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公開番号2024161242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2024153140,2020217545
出願日2024-09-05,2020-12-25
発明の名称画像処理装置及び画像処理装置のためのコンピュータプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20241108BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ジョブを画像処理装置に送信可能なサーバの処理負荷を軽減させるための技術を開示すること。
【解決手段】画像処理装置は、サービス状態が有効状態である状況において、サービス状態を無効状態に移行させるための無効化指示が取得される場合に、サービス状態を有効状態から無効状態に移行させる第2の状態移行部と、サービス状態が有効状態である状況において、無効化指示が取得される場合に、第1のイベント削除指示を前記サーバに送信する第1の削除指示送信部と、を備えてもよい。第1のイベント削除指示は、画像処理装置に通知すべきイベントから、サーバによるジョブ送信要求の受け付けを削除するための指示である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像処理装置であって、
画像処理エンジンと、
サーバからジョブ提供サービスを受けるためのサービス状態が無効状態である状況において、前記サービス状態を有効状態に移行させるための有効化指示が取得される場合に、前記サービス状態を前記無効状態から前記有効状態に移行させる第1の状態移行部であって、前記無効状態は、前記サーバから、画像処理の実行指示であるジョブを受信不可能な状態であり、前記有効状態は、前記サーバから前記ジョブを受信可能な状態である、前記第1の状態移行部と、
前記サービス状態が前記無効状態である状況において、前記有効化指示が取得される場合に、第1のイベント登録指示を前記サーバに送信する第1の登録指示送信部であって、前記第1のイベント登録指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントとして、前記サーバによるジョブ送信要求の受け付けを登録するための指示であり、前記ジョブ送信要求は、前記サーバを介してジョブを前記画像処理装置に送信するための要求である、前記第1の登録指示送信部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記サーバから前記ジョブが受信される場合に、前記ジョブに従った画像処理を前記画像処理エンジンに実行させるエンジン制御部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記サービス状態を前記無効状態に移行させるための無効化指示が取得される場合に、前記サービス状態を前記有効状態から前記無効状態に移行させる第2の状態移行部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記無効化指示が取得される場合に、第1のイベント削除指示を前記サーバに送信する第1の削除指示送信部であって、前記第1のイベント削除指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントから、前記サーバによる前記ジョブ送信要求の受け付けを削除するための指示である、前記第1の削除指示送信部と、
を備える、画像処理装置。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記画像処理装置は、さらに、
前記サービス状態が前記無効状態である状況において、前記有効化指示が取得される場合に、第2のイベント登録指示を前記サーバに送信する第2の登録指示送信部であって、前記第2のイベント登録指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントとして、前記サーバにおけるジョブのステータスの変更を登録するための指示である、前記第2の登録指示送信部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記無効化指示が取得される場合に、第2のイベント削除指示を前記サーバに送信する第2の削除指示送信部であって、前記第2のイベント削除指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントから、前記サーバにおけるジョブのステータスの変更を削除するための指示である、前記第2の削除指示送信部と、
を備える、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第1の削除指示送信部は、前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記画像処理装置が前記サーバから受信された1個以上の前記ジョブを記憶している状態で前記無効化指示が取得される場合に、前記第1のイベント削除指示を前記サーバに送信し、
前記第2の削除指示送信部は、前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記画像処理装置が1個の前記ジョブも記憶していない状態で前記無効化指示が取得される場合に、前記第2のイベント削除指示を前記サーバに送信し、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記画像処理装置が前記サーバから受信された1個以上の前記ジョブを記憶している状態で前記無効化指示が取得される場合に、前記第2のイベント削除指示は前記サーバに送信されない、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第2の削除指示送信部は、前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記画像処理装置が前記サーバから受信された1個以上の前記ジョブを記憶している状態で前記無効化指示が取得され、かつ、前記1個以上のジョブに従った画像処理が完了する場合に、前記第2のイベント削除指示を前記サーバに送信する、請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像処理装置は、さらに、
前記サービス状態が前記無効状態である状況において、前記有効化指示が取得される場合に、受付指示を前記サーバに送信する受付指示送信部であって、前記受付指示は、前記ジョブ送信要求の受け付けを前記サーバに実行させるための指示である、前記受付指示送信部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記無効化指示が取得される場合に、受付停止指示を前記サーバに送信する受付停止指示送信部であって、前記受付停止指示は、前記ジョブ送信要求の受け付けを前記サーバに停止させるための指示である、前記受付停止指示送信部と、
を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像処理装置は、さらに、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記無効化指示が取得される場合に、問合画面を表示部に表示させる表示制御部であって、前記問合画面は、前記サーバにおいて前記ジョブ送信要求の受け付けを停止すべきであるのか否かを問い合わせるための画面である、前記表示制御部を備え、
前記受付停止指示送信部は、前記問合画面において、前記ジョブ送信要求の受け付けを停止すべきことが選択される場合に、前記受付停止指示を前記サーバに送信し、
