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公開番号2024161523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-19
出願番号2024137595,2022101883
出願日2024-08-19,2022-06-24
発明の名称正極活物質の製造方法、集電箔の製造方法、負極活物質の製造方法、及び、導電助剤の製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類H01M 4/36 20060101AFI20241112BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池のサイクル特性の向上、及び、集電箔の腐食の抑制を実現できる電極材料用表面処理剤、正極活物質、集電箔、負極活物質、導電助剤、電極、正極活物質の製造方法、集電箔の製造方法、負極活物質の製造方法、導電助剤の製造方法、及び、電極の製造方法を提供する。
【解決手段】正極活物質に、ピリジン骨格及びフッ素を有する電極材料用表面処理剤を含む溶液を接触させることで、電極材料用表面処理剤で処理された正極活物質を得る正極活物質の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
正極活物質に、ピリジン骨格及びフッ素を有する電極材料用表面処理剤を含む溶液を接触させることで、電極材料用表面処理剤で処理された正極活物質を得る正極活物質の製造方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記電極材料用表面処理剤がN-フルオロピリジニウム化合物又はフッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体である請求項1記載の正極活物質の製造方法。
【請求項3】
前記N-フルオロピリジニウム化合物が1,1’-ジフルオロ-2,2’-ビピリジニウムビス(テトラフルオロボラート)であり、前記フッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体がIF

・ピリジン・HF複合体である請求項2記載の正極活物質の製造方法。
【請求項4】
集電箔に、ピリジン骨格及びフッ素を有する電極材料用表面処理剤を含む溶液を接触させることで、電極材料用表面処理剤で処理された集電箔を得る集電箔の製造方法。
【請求項5】
前記電極材料用表面処理剤がN-フルオロピリジニウム化合物又はフッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体である請求項4記載の集電箔の製造方法。
【請求項6】
前記N-フルオロピリジニウム化合物が1,1’-ジフルオロ-2,2’-ビピリジニウムビス(テトラフルオロボラート)であり、前記フッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体がIF

・ピリジン・HF複合体である請求項5記載の集電箔の製造方法。
【請求項7】
負極活物質に、ピリジン骨格及びフッ素を有する電極材料用表面処理剤を含む溶液を接触させることで、電極材料用表面処理剤で処理された負極活物質を得る負極活物質の製造方法。
【請求項8】
前記電極材料用表面処理剤がN-フルオロピリジニウム化合物又はフッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体である請求項7記載の負極活物質の製造方法。
【請求項9】
前記N-フルオロピリジニウム化合物が1,1’-ジフルオロ-2,2’-ビピリジニウムビス(テトラフルオロボラート)であり、前記フッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体がIF

・ピリジン・HF複合体である請求項8記載の負極活物質の製造方法。
【請求項10】
導電助剤に、ピリジン骨格及びフッ素を有する電極材料用表面処理剤を含む溶液を接触させることで、電極材料用表面処理剤で処理された導電助剤を得る導電助剤の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電極材料用表面処理剤、正極活物質、集電箔、負極活物質、導電助剤、電極、
正極活物質の製造方法、集電箔の製造方法、負極活物質の製造方法、導電助剤の製造方法、及び、電極の製造方法に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
近年の電気製品の軽量化、小型化にともない、高いエネルギー密度をもつリチウムイオン二次電池等の電気化学デバイスの開発が進められている。また、リチウムイオン二次電池等の電気化学デバイスの適用分野が拡大するにつれて特性の改善が要望されている。特に今後、車載用にリチウムイオン二次電池が使われた場合、電池特性の改善はますます重要となる。
【0003】
電池特性を向上させる手法として、例えば、特許文献1には、アルミニウムからなり、表面にフッ素が存在している電極用集電体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-183256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、電池のサイクル特性の向上、及び、集電箔の腐食の抑制を実現できる電極材料用表面処理剤、正極活物質、集電箔、負極活物質、導電助剤、電極、正極活物質の製造方法、集電箔の製造方法、負極活物質の製造方法、導電助剤の製造方法、及び、電極の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示(1)はピリジン骨格及びフッ素を有する電極材料用表面処理剤である。
【0007】
本開示(2)はN-フルオロピリジニウム化合物又はフッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体である本開示(1)記載の電極材料用表面処理剤である。
【0008】
本開示(3)は前記N-フルオロピリジニウム化合物が1,1’-ジフルオロ-2,2’-ビピリジニウムビス(テトラフルオロボラート)であり、前記フッ素化ハロゲン・ピリジン・HF複合体がIF

・ピリジン・HF複合体である本開示(2)記載の電極材料用表面処理剤である。
【0009】
本開示(4)は正極活物質、集電箔、負極活物質、導電助剤又は電極に使用される本開示(1)~(3)のいずれかに記載の電極材料用表面処理剤である。
【0010】
本開示(5)は本開示(1)~(4)のいずれかに記載の電極材料用表面処理剤で処理された正極活物質である。
(【0011】以降は省略されています)

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