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公開番号2024160797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076168
出願日2023-05-02
発明の名称印刷システム、及び印刷システムの制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20241108BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷システム経由で印刷データの印刷を行うケースにおいて、印刷装置に装着される消耗品が専用消耗品ではない場合に、当該印刷装置での印刷を制限しつつ、当該印刷装置を使用するユーザーに対して印刷が制限されている旨の情報を提供する。
【解決手段】印刷システムに登録済みの印刷装置の印刷要求を受け付けた場合に、印刷要求のあった印刷装置に装着される消耗品が第1消耗品、および、それ以外の第2消耗品のいずれであるかを示す情報を含む消耗品情報を取得する。消耗品情報が第1消耗品を示す印刷装置については、当該印刷装置からの要求に応じた印刷を許容し、消耗品情報が第2消耗品を示す印刷装置については、当該印刷装置での印刷を制限する。印刷が制限された場合に、第2消耗品が装着された印刷装置での印刷が制限されていることを示すメッセージが当該印刷装置で出力されるよう制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
特定の印刷契約に基づく印刷サービスを提供するための印刷システムであって、
前記印刷システムに登録済みの印刷装置の印刷要求を受け付けた場合に、前記印刷要求のあった前記印刷装置に装着される消耗品が前記印刷契約に準拠した第1消耗品、および、それ以外の第2消耗品のいずれであるかを示す情報を含む消耗品情報を取得する取得手段と、
前記消耗品情報が前記第1消耗品が装着されていることを示す印刷装置については、当該印刷装置からの要求に応じた前記印刷サービスで管理する印刷データの当該印刷装置での印刷を許容する制御を実行する第1制御手段と、
前記消耗品情報が前記第2消耗品が装着されていることを示す印刷装置については、前記印刷サービスで管理する印刷データの当該印刷装置での印刷を制限するための制御を実行する第2制御手段と、
前記第2制御手段により印刷が制限された場合に、前記第2消耗品が装着された前記印刷装置での印刷が制限されていることを示すメッセージが当該印刷装置で出力されるよう制御する第3制御手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記印刷システムに登録済みの印刷装置を管理する管理手段を更に有し、
前記管理手段は、前記印刷装置から受信した消耗品に関する情報に基づいて、前記印刷装置に装着される消耗品の前記消耗品情報を管理し、
前記取得手段は、前記印刷要求のあった前記印刷装置の前記消耗品情報を、前記管理手段から取得することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記印刷装置から受信した消耗品に関する情報に基づいて、当該印刷装置に装着される消耗品が前記第1消耗品、および、前記第2消耗品のいずれであるかを判定する判定手段を更に有し、
前記管理手段は、前記判定手段による判定結果を、前記消耗品情報に含めて管理することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記第1制御手段は、前記印刷要求のあった前記印刷装置での印刷を許容した後で、当該印刷装置からの印刷処理結果を受信した場合に、前記印刷処理結果を前記取得手段により取得した前記消耗品情報に関連付けて記録することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記印刷システムは、前記印刷システムに登録済みの印刷装置を更に含み、
前記印刷装置は、
前記第2消耗品の装着を検知した場合に、印刷が制限されることを表すメッセージを出力する出力手段
を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記第3制御手段は、前記メッセージが出力された後で、印刷の制限を許諾する旨の通知を前記印刷装置から受け付けた場合に、当該印刷装置で印刷する対象の印刷画像データが当該印刷装置から外部へ送信されるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項7】
前記第3制御手段は、前記印刷装置から送信された前記印刷画像データを表示して、前記第2消耗品が装着された前記印刷装置での印刷を許可するかの指示を受け付けることを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
【請求項8】
前記第2制御手段は、前記消耗品情報が前記第2消耗品が装着されていることを示す印刷装置であっても、当該印刷装置からの要求に応じた前記印刷データの種別が印刷可能な種別を表す場合には、当該印刷データの当該印刷装置での印刷を許容する制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項9】
前記管理手段で管理されている前記消耗品情報に基づいて、前記消耗品情報が前記第2消耗品が装着されていることを示す印刷装置に関する情報を通知するよう制御する第4制御手段
を更に有することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
【請求項10】