前記問合画面において、前記ジョブ送信要求の受け付けを停止すべきでないことが選択される場合に、前記受付停止指示は前記サーバに送信されない、請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
画像処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記画像処理装置は、
画像処理エンジンと、
コンピュータと、
を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、以下の各部、即ち、
サーバからジョブ提供サービスを受けるためのサービス状態が無効状態である状況において、前記サービス状態を有効状態に移行させるための有効化指示が取得される場合に、前記サービス状態を前記無効状態から前記有効状態に移行させる第1の状態移行部であって、前記無効状態は、前記サーバから、画像処理の実行指示であるジョブを受信不可能な状態であり、前記有効状態は、前記サーバから前記ジョブを受信可能な状態である、前記第1の状態移行部と、
前記サービス状態が前記無効状態である状況において、前記有効化指示が取得される場合に、第1のイベント登録指示を前記サーバに送信する第1の登録指示送信部であって、前記第1のイベント登録指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントとして、前記サーバによるジョブ送信要求の受け付けを登録するための指示であり、前記ジョブ送信要求は、前記サーバを介してジョブを前記画像処理装置に送信するための要求である、前記第1の登録指示送信部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記サーバから前記ジョブが受信される場合に、前記ジョブに従った画像処理を前記画像処理エンジンに実行させるエンジン制御部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記サービス状態を前記無効状態に移行させるための無効化指示が取得される場合に、前記サービス状態を前記有効状態から前記無効状態に移行させる第2の状態移行部と、
前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記無効化指示が取得される場合に、第1のイベント削除指示を前記サーバに送信する第1の削除指示送信部であって、前記第1のイベント削除指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントから、前記サーバによる前記ジョブ送信要求の受け付けを削除するための指示である、前記第1の削除指示送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、サーバからジョブを受信する画像処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プリンタとサーバとを備えるクラウドプリントシステムが開示されている。プリンタは、印刷ジョブがサーバに追加される場合に、サーバから印刷ジョブを受信して印刷を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-54412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、ジョブを画像処理装置に送信可能なサーバの処理負荷を軽減させるための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書によって開示される画像処理装置は、画像処理エンジンと、サーバからジョブ提供サービスを受けるためのサービス状態が無効状態である状況において、前記サービス状態を有効状態に移行させるための有効化指示が取得される場合に、前記サービス状態を前記無効状態から前記有効状態に移行させる第1の状態移行部であって、前記無効状態は、前記サーバから、画像処理の実行指示であるジョブを受信不可能な状態であり、前記有効状態は、前記サーバから前記ジョブを受信可能な状態である、前記第1の状態移行部と、前記サービス状態が前記無効状態である状況において、前記有効化指示が取得される場合に、第1のイベント登録指示を前記サーバに送信する第1の登録指示送信部であって、前記第1のイベント登録指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントとして、前記サーバによるジョブ送信要求の受け付けを登録するための指示であり、前記ジョブ送信要求は、前記サーバを介してジョブを前記画像処理装置に送信するための要求である、前記第1の登録指示送信部と、前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記サーバから前記ジョブが受信される場合に、前記ジョブに従った画像処理を前記画像処理エンジンに実行させるエンジン制御部と、前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記サービス状態を前記無効状態に移行させるための無効化指示が取得される場合に、前記サービス状態を前記有効状態から前記無効状態に移行させる第2の状態移行部と、前記サービス状態が前記有効状態である状況において、前記無効化指示が取得される場合に、第1のイベント削除指示を前記サーバに送信する第1の削除指示送信部であって、前記第1のイベント削除指示は、前記画像処理装置に通知すべきイベントから、前記サーバによる前記ジョブ送信要求の受け付けを削除するための指示である、前記第1の削除指示送信部と、を備えてもよい。
【0006】
上記の構成によると、画像処理装置は、無効化指示が取得される場合に、第1のイベント削除指示をサーバに送信する。この結果、サーバは、ジョブ送信要求の受け付けに応じた処理を実行せずに済む。従って、サーバの処理負荷を軽減させることができる。
【0007】
上記の画像処理装置のためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、及び、画像処理装置によって実行される方法も新規で有用である。また、上記の画像処理装置とサーバとを備えるシステムも新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す。
登録処理のシーケンス図を示す。
第1実施例のシーケンス図を示す。
図3の続きのシーケンス図を示す。
第2実施例のシーケンス図を示す。
第3実施例のシーケンス図を示す。
第4実施例のシーケンス図を示す。
第5実施例のシーケンス図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施例)
(通信システムの構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と端末50と印刷仲介サーバ100とを備える。各デバイス10,50,100は、インターネット6に接続されており、インターネット6を介して相互に通信可能である。
【0010】
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えば、端末50の周辺装置)である。変形例では、プリンタ10は、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ10には、プリンタ10を識別するためのプリンタID「P1」が割り当てられている。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、印刷エンジン18と、制御部30と、を備える。各部12~30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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