、成分(B)を0.1~20質量%、成分(C)を1~40質量%、成分(D)を0.5~20質量%含む水性皮膚化粧料。
(A)水溶性ビタミン
(B)[I]式のアルキレンオキシド誘導体
Z-[O(EO)a(PO)b-(BO)c-H]n [I]
(Zはすべての水酸基を除いた残基、nは3または4、a、bおよびcは、EO(オキシエチレン基)、PO(オキシプロピレン基)およびBO(オキシブチレン基)の平均付加モル数であり、0≦a≦20、0≦b≦10、0≦c≦5、1≦a+bである。)
(C)炭素数3~6の2~3価の多価アルコール
(D)炭素数4~12の糖類
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(A)を1~10質量%、成分(B)を0.1~20質量%、成分(C)を1~40質量%、成分(D)を0.5~20質量%含む水性皮膚化粧料。
(A)水溶性ビタミン
(B)下記[I]式で表されるアルキレンオキシド誘導体
Z-[O(EO)a(PO)b-(BO)c-H]n [I]
([I]式中において、Zは水酸基を3または4個有する化合物からすべての水酸基を除いた残基であり、nは水酸基を3または4個有する前記化合物の水酸基数であり、EO、POおよびBOは、それぞれ、オキシエチレン基、オキシプロピレン基およびオキシブチレン基を示し、a、bおよびcは、それぞれ、前記EO、POおよびBOの平均付加モル数であり、かつ0≦a≦20、0≦b≦10、0≦c≦5、1≦a+bであり、aとbが共に0でない場合には、前記EOとPOがランダム付加もしくはブロック付加し、前記POのEOに対する含有量比(PO/EO)がモル比で1/5~5/1である。)
(C)炭素数3~6の2~3価の多価アルコール
(D)炭素数4~12の糖類
続きを表示(約 87 文字)
【請求項2】
下記成分(E)を0.1~10%含む、請求項1に記載の水性皮膚化粧料。
(E)平均分子量が300~5,000であるポリエチレングリコール
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温安定性が良く、皮膚になじませた後にきしみ感が無く、塗り広げ時に浸透感があり、かつ、空気が乾燥した環境下でも肌のふっくら感が持続する水性皮膚化粧料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
化粧料には大抵、乾燥、ニキビ、シミ、シワなど、肌の悩みに応じた様々な成分が配合されている。中でも、美白・抗酸化作用等がある水溶性ビタミンの人気は高く、特に、エイジングケア化粧料では抗シワ効果があることが知られているナイアシンアミド(ビタミンB)を配合した化粧料が増加している。従来、エイジングケア化粧料は、肌の老化が気になり始める中高年女性用のものが多く、高保湿タイプで、比較的しっとり感やパック感、もっちり感が強い化粧料が求められる傾向にあった。しかし最近では、若々しい肌を維持するために、若いうちからエイジングケアを始める人が増えており、女性に限らず、男性の使用者も増加している。また、このような若年層の人や男性の中には、しっとり感の強い感触よりもみずみずしくさっぱりとした使用感を好む人も多い。さらに、エイジングケアの効果実感の観点から、肌に若々しい潤いとハリを感じられるようなふっくら感、ビタミンがより肌に入っていくような浸透感を感じられる化粧料が求められている。
【0003】
化粧水や透明系ジェルなどの水性皮膚化粧料は、油剤をほとんど含まない化粧料であり、みずみずしくさっぱりとした感触を得られやすい剤型である。これら化粧料は一連のスキンケアの中で最初に適用されることが多く、また、乳液やクリームを重ね付けする際にべたつきが気になったり、そもそも重ね付けが面倒であったり、乳液やクリームの膜感や油っぽい感触が苦手であったりする人等は、水性皮膚化粧料のみでスキンケアを済ませることも多い。一方で、水性皮膚化粧料は、油分が少ないため、残り感や膜感、肌なじみが足りず、浸透感や保湿感、ふっくら感が得られにくいという課題があった。
【0004】
ナイアシンアミドは水溶性が高いため、エイジングケア向け水性皮膚化粧料にも多く配合することができる。しかし、ナイアシンアミドを高配合すると、化粧料を肌になじませた後にきしみを感じやすくなることがあった。保湿剤を配合すると、きしみを感じにくくなり、ふっくら感も向上させることができるが、保湿剤による膜感が強くなることで、べたついたり浸透感を感じにくくなったりすることがあった。また、塗布直後のふっくら感と浸透感を両立するように保湿剤の種類と量を調整しても、冬場やエアコンによる空調が効いた部屋など空気が乾燥した環境下ではふっくら感が持続しないという課題があった。そのため、例えば、お風呂上りや就寝前に水性皮膚化粧料で保湿しても、翌朝には肌が乾燥してしまうことがあった。
【0005】
このような課題を解決するために、例えば特許文献1では、ナイアシンアミドを含有する化粧料に、酸化エチレンの平均モル数が10~30であるポリオキシエチレングリセリンを含有させることで、べたつき感やきしみ感が無く、保湿性に優れた化粧料を提案している。しかし、この化粧料は浸透感、ふっくら感の面では不十分だった。
【0006】
また特許文献2では、プロテオグリカン、アルキレンオキシド誘導体、ジカルボン酸エステルを組み合わせることで、保湿感と浸透感に優れた水性皮膚化粧料を提案している。しかし、この化粧料はきしみ感の無さとふっくら感が不十分だった。また、この化粧料は、アルキレンオキシド誘導体を含むことで、夏場の保管時など40℃以上の高温下で一定期間保管された場合に、白濁して外観が悪くなったり、分離したりする等、安定性が悪くなることがあった。
【0007】
また特許文献3では、親水性セグメントおよびオルガノポリシロキサンセグメントを含み、水または低級アルコールに溶解または分散する共重合体と、ナイアシンアミドなどの活性成分とを組み合わせることで、肌の保湿感とハリ感(ふっくら感)、使用感が良好で、さらに安定性に優れる化粧料を提案している。しかし、この化粧料は、浸透感、空気が乾燥した環境下でのふっくら感の持続性については不十分だった。
【0008】
以上のことから、みずみずしい水性皮膚化粧料のみを使用した場合に、きしみを感じにくく、浸透感があり、かつ、空気が乾燥した環境下でも肌のふっくら感が持続し、高温安定性が良好な化粧料が求められていたが、これまで解決はできていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2022-129777号公報
特開2022-177532号公報
特開平10-316550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記の課題に鑑み、高温安定性が良く、皮膚になじませた後にきしみ感が無く、塗り広げ時に浸透感があり、かつ、空気が乾燥した環境下でも肌のふっくら感が持続する水性皮膚化粧料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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