前記第4制御手段は、前記消耗品情報が前記第1消耗品が装着されていることを示す印刷装置に関する情報を、前記特定の印刷契約に附随するサービスを提供するシステムに通知し、前記消耗品情報が前記第2消耗品が装着されていることを示す印刷装置に関する情報については、前記附随するサービスを提供するシステムに通知しないよう制御することを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷システム、及び印刷システムの制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自宅で業務を行うリモートワークが急速に普及している。それに伴い、自宅のプリンタで印刷業務を行うケースも増加している。自宅で印刷業務を行う場合でも、会社が自宅のプリンタの使用状況を監視して、消耗品のコスト負担や、不足している消耗品の利用者への配送を行うようなサービスが提供されている。一方、自宅で使用するプリンタはプリンタメーカーとの契約に基づき、一般的に普及しているプリンタと同一の型のものが会社から支給されることが多い。そのため、プリンタの消耗品は量販店などで容易に入手可能である。一方で、契約外の消耗品や非純正品の消耗品が印刷業務で使用された場合、会社は正規の料金を負担しているにも関わらず、本来保証されているはずの印刷品質を獲得できない。また、非正規の消耗品が使用されたことによるプリンタの故障原因、残量の誤検知による重配送など、会社に不利益となる事象が発生する。特許文献1では、正規以外の消耗品が装着された場合に、プリンタの画面上に正規品と画像品質、性能が劣ることを表示し、ユーザーに通知する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-326731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、クラウド経由で印刷データの印刷を行うケースにおいては、印刷装置に装着されている消耗品が契約に基づく専用消耗品ではない場合に印刷制限を行ったとしても、印刷装置を使用するユーザーに対しては通知を行うことができない。
【0005】
本発明は、印刷システム経由で印刷データの印刷を行うケースにおいて、印刷装置に装着される消耗品が専用消耗品ではない場合に、当該印刷装置での印刷を制限しつつ、当該印刷装置を使用するユーザーに対して印刷が制限されている旨の情報を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の印刷システムは、特定の印刷契約に基づく印刷サービスを提供するための印刷システムであって、前記印刷システムに登録済みの印刷装置の印刷要求を受け付けた場合に、前記印刷要求のあった前記印刷装置に装着される消耗品が前記印刷契約に準拠した第1消耗品、および、それ以外の第2消耗品のいずれであるかを示す情報を含む消耗品情報を取得する取得手段と、前記消耗品情報が前記第1消耗品が装着されていることを示す印刷装置については、当該印刷装置からの要求に応じた前記印刷サービスで管理する印刷データの当該印刷装置での印刷を許容する制御を実行する第1制御手段と、前記消耗品情報が前記第2消耗品が装着されていることを示す印刷装置については、前記印刷サービスで管理する印刷データの当該印刷装置での印刷を制限するための制御を実行する第2制御手段と、前記第2制御手段により印刷が制限された場合に、前記第2消耗品が装着された前記印刷装置での印刷が制限されていることを示すメッセージが当該印刷装置で出力されるよう制御する第3制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷システム経由で印刷データの印刷を行うケースにおいて、印刷装置に装着される消耗品が専用消耗品ではない場合に、当該印刷装置での印刷を制限しつつ、当該印刷装置を使用するユーザーに対して印刷が制限されている旨の情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷システムの全体構成例を示す図である。
各装置のハードウェア構成例を示す図である。
各装置の機能構成例を示す図である。
印刷システムで実行される処理を示すシーケンス図である。
デバイス管理サービスで実行される処理を示すフロー図である。
印刷サービスで実行される処理を示すフロー図である。
デバイスで実行される処理を示すフロー図である。
実施形態2に係る表示画面の例を示す図である。
実施形態3に係る表示画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
[実施形態1]
<印刷システムの全体構成>
図1は、本実施形態に係る印刷システムの全体構成例を示す図である。本実施形態において、印刷システムは、図1において、印刷サービス104、デバイス管理サービス105、連携サービス106、クライアント端末103,109、及びデバイス102を含む。印刷サービス104、デバイス管理サービス105、連携サービス106、及びクライアント端末109は、インターネット100に接続されている。この印刷システムによれば、例えばクラウドが管理する印刷データを在宅環境に設置されるデバイスで印刷するための在宅プリントサービスが提供される。このようなサービスは、特定の印刷契約に基づき提供される。特定の印刷契約には、例えば印刷のサブスクリプション契約がある。デバイス102が当該印刷システムに登録されると、印刷サービス104で管理する画像データをクライアント端末103やデバイス102からの要求に応じてデバイス102で印刷することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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